もはや他人事ではない!介護破産を予防する3つの心得
2024.10.012023年07月30日
こころが騒いだときこそがチャンス(28)
【母の介護認定】餅は餅屋
母が介護保険認定を申請しました! いよいよ、自分のことが優先順位のトップではなくなるときが近づいてきました。姉弟で協力体制を作っていきます。
餅は餅屋、プロに頼むべし!
介護保険はまだ必要ない、一人でなんでもできると言っていた88歳の母。
山形へ移住後、3か月ぶりに母を訪ねると、以前より少しやせていました。猛暑の影響か、食欲がないようです。母の大好物のうなぎ弁当をお昼に買ってくると、いつものようにごはん粒一つも残さずきれいに食べてくれました。
現在、母は弟と同居しています。弟が在宅で仕事をしている理解が乏しく、しょっちゅう衝突が起こっているようです。
弟いわく、耳が遠くなっていることと、物忘れが多く、認知症なのではと心配しています。姉としては、ついに介護保険申請を母に説得する段階になったと意気込んで帰ってきたわけです。
母が、わたしたち身内の話を、素直に聞いて申請できるとは思えず……。知り合いの在宅介護事業所のケアマネージャーさんに、介護保険制度の説明を母にしてもらう手はずを事前にとっていました。
弟も介護のことは、ほとんどわからないので、一緒に説明を聞いてもらいました。ケアマネジャーさんは、母の話を聞きつつも、自分で申請しないと利用できないことを順序立てて説明してくれて助かりました。
餅は餅屋です、何事もその道の人に説明してもらうのが一番ですね。
母の介護保険認定申請
母が介護保険認定申請にその気になっているこのチャンスを、逃がす手はありません。
主治医意見書を書いてくださる医師を探そうとしたところ、タイミングよく、区から長寿健診の書類が母に届いたんです。
医者嫌いの母を、介護保険認定申請と、健康診断のためにも受診しなければならないと説得すると、すんなりと快諾してくれました。
私は、すぐに最寄りのクリニックに予約を入れると、一度は断られましたが、こちらの切羽詰まった感じが伝わったのか、なんと電話したその日の午後に予約が急きょ取れました。
先生の丁寧な問診に、うれしそうに答えている母を見て、弟も私も安堵しました。
自分のことが優先順位のトップではなくなるとき
母の介護保険認定申請は、無事に地域包括支援センターで受理されました。
わたしたち姉弟にも、それぞれ人生があります、生活があります。
母は、移り住んだ街をとても気に入っています。わたしたちは、母が今の健康を保ち、このまま自宅での生活が続けられるようにサービス利用認定が下りたら、早速動こうと話しています。
介護保険のサービス利用で、同居する弟の介護負担が軽減できればうれしいです。
実家を処分して、新しい生活へと環境が変化した母は、少しずつ、しかし確実に、気力体力とも衰えてきていることをわたしたちは実感しました。
わたしは、弟に自分のことが優先順位のトップでなくなるときが来ることもあり得ると伝えました。
介護は、家族一人に負担がかかるのは、とてもつらいことです。姉弟いて良かったと、つくづく思います。介護保険認定が下りる頃を見計らって、東京へのフライトを早速予約しました。
■もっと知りたい■