【実例2】夢中になれるものを持つことで“これから”がより楽しみに
【実例2】夢中になれるものを持つことで“これから”がより楽しみに
更新日:2025年11月08日
公開日:2025年10月25日
教えてくれた人:天野惠子(あまの・けいこ)さん
1942(昭和17)年生まれ。内科医・医学博士。専門は循環器内科・性差医学。千葉県立東金病院副院長兼千葉県衛生研究所所長を経て2009年より静風荘病院にて女性外来を担当。女性外来を根付かせたパイオニアとして知られる。信条は「患者さんファースト」
モットーは「100歳まで現役」!加齢の壁を乗り越える予防策が大事
60代で離婚し、猫と一軒家で暮らしている天野惠子さん。医師として働く天野さんのモットーは「100歳まで現役」でいること。そのための体力・気力をキープするために自分の時間を使っています。
「75歳頃から血圧が高くなり、お尻の筋肉が減っていすに座ると骨が当たって痛いなど、加齢によるさまざまな変化を経験したんです。それを機に、加齢の壁を乗り越えるには先手の予防策が大切だと実感しました」
転倒リスクを減らし強い足をつくることも予防策の一つ。運動を習慣化し、外出時はエレベーターを使いません。他にも健康的な食事や1日2回の入浴で温活をするなども大事な習慣です。
「どれも備えであり、やっていて気持ちいいんです。運動すると前向きな気持ちになれるし、猫と遊んで癒やされ、夢中で仕事に向き合う時間も私にとっては欠かせません」
天野さんの一日の時間の使い方

5時 起床 白湯を飲み、猫たちにエサをあげる
5時過ぎ〜6時過ぎ 入浴・朝食
8時 メールチェックなど
10時 猫たちと近所をお散歩
12時 昼食
13時 外出
14時 ジムや整体など
16時 帰宅し夕飯の準備
17時 夕食
18時 入浴
19時過ぎ デスクワーク、オンラインミーティングなど
20時過ぎ 就寝
天野さんの自分時間を楽しむコツ
豊かに楽しむ1:猫は疲れを癒やし、ひとり暮らし明るく照らす相棒

「3人の娘の独立や離婚を経て、今は2匹の猫が家族です。そばにいるだけで気持ちが和み、癒やされます。天気がいい日は猫たちを連れてお散歩に行くのが日課です」
豊かに楽しむ2:週に2回のパーソナルトレーニングで体と心をリフレッシュ
75歳で始めたパーソナルトレーニングでは、股関節の可動域を広げ強い下半身をつくる動きを中心に。「初心者でもプロに効率よく安全な運動法を教えてもらえて安心です。体を動かすことで気持ちも明るく前向きに!」
軽やかに備える1:調味料0の野菜たっぷりスープで体質改善と病気の予防をしています

「75歳を機に血圧が高くなり体質改善を意識するように。野菜と水だけで作るスープで、薄味に慣れて舌の味覚が変わり、血圧も安定します。キャベツやニンジン、タマネギ、カボチャを各100gと鍋にかぶる程度の水を入れて弱火で30分煮込むだけ。物足りないときはスライスしたリンゴを足すと自然な甘さが出ますよ」
軽やかに備える2:100歳まで現役で働けるように「もしも」のために安全策を講じています

「この先、どちらかの足が不自由になるかもしれないので」家の階段は左右に手すりを設置(写真左)。天野さんにとって睡眠は健康の要。硬めのマットに「エアウィーヴ」を重ねた2層式の寝具で「寝起きがスッキリ。疲れは翌朝に持ち越しません」(写真右)
賢く使う:食事で足りない栄養素はサプリなどで補うことを習慣づけています

「栄養素を食事だけで摂取するのは難しいので小腹が空いたら食物繊維入りのゼリーを食べます」。血糖値を下げる効果のある「ファインコーヒー」は朝食のお供に。
天野さんの生活に密着!『81歳、現役女医の転ばぬ先の知恵』(世界文化社刊)

更年期をはじめとした女性特有の加齢による体の変化を専門とした「女性外来」を創設し、今も現役内科医の天野さんの生活に密着。健康寿命を延ばし、豊かな老後を過ごすための知恵がつまっています。1760円(世界文化社刊)
次回は、元インテリアデザイナーの入村峯子さんのひとり時間を紹介します。明日も楽しもうという活力が湧いてくる住まいの整え方とは?
取材・文=大門恵子、新井理紗、児玉志穂(すべてハルメク編集部)、撮影=中西裕人
※この記事は、雑誌「ハルメク」2025年3月号を再編集しています




