マカオで現地ガイドおすすめのマカオ料理を食べ尽くす
2020.12.112020年12月11日
世界遺産や美しい街並みなど見どころいっぱい!(1)
大人のマカオ、コロナ終息後に訪れたいイチオシ旅先
マカオの魅力、それは中世と現代が入り混じる美しい街並み、東西文化が融合したおいしい食事、そして豪華ホテルにリーズナブルに滞在できるなど実にバラエティー豊か。コロナ禍が終息したら絶対行きたくなるマカオの魅力をご紹介します。
面積は東京都の山手線内半分とほぼ同じ。気軽にタクシーで観光できる
マカオへの直行便は3都市から運行し、成田空港からは往路が約5時間、復路は約4時間30分。大阪・関西国際空港、福岡空港からは約4時間でアクセスできます。
マカオの面積は約33平方キロメートル。東京都山手線内半分とほぼ同じ大きさです。大きく4つの地区に分かれ、世界遺産が集まる「マカオ半島」、空港がある「タイパ」、大型統合型リゾート(IR)が立ち並ぶ「コタイ」、自然が残る「コロアン」と、それぞれに異なる表情を見せるのが特徴。
マカオ半島からコロアン地区までタクシーに乗ったとしてもMOP150(日本円で約2100円)ほどなので、気軽にタクシーを使った観光が楽しめます。
大航海時代を肌で感じる「マカオ歴史市街地区」でのんびり散策を
2005年、22の歴史的建造物と8つの広場を含むマカオ歴史市街地区がユネスコ世界文化遺産に登録されました。マカオ歴史市街地区は、マカオ半島の中央部から南南西にかけて広がり、徒歩で巡ることができる範囲に見どころが凝縮されているため、半日から1日程度で、全ての世界遺産を踏破することができます。
マカオの歴史をさかのぼると、ときは大航海時代。喜望峰を経てインド航路を開拓したポルトガルが16世紀半ばにマカオを東アジアにおけるハブとして以降、ヨーロッパや中国、日本との中継貿易港、キリスト教の布教活動の拠点として発展しました。
鉄砲、羅針盤、活版印刷機など、当時の最新技術の数々がマカオ経由で日本に渡るとともに、かるた、カステラ、ボタンといったポルトガル語起源の言葉も多く日本に伝わりました。
聖ポール天主堂跡にある納骨堂の碑には、マカオで殉教した日本人キリスト教徒の名前が記されており、マカオと日本の縁の深さを感じずにはいられません。
ポルトガル伝統の建築や石畳、タイル装飾に注目!
かつてポルトガル統治下にあったマカオ。その街並みは、ペパーミントグリーンやクリーム色などのパステルカラーの建物が並び、ポルトガル様式の風情ある景観が楽しめます。
ぜひ注目して欲しいのが足元にある石畳。「カルサーダス」と呼ばれるポルトガル伝統の石畳で、歴史市街地区で多く見ることができます。流線型の模様が描かれているところの他、太陽や海の生き物などの文様を描いたカルサーダスもあります。
もう一つ、「アズレージョ」というポルトガルの伝統タイル装飾がいたるところで見られるのも特徴です。壁や床にあしらわれていたり、絵画として壁に埋め込まれていたり。
観光スポットだけでなく、街のいたるところにあるので、「カルサーダス」と「アズレージョ」を探しながら散策すれば、街歩きの楽しさも一層盛り上がります。
マカオの最南端にあるコロアン島は、豊かな自然が残る癒やしの地
コロアン地区は開発の手がほとんど入っておらず、時間の流れが止まったまま。豊かな自然が残り、マカオに暮らす人たちにとって大切な癒やしの場となっています。
島の入り口にあたる場所は、コロアンヴィレッジと呼ばれ、漁村の風情が漂っています。
すっかりマカオ名物として定着したエッグタルトの元祖として有名な「ロード・ストウズ・ベーカリー」もここで生まれ、創業当時のままの本店とカフェ形式の支店があり、今も地元民や観光客に親しまれています。
まるで未来都市!泊まるなら統合型リゾートホテルで
近年、日本でも話題になっている統合型リゾート「IR」とは、ホテル、ショッピングモール、レストラン、スパ、コンベンション、エンターテインメントといった、あらゆる要素を一つ屋根の下に集めた大型複合施設のこと。
マカオは、アジア随一のIR集積地であり、「コタイ地区」ではその一つ一つが個性的な外観を競い合っています。
足を一歩踏み入れると、映画のセットに迷い込んだかと見まごうほどゴージャス。圧倒されるとともに、わくわくせずにはいられません。
非日常を味わえる豪華な客室、世界各地から集結したスターシェフによる美食の数々……。これらを手の届く価格で楽しめるのが、マカオIRの特徴です。
マカオのIRはすべてスマートカジュアル(平服)で利用できるので堅苦しくなく、リラックスできるのもいいところ。退屈とは無縁の、刺激にあふれたホテルステイを楽しめます。
世界に類を見ないほど多面的な表情を持ち、進化し続けるマカオ。旅慣れた大人の女性をも飽きさせない奥深いマカオの魅力にぜひ触れてみてください。
取材・文=大門恵子(ハルメク編集部) 撮影=奥田正治
取材協力=マカオ政府観光局
※文中の価格は取材当時(2019年9月)のものです。
次回はマカオの美食をご紹介します。
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