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更新日:2021年07月06日 公開日:2020年04月29日
横山タカ子さんの簡単!発酵レシピ・1
整腸作用、美肌効果、免疫力アップ……さまざまな健康効果で注目を集める「発酵食」。この特集では、発酵食文化が根付く信州で郷土食を研究する、料理研究家・横山タカ子さんおすすめの簡単「発酵レシピ」を紹介します。今回は人気の酢の物レシピです。
横山タカ子さんが暮らす長野県は、長寿県として知られています。厚生労働省の都道府県別の平均寿命の調査(2017年度)でも、長野県は女性がトップ(87.67歳)、男性は第2位(81.75歳)に輝きました。
この“長寿県”の背景には、食文化が大きく影響しているといわれています。中でも、注目されているのが、信州の郷土食によく取り入れられている「発酵食」です。作物の採れない寒い期間が長い長野県では、発酵食を使った保存食作りが、家庭で広く行われてきたそうです。
「発酵食と聞くと、ヨーグルトや納豆などを思い浮かべる人も多いかも知れませんが、普段から使っているみそやしょうゆ、酢などの調味料も、大豆などの原材料を発酵させて作った立派な発酵食です」と横山さん。
横山さんの発酵レシピも、しょうゆ、みりんなど基本の調味料を使うからこそ、よけいな添加物が入っていない“本物”を選びます。
「米酢は材料が米だけ、みりんは“みりん風調味料”ではなく“本醸造”のものを使うのがおすすめ。いい材料を使い、きちんと熟成させてあることがポイントです。料理の出来具合も、作った後の発酵の仕方も変わってきます」
料理に使う調味料選び同様、食べ方についても横山さん流のこだわりが。汁物とご飯(できれば玄米)に酢の物、煮物か炒め煮、主菜に漬物をプラスしたこの「一汁四菜」の献立を一日一食でも取り入れることが、バランスよい食生活のために大事だといいます。
さらに、最初の一巡は決まった順番で箸をつけていくのがポイント。まず酢の物を食べて血糖値を緩やかに上げ、野菜たっぷりの温かな汁物で胃を温めます。続いて玄米をよくかんで食べると、満腹中枢が満たされるため、食べ過ぎ防止になります。
1番目:酢の物
酢は中性脂肪を減らし、血圧・血糖値を下げる効果あり。
2番目:みそ汁
野菜や海藻など具だくさんで食物繊維を摂取。
3番目:玄米
胚芽を残した五分づき米がミネラルたっぷりで◎。
4番目:煮物・炒め煮
肉や魚、油揚げなどだしの出る材料を加えるのがコツ。
5番目:主菜
肉・魚は1食60gが目安。蒸し物がヘルシー。
6番目:漬物
野菜が多く取れて常備しておくと便利。
発酵食の健康効果について理解を深めたところで、いよいよ横山さんの発酵レシピをご紹介します!
まずご紹介する「酢の物」は、消化を促して血糖値を抑える健康効果抜群の食材です。酢は野菜や海藻と相性がよいのが特徴。副菜にすれば、さっぱりたくさん食べられます。
材料(2人分)
白菜 …… 3枚
リンゴ …… 1/4個
なたね油 …… 大さじ1
酢 …… 大さじ2
塩 …… 小さじ1
黒コショウ …… 少々
作り方・レシピ
1.白菜は3cm角で四角く切り、リンゴは3mm程度のいちょう切りにする。
2.白菜とリンゴの上になたね油をかけ、酢、塩、黒コショウを混ぜて出来上がり。時間を
置かずにすぐ食べられる。日持ちは冷蔵で3~4日。
材料(2人分)
ニンジン …… 1本
塩 …… ニンジンに対して2%
ハチミツ …… 小さじ1
酢 …… 大さじ2
作り方・レシピ
1.千切りしたニンジンに塩をふり、しばらく置いておき、水気を絞る。
2.ハチミツと酢を入れて混ぜ、完成。日持ちは冷蔵で約1週間。
材料(2人分)
大豆 …… 200g
熱湯 …… 600ml
酢 …… 大さじ1
しょうゆ …… 大さじ1
みりん …… 大さじ1
昆布 …… 5×10cm
ニボシ(食べるニボシ) …… 15g
作り方・レシピ
1.大豆を洗って水を切り、炊飯器に入れ、熱湯を注ぐ。「保温」ボタンを押して6~7時間置く(「炊飯」ボタンを押さないよう、注意)。
2.炊飯器から鍋に大豆を水ごとあけて沸騰させれば、ゆで大豆が完成。
3.完成したゆで大豆から200g分を測って取り分け、酢、しょうゆ、みりんをかけ回す。
※残ったゆで大豆は冷凍し、約1週間保存可能。煮物などに活用できます。
4.昆布を大豆と同じくらいの大きさに切って3に加え、ニボシも入れる。
5.4をガラスかホウロウの保存容器に入れ、時々かき混ぜて味をなじませる。すぐ食べられるが、一晩置くとより味がなじむ。日持ちは冷蔵で約1週間。
以上、簡単・人気の酢の物レシピでした。次回は「漬物」レシピを紹介します。
■教えてくれた人
横山タカ子さん
よこやま・たかこ 料理研究家。1948(昭和23)年、長野県大町市生まれ。長野市在住。信州の郷土食を研究し、身近な素材で簡単に作れる発酵レシピが人気。自宅には「数日停電が続いても生き抜ける」というほど漬物をはじめとした保存食のストックがある。主な著書に『作って楽しむ 信州の保存食』(信濃毎日新聞社刊)、『健康おかず 作りおき』(主婦と生活社刊)など。
取材・文=野田有香、小林美香(ともにハルメク編集部) 撮影=小林キユウ
※この記事は2019年4月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。
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