着物でおでかけ

酷暑の着物生活、今までと同じでいいの?

公開日:2023.09.08

今年の暑さは半端なし! さすがに今夏の着物生活はお休みがちですが……。来年以降も酷暑は続きそうです。今年の経験を活かして、来年はさらなる着物生活にまい進するつもりです。というわけで、ちょっと早いですが、今夏の着物総決算です!

酷暑の着物生活、今までと同じでいいの?
今年の夏は炎暑!?

今までの常識が覆る?

今までの常識が覆る?
左:今年から仲間入りの「東レ セオα」 中央・右:去年までの盛夏の定番、麻の着物

夏の着物のお出かけに先駆けて暑さ対策を提案しましたが、今年(2023年)の夏はとんでない極暑で、提案しながら自分で??? な夏でした(はっきり言うと「甘かった!」です)。

浴衣を着ていて自宅で熱中症になりかけ、半日ほど寝込みました。気分の悪さとひどいめまいでした。

日舞のお稽古中にもひどい頭痛やめまいがおこりましたので、動きを止めてエアコンの風にあたりなんとか回復。

綿の着物を着るのが少々こわくなってしまったのです。そんな時、偶然作っておいた化繊の長襦袢が大当たり!?

麻の長襦袢ではお稽古の時、動きづらいので、東レのセオα(アルファ)という生地で長襦袢を新調していたのです。

これが意外に涼しい……。汗がこもらないのです。汗をかいても、すぐにさらっとして、しかも化繊なので洗濯機で洗えます。

来年は「セオα」一択になるかも?

来年は東レセオα一択になるかも?
今年は真夏の着物の選択肢に、木綿はなくなりました

今年の着物チョイスは、肌襦袢は木綿(→これしか持ってなかったので)。ステテコは「東レ さららビューティー」こちらも化繊ですが、さらっとした肌触りでもう手放せません。

長襦袢は「セオα」か「麻」、着物は「セオα」か「麻」。

木綿は汗をかくとじっとりとしますが、麻の場合はもう少しさらっとしている感じです。それでも大汗をかくとじっとりします。でもセオαはさらっとしています。

セオαが涼しい……というより、着ていて体が楽なのです。人それぞれに感じ方はいろいろだと思いますが、私の場合は、来年(2024年)はセオα一択になるかもしれない予感です。

ただし、難点はお高いのと、好みの柄に出会えないという点です(安い絹物より高いお値段、現段階では長襦袢と浴衣の需要なので、落ち着いた着物柄は少ないのです)。

ちなみに今年は浴衣を着てお出かけする機会が一度もなかったのですが、来年も今年のような猛夏なら、セオα浴衣も考えます(→あくまでも個人の感想ですが)。

補助アイテムは「氷」一択です!

補助アイテムは「氷」一択で…。
保冷剤をラップで包み、左右の脇下、帯板と着物の間に挟みます(絹地の帯が湿気ないように)

毎日、熱中症警戒アラームが届きます。時には危険アラームだったり、極めて危険アラームだったり……。こんな時はお出かけは必要最低限で済ませましたし、洋服が多かったです。

それでも着物でお出かけする時は、凍らせたペットボトルを手ぬぐいで巻いて持参。これが一番体を冷やせます。今は、コンビニエンスストアで凍らせたペットボトルを販売しているので、急場でもしのげます。

日舞のお稽古中にペットボトルを持つことは不可能なので、保冷剤を両脇へ挟んでいきますが、あくまでも予備にしています(2時間ぐらいしか持たないため)。

秋が来るのも遅いようなので、これからの着物生活、いろいろ工夫していかなくてはならないようです。

■もっと知りたい■

くわい

60歳になり、子育て・介護も終え、人生最後のステージへ。今まで想像できなかった60代!意外に楽しめる年代なんだと実感。今までやれなかったこと、いろいろと計画中。昔から考えいてた「60の手習い」は、ちょっとハードルが高い日舞を無謀と言われつつ選択。人生初は人生の終わりまでつきあっていけるでしょうか。

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