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- 絶対行きたい!行けない!? 隠れ家カフェのお話
2018年の秋に友人のブログの「グリル野菜」の写真が印象的で絶対行きたい! が5年後に叶ったおうちカフェです。1日1組限定、完全予約制でキャンセルは2日前までがお約束の『こころとからだにやさしい おうちかふぇ一久(いっきゅう)』へ。
札幌・こころとからだにやさしい おうちかふぇ一久
訪問当日、カーナビに住所をセットして、向かうと本当に住宅街……。
玄関フードの看板を見落とし、通り過ぎて電話を入れる始末(涙)です。外観は普通の家ですが、玄関で靴を脱いでリビングに入ると、吹き抜けの天井に2つの天窓。リビングの大きなテーブルが私たちを迎えてくれました。
まずは、手を洗って着席すると、店主玉井さんが一人ひとりにお料理をセッティングして、本日のメニューの説明をして下さいました。
3月に仕込む手作り味噌~手づくり味噌は毎年ワークショップ開催!
まずはお味噌汁を一口頂くと、味噌の甘さに驚き!
そして、もっちりとした甘い玄米ごはん(玄米をゆっくり2日間浸水させるこだわりぶり)をしっかり噛みしめ、トマト豆腐、行者ニンニク入りの玉子焼きなど一つ一つの素材の味が活かされた季節のお料理に箸を進めます。
熱々グラタンは「材料は長芋とハンペンとチーズだけ。味付け不要よ!」と調理法も教えて頂きました。締めは、有機栽培の珈琲とザクロゼリー。あっという間の2時間、友人3人と至福の時を過ごしました。
こころとからだにやさしいカフェ開店のきっかけは…
16年前ご主人亡き後、冬の除雪が過酷で自宅の売却を考えたそうです。お住まいの地区は札幌の中でも豪雪地帯、雪が多い年は1階が埋まってしまうことがある程。でも、ご自身の大好きをいっぱい詰め込んで建てた家なので、『好きなことをやってから売ろう!』と方向転換。
ご自身は、手術を15回も経験され、食の大切さを切実に感じた経験からカフェの開店につながったそうです。
築35年のお家には、長年愛用された茶箪笥に骨董の食器、出窓には緑が目にやさしい観葉植物、お庭のお花を生けた小さな花器、海外旅行の思い出の可愛い物がさりげなく飾られ、いろいろ見どころ満点です。
「こころとからだにやさしい おうちかふぇ一久」をぜひ検索してみて下さい。訪問された方々の写真やコメントに絶対行きたい! 間違いなしです。
絶対行けない?? カフェ こちらも『からだにやさしい料理』がポイントです!
古内一絵さんの小説本に登場するカフェ、『マカン・マラン』。
主人公シャールさんが、自身とお針子さんの体を考えたマクロビオティックを基本とした『まかないカフェ』です。時々予期せぬお客さんがたどり着き、カフェの常連になります。この本との出会いも、2018年でした。
シャールさんは病気がきっかけで、海外勤務のエリート証券マンという姿を捨て、本当の自分を取り戻すべくドラァグクイーンとなり「ダンスファッション専門店」を開店。本当の名前は「御厨清澄(みくりやきよずみ)」。
詳しいお話は4巻の第2章「幻惑のキャロットケーキ」で自身が語ります。全4巻を買い揃え、マカン・マランへ行きたくなると手に取り、カフェのお夜食を想像しながら優しい気持ちになる読書を楽しみます。
ワクワクのこだわりのカフェ探し!
食材の宝庫北海道のカフェは、こだわりの名物メニューがいっぱいあります!
また、こだわりカフェが登場する本もいっぱいあります!
「絶対行きたい」「行くことができない」カフェのお話を、いつかまたできたらと思います。そして、私は本のカフェメニューを、想像力フル稼働して、再現をがんばります!
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