50代の心を整える“書く瞑想”という新習慣
1日10分で人生が変わると話題!書く瞑想「ジャーナリング」とは?
1日10分で人生が変わると話題!書く瞑想「ジャーナリング」とは?
公開日:2025年12月21日
教えてくれたのは、本橋へいすけさん
Mindset Coaching Academyを経てプロコーチとなる。 コーチングとウェルビーイングを融合したガイド付きジャーナリング手帳『pure life diary』を考案し、feppiness株式会社を設立。 現在はプロダクト開発や対人支援、コミュニティ運営を行う。ペンシルベニア大学のポジティブ心理学プログラムを受講、桜美林大学大学院ポジティブ心理学の修士課程に在学中。著書『理想(仮)』『人生の純度が上がる手帳術』など。趣味はフリーダイビング。
50代女性におすすめのジャーナリング習慣
子育てが一段落して自分の時間ができたけれど、何をしたらいいかわからない。更年期や体調の変化で気持ちが揺らぐ。親の介護や仕事での立場の変化に戸惑う。50代は人生の大きな転換期。
そんな変化の中で感じる不安やモヤモヤは、決してあなただけのものではありません。今、50代女性の心を整える方法として「ジャーナリング」という習慣が注目されています。
ジャーナリングは“日記”とは違うの?
ジャーナリングとは、自分の気持ちや出来事を、手帳やノートに自由に書き出す習慣のこと。
日記は「何があったか」という出来事の記録が中心。一方、ジャーナリングは「自分がどう感じたか」「本当はどうしたいのか」といった、内面にフォーカスします。
例えば、友人との会話でモヤモヤしたとき。日記なら「◯◯さんとランチした」で終わりますが、ジャーナリングでは「何にモヤモヤしたんだろう?」「本当はどう伝えたかった?」と自分の気持ちを探っていくのです。
科学が証明!ジャーナリングの効果
「書くだけで効果があるの?」と思われるかもしれません。でも実は、ジャーナリングには科学的根拠があります。
ポジティブ心理学の権威であるマーティン・セリグマン博士らの研究では、「3つの良いことを書く」習慣が幸福感を高め、抑うつ症状を軽減することが証明されました。他にも、ストレス軽減、不安の緩和、自己肯定感の向上など、さまざまな効果が報告されています。
興味深いのは、「感情はコントロールできない」と思っている人でさえ、ジャーナリングをすると幸福度が上がるという研究結果。つまり、半信半疑でも効果が期待できるのです。
なぜ今、ジャーナリングが注目されているのか?

ジャーナリングの起源は古く、2世紀のローマ皇帝マルクス・アウレリウスが書いた『自省録』にまで遡るといわれています。彼は日常を深く内省し、自己を律することの大切さを記録していました。
では、なぜ今また注目されているのでしょうか?
コロナ禍で自宅時間が増え、自分と向き合う機会が生まれた一方、先行きの不安も高まりました。そんな中、家でできる心のケアとしてジャーナリングが再評価されたのです。
また、50代は人生の転換期。子育てが一段落したり、仕事でのポジションが変わったり。自分の時間ができる一方で、「これからどう生きよう」という問いと向き合う時期でもあります。そんな岐路に立つとき、ジャーナリングは自分の本当の気持ちに気付かせてくれる方法になります。
人生の後半戦を豊かにするために
現代はAIの普及や情報にあふれて変化が早く、正解がない時代と言われています。
私たちは日々、さまざまなストレスと向き合っています。特に50代は、家族のこと、仕事のこと、自分の健康のこと、親のこと..….考えることが山積みですよね。
「もっと自分の時間を大切にしたい」「でも何をしたらいいかわからない」「このモヤモヤをどうにかしたい」そんな思いを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ジャーナリングは、そうした思いを整理し、自分が本当に望んでいることに気付かせてくれます。しかもお金もかからず、自分一人でできる。必要なのは紙とペンだけ。忙しい毎日の中でも、10分あればできるのです。
まずは気軽に始めてみよう
ジャーナリングに特別なルールはありません。完璧を目指す必要もないんです。家にあるノートでも、100円のノートから始めてもOK。大切なのは「自分の気持ちを書き出すこと」です。たったそれだけで、心が整い、自分らしく生きるヒントが見えてきます。
朝と夜10分でできる簡単な方法から、続けるコツまで、今日から始められる方法をお伝えします。
\あわせてチェック!/
pure life diary「ジャーナリングを解説!」動画




