義妹との笑顔あふれる同居生活

時の流れとともに変わる家族の形

公開日:2024.02.20

義母の同居、息子の独立、そして新たに義妹が越して来ました。私と同い年の義妹が同居するにはまだまだ早い気もしますが、年をとってからの生活環境の変化への順応が少しでも早い方が良いと言う夫の提案です。

時の流れとともに変わる家族の形
左から、義妹、義母、私。義妹が手作りしてくれた3人お揃いの服で

同居の決断

同居の決断

1人での生活は問題がなければ快適です。ただ病気やけがをした時には心細く、困ることも多々あります。

以前義妹は入浴中に貧血で倒れた時に頭からかなりの出血をして、近くに住む夫に連絡が入りました。幸い早朝で勤務前ということもあり、夫はすぐにバイクで駆け付け、事なきを得たのです。またある時は疲れ切って寝入った義妹と連絡がなかなか取れなくて、心配したこともありました。

年を重ねる毎に誰しも体力がなくなる中で、いろいろな問題が生じてきます。この先は余計な心配をせずに、皆で助け合いながら生活できる環境へ早めの方向転換です。

生活習慣のルール

生活習慣のルール

家に女性が3人。

現在、義妹も私と同様仕事をしているので、休日の時に夕食を作るというルールでスタートしました。幸いにも休みがあまりダブらないので、各自週に2回の夕食づくりを担当する感じです。

人の料理を食べると、作り手の味付けの工夫やこだわりがあり、いろいろと勉強になります。特に義妹はオリジナルの中華や洋風煮込み料理が得意、調味料のアレンジが上手なので、とても刺激になります。

「できる人ができるときに、できることをする」ということで、掃除も各自の判断でします。家の中は以前よりも綺麗になるし、各々の趣味は思い切り楽しめ、一石二鳥です。

家族の絆

家族の絆

子どもが独立をすると寂しい食卓になった時期もありましたが、高齢の家族が再度寄り添い、食卓を囲めば賑やかになります。家族だからこそうれしいことは倍に、悲しみは半減しますから、会話は大切にしたいものです。

いたずらをしては喜ぶ私の影響を受けたのか、最近義妹に仕返しをしっかりされることが多くなりました。一人暮らしの自由はなくなってしまったものの、家の中は絶えず笑いがあり、安心できる環境を得られました。

先日夫が体調を崩して、寝込んでいる時に布団越しに「アニキ、大丈夫? 心配だよ」ハグする義妹の姿が……。

家族の絆
幼稚園では夫の隣にいつも妹が一緒でした

幼稚園では年が違うにもかかわらず、常に兄のクラスで一緒にいたほど仲の良い二人の姿とオーバーラップしました。目に焼き付いた兄妹愛で胸がいっぱいになりました。

どんなときにも誰かの優しさに触れられる、そんな家族の絆を作っていこうと思います。

■もっと知りたい■

蒲池 香寿代

大分県生まれ。小学校の時に恩師の先生との日記を機に何かしら記録することが習慣になっていました。結婚後は家計簿日記と運動不足解消の体操が日課になっています。元気なうちに念願のキャンピングカーで日本全国を横断するのが夢です。

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