HALMEK up アンバサダー紹介♯1
ダイエットエキスパート和田清香の「大人ダイエット」論
ダイエットエキスパート和田清香の「大人ダイエット」論
公開日:2025年11月21日
がんばれない50代に!「大人ダイエット成功の秘訣」

健康美ボディ作りの情報発信に定評があるウェルネスダイエットエキスパート・和田清香さん。実は、若い頃から「食べるのが大好き」で、ダイエットとリバウンドを繰り返してきた過去があります。
30歳手前で15kgの減量に成功してからは、350種類以上のダイエット法を自分の体で試し、“本当に効くダイエット方法”の情報発信にいそしんできました。
ニューヨークで学んだボディケア、栄養学の資格、そしてパートナーとの死別という大きな喪失体験を経て見えたものとは?
「がんばれない自分」を責めてしまいがちな50代にこそ届けたい、和田清香さんの生き方と「大人ダイエット成功の秘訣」を紹介します!
リバウンドを繰り返す「ダイエット迷子」だった…
今でこそ「ダイエットの専門家」として日々さまざまなメディアに登場する和田清香さんですが、スタート地点は一般女性と同じ「ダイエット迷子」でした。
子どもの頃はクラシックバレエに打ち込む一方で、「周りの細い子たちと並ぶと、自分だけがぽっちゃりしている……」と、レオタード姿になるのがコンプレックスだったと言います。
大人になってからも、流行のダイエットを見つけては挑戦し、三日坊主で終わる日々。
「がんばっている間は痩せるけれど、我慢の反動でドカ食いしてしまって。痩せては太るリバウンドで、また落ち込んで……その繰り返しでした」
「嫌いなこと」を全部やめたら、10kg以上痩せた!
転機は、30歳を目前にした頃。
「ある時ふっと、“嫌いなダイエットを続けるのは、もうコリゴリ”と思ったんです。その代わり、“一生続けられること”だけやってみようって」
そうして始めたのは、驚くほど普通のことばかりでした。
- シャワーで済ませず、お風呂にきちんと浸かる
- 食べる順番を、「野菜→たんぱく質→炭水化物」に意識して整える
- 子どもの頃に好きだった「踊ること」を思い出し、家で一曲分だけ体を動かす
- 甘いお菓子をやめるのではなく、甘酒など「置き換えできる甘さ」を試してみる
どれも「これくらいなら、続けてもいいかも」と思える、小さな工夫ばかり。
「“徹底的にがんばる”をやめて、“ほどほどだけど続けられる”を選ぶようにしたら、いつのまにか1年で10kg以上、最終的には15kg落ちていました」
この成功体験が、のちの和田さんのダイエット観を決定づけます。
「どんなに『3日でマイナス2kg』って言われても、続かないなら失敗。“一生続けられるかどうか”が、大人のダイエットの合否ラインだと思うんです」
NYで知った「見た目だけじゃない美容ケア」という発想
20代の和田さんは、「美容ライターになりたい」という夢を胸に、単身ニューヨークへ渡ります。現地の美容学校では、エステティック、ボディマッサージ、メイクまで、トータルに美容を学び、エステティシャンライセンスも取得したそう。
「当時のアメリカでは、今でいう“ウェルビーイング”がすでに当たり前でした。顔の見た目だけじゃなく、年齢に関係なく体全体を大事にする文化が根づいていて、衝撃を受けましたね」

この感覚は、いま彼女が発信する「健康美ダイエット」の根っこにもつながっています。
「体重など数字だけを追いかけるダイエットは、どこかで無理が出てしまう。暮らし方や考え方ごと整えていくほうが、結果として体も安定してくるんです!」
夫との別離で見えた「余白とユーモアのある健康観」
実は2025年、和田さんは最愛のご主人を亡くしました。深い喪失を経験したあと、時間の流れさえ変わってしまったように感じたと言います。
「世界の音が、一度すごく小さくなるような静けさがありました。まだ、少しずつ前を向いて進んでいこうとする途中段階です。
でもその中で、日々のエクササイズや自然の素材に触れたり、ちょっと笑えるものを作ったりする時間に、すごく救われたんです」

和田さんの自宅には、石や枝、アンティーク風にペイントした瓶、ワインボトルで作ったキャンドルスタンドなど、「なんだかちょっとおかしくて、すごくおしゃれ」なものが並びます。
「高価なインテリアじゃなくても、その辺の石ころやガラス瓶が、工夫次第で“自分だけの宝物”になり、居心地の良い部屋を作ってくれるのが楽しくて!」
ダイエットも同じだと言います。

