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公開日:2024年02月18日
まるでガラス細工!
冷え込んだ早朝、畑や草むらなどに降りる霜。一面真っ白に見えるだけの霜ですが、実はマクロレンズでのぞいてみると、ガラス細工のように繊細な姿をしているのです。冬限定のお楽しみ、華やかな霜の世界をご紹介します。
大気が凍り付いたような、底冷えのする朝、私はわくわくしながら身支度を整えます。フリースのハイネックに厚手のシャツを重ね、その上からひざ下まである、防風仕様のベンチコートを。
指先の出る手袋をはめて防寒ブーツをはいたら、相棒のコンパクトカメラを手にいざ、外へ。
東の空はほの明るく、でも朝日が顔を出すまでは、まだたっぷり時間はありそうです。
白い息を吐きながら向かうのは、すぐ近くの空き地と畑。すでに一面、真っ白な霜が降りて、風景は青みがかっています。
ざっと見渡して、特に霜の濃く降りていそうなところを狙ってマクロモード(小さな被写体を大きく写せる)のカメラを向けると……。肉眼では捉えられない、ガラス細工のような華やかな世界が現れます。
霜が降りるためにはいくつかの条件があり、一つは夜間の気温が通常よりも低いこと。そして無風であること。
俳句の冬の季語「霜夜」はしんしんと冷える静かな夜を表すのですが、まさにそんな状況が必要なのです。
冬至を過ぎると少しずつ夜明けが早くなり、外に出てみるともう、ほとんどの霜が陽の光で溶けてしまっていることも。
私の住む和歌山は比較的温暖な地域なので、立春を過ぎた今は「溶けないうちに撮りに行かなくては~!」と、時間との戦いになっています。
春が近づくと、霜の風景にも彩りが生まれます。
霜を撮るために使っているのは、アウトドア用に特化したコンパクトカメラ「OLYMPUS Tough TG-6」。
顕微鏡モードが付いているため、レンズを間近まで霜に近づけてズームで拡大し、手軽にマクロ撮影ができます。
今はスマホにセットできるクリップ式のマクロレンズが100円ショップにも売られているので、それを使えばもっと簡単に霜の華やかな姿を撮ることができると思います。
霜の降りている朝の冷え込みはしんしんと体に染みわたり、レンズを向けてしゃがみ込んでいると、足先から感覚がなくなってきます。30分もすれば指先もほぼ麻痺してしまいます。
霜を撮り始めてから、今年(2024年)でもう4年目。それでも毎年新しい発見があり、自然というものの奥深さを感じます。
部屋に戻ってから飲む自家製のホットジンジャーを楽しみに、寒さが緩むまであとしばらくは、相棒のカメラを手にまだ見ぬ霜のかたちを求めてさまよう朝となりそうです。
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