簡単クリスマスレシピ

2022年12月24日

おもてなしは、もう大変じゃない!

『料理が苦痛だ』著者が提案!簡単クリスマスレシピ

鎌倉で料理教室を主宰し、2018年に著書『料理が苦痛だ』で多くの主婦を「苦痛から解放して」話題をさらった本多理恵子さん。近著『おもてなしが疲れる』から「無理しない、楽しい、おいしい、褒められる」5つのクリスマスメニューを教わります!

おつまみに最適「サルサソースのディップ」

トマトの赤とピーマンの緑が華やか。パンに添えて

市販のチップスと一緒に出せば見栄えもよく、食前でも食後でもお酒を飲みながら軽くつまむにはおススメの一品です。前日から作って冷蔵庫に入れておけば、次の日には味がなじんで、いっそうおいしくなります。

余ったら鶏肉や豚肉を焼いたときのソースとして使えます。

材料
・玉ネギ…1/2個
・トマト…1個
・ピーマン…1個
・ケチャップ…大さじ1
・レモン汁…大さじ1
・塩・コショウ… 適量
・タバスコ…お好みで

作り方
みじん切りにした野菜と、調味料を混ぜ合わせるだけ。

粒マスタードが効いた「大人のポテサラ」

家にあるもので、すぐにでも出来ちゃう。それでいて「手を掛けた感」もある
家にあるもので、すぐにでも出来ちゃう。それでいて「手を掛けた感」もある

シンプルですが、味付けの粒マスタードが味を引き締め、程よい酸味が食欲をそそるさっぱりした一品です。

具材に大根やカブの葉っぱを塩もみして入れたり、変わったところでは漬物を刻んで入れると和風の味も楽しめます。余ったらサンドイッチの具にして消費しましょう。

材料
・じゃがいも…2個
・キュウリ…1/2本
・マヨネーズ…大さじ2
・粒マスタード…大さじ2
・塩・コショウ…適量
 
作り方
じゃがいもをゆでてつぶし、熱いうちに調味料で和え、キュウリの塩もみを混ぜる。

さっぱり食べられる前菜「サーモンの南蛮漬け」

サーモンの南蛮漬け
野菜で赤や緑を意識して、クリスマスの雰囲気を出しています

南蛮漬けは、野菜もたっぷり取れます。刺身用の魚を使えば、お好みで半生に仕上げてもいいのです。

また、サーモン以外にマグロのサクやエビ、肉なら鶏肉との相性がよいようです。
一般的にはアジの南蛮漬けをよく見掛けますが、小アジが食べづらかったり手に入らなかったら、シシャモで代用することもできます。

材料
・刺身用サーモン…1サク(塩・コショウ適量で下味をつける)
・片栗粉…大さじ2
・ニンジン…1本(細切り)
・玉ネギ…1/2個(細切り)
・ピーマン…1個(細切り)
・かいわれ…適量
<甘酢タレ>
・ポン酢醤油…100cc
・酢…20cc
・砂糖…大さじ1
お好みで一味唐辛子や鷹の爪を入れてピリ辛にしてもよい

作り方 
1.フライパンに油少々を入れて野菜(ニンジン・玉ネギ・ピーマン)を炒め、タレに漬ける。
2.ビニール袋の中に片栗粉を入れて一口大に切ったサーモンにまぶす。野菜を取り出したフライパンに3mm程度の高さの油を加え、サーモンを揚げ焼きし、タレに一緒に漬けこむ。

ソースをかけて豪華に「りんごのローストポーク」

りんごのローストポーク
ビールやワイン、どんなお酒にも合うメニューです

リンゴの品種はお好みですが「皮が赤い品種」を選ぶと仕上がりが鮮やかになります。酸味でさっぱりと食べられるのはもちろん、豚肉がやわらかく仕上がり、一石二鳥です。

ソースは生クリームベースですが、ブラックペッパーを効かせて大人の味にしています。塩分控えめでありながら肉に合い、パンと一緒に食べるのもおすすめです。

ローストポークが余ったら、市販のデミグラスソースやカレー粉を入れれば、翌日以降の家ごはんに展開できるので、忙しい年末に助かりますよ。

材料
・豚肩ロースまたはヒレ塊…500g(塩・コショウ適量で下味をつける)
・リンゴ(紅玉かジョナゴールド)…1個
・玉ネギ…1個
・じゃがいも…1個
・バター…大さじ2
・白ワイン…80cc
・ニンニク…1かけ
・生クリーム…80cc
・ブラックペッパー…適量
 
作り方
1.フライパンで、豚肉の表面に焦げ目が付くくらい焼いて、いったん取り出す。
2.リンゴ、玉ネギ、じゃがいもをそれぞれ1cm厚に切り、焼き色が付いた豚肉と一緒にフライパンに入れ、バターと白ワイン、ニンニクスライスを乗せ、ふたをして加熱。蒸気が出たら弱火20分。 
3.ソースは、材料を取り出した後の煮汁に生クリームを加えて煮詰め、ブラックペッパーを振る。

パスタにかけるだけ「簡単ジェノベーゼ」

簡単ジェノベーゼ

ジェノベーゼは、ゆでたパスタにソースを上からかけてそのままにテーブルに出せる手軽さがいい一品。さらに、お肉にも合うので、ローストビーフやフライドチキンにかけて味の変化を楽しんでもいいでしょう。

家でジェノバソース作を作るのはハードルが高く感じますが、意外に簡単です。バジルが手に入らなければ大葉で代用しましょう。

また、一般的なレシピでは「松の実」を使いますが、これも手に入らなければ「柿ピー」のピーナッツを拾い集めればOK(笑)。

ミキサーで材料を一緒に混ぜて瓶に入れて保存。材料さえあれば、わずか10秒もあれば出来上がりです。

材料
・バジル…両手にふんわりを2杯(なければ大葉でもOK)
・塩…小さじ2
・ナッツ…大さじ2(ピーナッツやアーモンドなど何でもOK)
・ニンニク…2かけ
・オリーブオイル…120cc

作り方
全部をミキサーにかけてソー スを作り、ゆでたパスタに絡めて出来上がりです。

以上、「無理しない、楽しい、おいしい、褒められる」5つのクリスマスメニューでした。おもてなし料理をもっと知りたい人は、簡単お正月レシピもチェックしてみてくださいね!

レシピ・料理=本多理恵子 撮影=野川かさね

教えてくれた人は…本多理恵子さん

本多理恵子(ほんだ・りえこ)さん

ほんだ・りえこ 鎌倉のカフェ「Café Rietta」オーナー。資格・経験ゼロ、しかも「実は料理が嫌い」でありながら自宅カフェを開業、並行して、見てるだけ、手ぶらで参加できる料理教室「お気軽料理サロン」を主催し、現在まで参加者12000人を超える大人気サロンとなる。2018年に発表した『料理が苦痛だ』が大きな反響を呼び、第6回料理レシピ本大賞in Japan料理部門でエッセイ賞を受賞。


おもてなし料理をもっと知りたい人はこちらもチェック!

おもてなしが疲れる

本多理恵子さんの著書『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』は、「なぜか疲れる」おもてなしの料理のコツとマインドを紹介する痛快エッセイ。失敗知らずの63品レシピ掲載。手土産や持ち寄りパーティの極意も必読です!

■もっと読みたい

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HALMEK up編集部
HALMEK up編集部

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