「“完璧にやらなきゃ”“若い人のトレンドに追いつかなきゃ”と突き詰めすぎると、心が先に疲れて長続きしませんよね。
だからこそ、何事もほんの少しの余白やユーモアを残しておくことを大事にしています」
「完璧にやりきる」の一歩手前で立ち止まり、「これくらいでもいいか!」と笑える余裕を持つ……、それは、大きな喪失を経験したからこそたどり着いた、大人の健康観なのかもしれません。
「がんばらないのに効く」大人ダイエット術

1. 目標は「低く、美しく」。小さなクセを味方につける
「ダイエットって、“高い目標を掲げるほど立派”みたいな空気がありますよね。でも50代以降はむしろ、“低く設定し続けるセンス”が大事だと思います」
- 「週末ハードに運動」より、まずは毎日「1分スクワット」
- 「スイーツ断ち」より、まずは「夜だけ控える」
そして、その“低い目標”を小さなクセとして生活に散らしていきます。
- 駅までの道を、いつもより速く歩く
- ひと口につき、いつもより10回多く噛む
「これくらいでいいのかな?」と思うくらいでスタートするのが、大人ダイエットの正しいスイッチの入れ方です。
2. 食べ過ぎたら「3日トータルで帳尻を合わせる」
「私はスナックも食べますし、お酒の席も好き!でもその分、前後の食事で調整するようにしています」
- 飲み会のある日は、お昼をごはん少なめ+野菜多めに
- 食べ過ぎた翌日は、油と糖を控えて、よく噛むことを意識
我慢しすぎてストレスを貯めるのはナンセンス。「3日間でゆるく帳尻を合わせる」という発想に切り替えるのが大人ダイエットの真髄です。
3. 自分を「いちばん大切な人」として扱う
「50代のダイエットは、体重を減らすこと以上に、自分をいちばん大切にする練習だと思っています」
- 体重や見た目で自分の“良し悪し”を決めない
- 疲れた日は休んでOK!できなくても責めない
体重をを減らすだけのダイエットから、「自分を丁寧に扱う」ための自尊心を育むダイエットへ。その視点の転換こそが、和田清香さんの考える「大人ダイエット成功のいちばんの秘訣」と言えそうですね!
体を整えることは自分ともう一度仲良くなるプロセス

最後に、和田さんからのメッセージを!
「50代を過ぎたら、“若い人のトレンドに合わせなきゃ”という焦りから、そろそろ自由になっていいと思うんです。無理にキュッと締めつけるより、少しゆとりがあって、余白がある生き方のほうが、私は素敵だなと感じます」
体を整えることは、「誰かに見せるため」でも「若い頃に戻るため」でもなく、これからの自分と、もう一度仲良くなるためのプロセス。
もし今日、この記事を読み終えたあとで、「早足で歩いてみようかな」と、ほんの少しだけ行動を変えられたら……その一歩こそが、「大人ダイエット」の始まりです。
HALMEK upアンバサダーに就任した和田清香さんと一緒に、「大人の体と暮らし」をまるごと整えるコンテンツをお届けしていきます!
【プロフィール】ウェルネスダイエットエキスパート和田清香さん

https://www.kiyokawada.com/
わだ・きよか。NYで学んだボディケア術と、350種以上のダイエット体験を経て15kg減に成功。栄養学や健康コンサルの資格に基づいた確かな知識で、信頼できる健康的なダイエット法を発信。書籍・テレビ・雑誌出演のほか、大学での指導や商品の監修など幅広く活躍中。現在、HALMEK upアンバサダーにも参画。
取材・文=鳥居 史(ハルメクアップ編集部)
「HALMEK up アンバサダー」とは?
「今日も明日も、楽しみになる」をコンセプトとするWEBメディア「HALMEK up」に共感した、50代以上の発信力ある女性たちによる公式アンバサダーです。美容・ファッション・ライフスタイルなど多彩な分野で活躍し、とくにSNSでの情報発信に強いメンバーで構成されています。
ハルメクグループや企業と協働しながら、同世代の背中をそっと押し「今日も明日も、楽しみになる」気持ちが広がることを応援する存在を目指しています。





