人生相談:介護中の母と温泉旅行がしたいけど心配…
2023.12.152023年12月12日
温泉のプロ・石井宏子さんに学ぶ!
美肌力で選ぶおすすめ温泉と泉質!効果アップのコツも
寒い冬、温泉であったまりたいとお出かけを計画される方も多いのでは? 温泉選びの基準として、今注目されているのが美容の働き。温泉ビューティ研究家の石井宏子さんが、美肌作用のある泉質を4グループに分類し、選び方や入り方をレクチャーしてくれます。
教えてくれた人
石井宏子(いしい・ひろこ)
化粧品会社に勤めていた経験から、温泉の美容力に着目。日本でただ一人の温泉ビューティ研究家として、心も体もきれいになる温泉旅を提唱。雑誌連載やテレビ出演、講演などで幅広く活躍。著書に『全国ごほうびひとり旅温泉手帖 いい湯、いい宿、旅ごはん!』(世界文化社刊)『感動の温泉宿100 』(文春新書)他多数。
美肌の鍵は、自分にあった泉質選び
「温泉は基本的に美容にいいのですが、その温泉の特徴を知って入ると、美肌力は格段にアップしますよ」と話すのは、1年で200日以上、全国の温泉を巡る、温泉ビューティ研究家の石井宏子さん。
「温泉は、地球から生まれた、微生物や有機物も含む“生きた水”。一つとして同じ温泉はなく、美肌作用についても、肌の角質を落としてくれるタイプや、肌がしっとりするタイプなど、泉質によってかなり異なります。
美肌になるためには、特に温泉の力をより得やすい源泉かけ流しの温泉(一般に、源泉の湯を循環させずに使い終わった湯をそのまま流している温泉のこと)を選び、自分に合う泉質を知ることが大切です」
そこで注目したいのが、法律で義務づけられている温泉分析表の泉質名。温泉はお湯に含まれる成分によって分類された8種類の泉質と、成分量は少ないけれどマイルドに働く単純温泉に分かれます。
泉質名は問い合わせれば教えてくれるので、まずは温泉を泉質による美肌力で選ぶ。それが、温泉できれいになるための第一歩です。
美肌力で選ぶ温泉4グループ
今回は石井さんおすすめの美肌作用のある泉質を4グループに分類しました。
一つの温泉郷の中でも、使用している源泉によって宿ごとに泉質が異なる場合もあるので、湯めぐりの際は、お肌しっとり温泉を最後にするなど、各温泉の泉質をチェックして工夫しましょう。...