50代からの挑戦(37)

自分の強みは何?「SWOT分析」をやってみよう

公開日:2023.11.05

不動産屋ひとり社長、まつしたあやこです。私の記事を見つけていただいた方から、「同じく未経験で開業したけど集客に困っている」もしくは「これから開業しようと思うが集客はどうすればいいだろう?」というお問い合わせを、時々いただきます。

集客って難しい

業種は違えど、商売において何よりも重要で、そして何よりも難しい集客。

どうすれば安定して稼げるようになるのか? こうすればお客さんが来てくれて、必ず儲かるという方法があればどんなに楽でしょう!

自分で仕事をつくって売上を確保することは、たやすいことではありません。私も開業してからずっと集客に悩み、試行錯誤を繰り返しています。

集客って難しい
うまくいったり、いかなかったり

それでも経営なんてイロハのイも知らなかった私が、なんとか7年以上業界で生き残っているのは、自社の現状分析(会社=私なので自己分析?)をしっかりやっていることが助けになっているのかもしれません。

孫子の格言に「己を知らざれば戦ふ毎に必ず殆(あや)ふし」という言葉があるように、まずは自社(自分)をよく分析し、「自分は何で戦えるのか」を知ることが大切です。

経営に限らず、生きる上でも重要なポイントだと私は思います。

SWOT分析で見えてくるものは?

自社分析をするために、私が実際にやってみて役に立ったと思うのは「SWOT分析」です。

SWOT分析で見えてくるものは?

SWOT分析とは、自社の外部環境と内部環境をStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字を取ったもの。

その4つの要素を使い分析することで、事業の改善点や伸ばすべきポイント、将来的なリスクなどを見つけることができる分析手法です。

例えばうちの場合だと

  • Strength(強み)
    ~自社の長所や得意とするところ。内部環境のプラス要素~
    一人一人にじっくり寄り添う。柔軟な対応ができる。福祉の知識を併せ持つ不動産屋は希少。
     
  • Weakness(弱み)
    ~自社の短所や苦手とするところ。悪影響を及ぼすと考えられる内部環境のマイナス要素~
    大手企業と比べて資金力がない。知名度が低い。一人なのでたくさんの仕事はこなせない。
     
  • Opportunity(機会)
    社会や市場の変化などにより、自社にとってプラスに働く外部環境のプラス要素~
    高齢者の住宅問題や、生きづらさを抱える女性の問題は、政府も課題としている。
     
  • Threat(脅威)
    ~社会や市場の変化などにより、自社に悪影響を及ぼすと考えられる外部環境のマイナス要素~
    アプリやキャッシュレス決済導入など、大手企業のシステム体制にはかなわない。

と、こんなふうに掘り下げて考えていくと、おのずと自分に合った集客方法も見えてくると思います。自社分析は一度やればいいのではなく、現状に合わせて定期的に見直すことをおすすめします。

聞いたことない、なんか難しそう、そもそも商売やってないから関係ない、と思われるかもしれませんが、SWOT分析は経営戦略に限らず、人生のいろんな場面で活用できると思います。

一度、自分の強み弱みについて分析してみると、思わぬ発見があるかもしれません。

■もっと知りたい■

まつしたあやこ

まつしたあやこ不動産合同会社代表。53歳のときに契約社員の化粧品販売員から、まったくの未経験で不動産屋を開業。そして56歳で社会福祉士国家資格を目指して大学に編入と、50代からの挑戦ストーリー。「すべての女性をハッピーに」をモットーに、私なりに考え発信していきたいと思います!

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