年収2倍も可能!成功している人の「資格」の生かし方
50代からの「資格」活用術3:稼げる資格を「最大限に生かす」6つの強み
50代からの「資格」活用術3:稼げる資格を「最大限に生かす」6つの強み
更新日:2025年03月03日
公開日:2025年01月24日
解説は、高村祐規子さん
たかむら・ゆきこ 女性専門のキャリアアドバイザー&FP、人材育成コンサルタント合同会社キャリア&マネー協会代表。会社員、 シングルマザー、 起業を目指す女性など、 1万人以上のキャリア支援に従事するほか、大手外資系企業の女性向けキャリア支援プロジェクトや企業における女性社員向けキャリア研修の企画・運営なども行う。ライフイベントや社会変化を見据えたキャリアアドバイスに定評がある。 近著に『50代 ひとりでも一生お金に困らない「手に職」選び』(WAVE出版刊)
資格を生かすキャリアプランで、定年後の年収が2倍以上に
資格取得は、自己投資の一環として大切なステップです。けれど、取得した資格をその後の仕事や人生に生かせなければ、本当の意味での自己投資とはいえません
資格を取るためには、多くの時間とお金、そして労力が使われます。なのに、「合格し満足でおしまい」ではもったいないです。取った資格を実務で活用し、キャリアアップや収入アップにつなげて、しっかりと元は取りましょう!
資格を“塩漬け”にしないためには、資格取得後のキャリアプランをしっかりと立てることが肝心です。
Mさんの事例を紹介しましょう。Mさんは大手ゼネコンで人事関連の仕事をしたのち定年退職。その後、キャリアデザインを本格的に学ぶため、大学院に入学しました。
次に、「キャリア関連の仕事には心理系の資格が必要」と考え、公認心理師をはじめとする関連資格を取得。現在は、企業内キャリアカウンセラーや企業研修などを行い、年収は会社員時代の2、3倍にもなっています。
Mさんの勝因は、最初に幹になる「キャリア」という経験を定めたこと。
大学院でキャリアデザインを体系的に学んでから、キャリア系の資格を取得して「幹」をつくり、心理系の資格でその幹を太くしていきました。
自分がその資格を取得することで、どのような仕事につながるのか、どのような分野で専門性を発揮できるのか。これらがわかっているといいですね。
資格を生かしてしっかり収入を得ている人の共通点とは?
「資格を取得したのに、なかなか収入に結びつかない……」
こんな悩みをよく聞きますが、取得した資格を活用し、しっかりと収入を得ている人たちには、ある共通点があります。
それは、資格とほかの強みを巧みに掛け合わせているという点です。
資格を掛け合わせると、持ち前の強みを強化できます。キャリア面だけでなく、経済的な面もサポートできるようになるのです。
では、どのように強みを掛け合わせればいいのでしょうか。
ここからは、一生お金に困らないだけの収入を得るために必要な、6つの掛け合わせについてお話ししていきたいと思います。
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