腰痛持ちの50歳主婦→踊る美尻ヨガ講師に。おもろく笑って同世代を元気づけたい
2025.01.30
更新日:2025年02月14日 公開日:2025年01月24日
資格で成功する人「行動」「考え方」ココが違う!
50代からの「資格」活用術4:資格で「収入アップ」する人の5つの共通点
資格を生かし、収入アップを実現している人には、いくつかの共通点があります。第4回では、彼らが普段から行っている、成功を引き寄せるための“ちょっとした”工夫をお届けします。今すぐ仕事に生かせるポイントも多いので、ぜひ取り入れてみてください。
解説は、高村祐規子さん
たかむら・ゆきこ 女性専門のキャリアアドバイザー&FP、人材育成コンサルタント合同会社キャリア&マネー協会代表。会社員、 シングルマザー、 起業を目指す女性など、 1万人以上のキャリア支援に従事するほか、大手外資系企業の女性向けキャリア支援プロジェクトや企業における女性社員向けキャリア研修の企画・運営なども行う。ライフイベントや社会変化を見据えたキャリアアドバイスに定評がある。 近著に『50代 ひとりでも一生お金に困らない「手に職」選び』(WAVE出版刊)
うまくいっている人の5つの共通点

資格を取って、うまくいっている人にはある共通点があります。それは、次の5つです。
1.軸になる実務経験を持っている
資格を上手に生かしている人は、何より「軸」となる実務経験を持っています。
広く浅い実務経験では、たとえ資格を掛け合わせたとしてもうまくいきません。「私はこれならできる」と言える、実務経験を一つは見つけましょう。
2.基本的なビジネスルールを守れる
仕事全般に言えることですが、やっぱり基本的なビジネスルールをきちんと守っている人は、次につながることが多いように思います。
例えば、
- お客さんに対するレスポンスはすばやく行う
- メールの返信をきちんとしている
- 人や仕事の紹介を受けたら、紹介してくれた方・された方の両方にお礼のメールを送る
などです。
どれも基本的なことですが、できていない人が想像以上に多いのが現実です。
逆にいえばこういう“ちょっとしたこと”を行える人は、ほかの人より一歩抜きん出ることができるというわけです。
「あの人には何かあったらまた紹介しよう」と思ってもらえれば、次につながる確率はグンと高まるでしょう。
3.話が来たらまずは乗ってみる
いろいろな話が来たときに、「私には無理そう」「ちょっと違うかな」と選別するのではなく、ひとまず乗ってみてください。
成功している人はこのようなスタンスでいることがとても多いです。
- 誘われたら行ってみる、やってみる
- あまり考え過ぎずに、とりあえず行動してみる
- 行ってつまらなかったら、次回は断ればいいだけ
とってもシンプルですよね。やる前からあれこれと考え過ぎないことが大事です。
4.「適切な人」に「適切な内容」を伝えている
相手にとって価値のある情報を見極めて、適切に伝えることも大切です。
女性は「自分にとっていいことは、誰にとってもいいことのはず」と思い込みがちです。
その結果、 相手のニーズを考えず、目の前にいる誰にでも、その情報を伝えようとしてしまうのです。例えば、相手にとって興味のない商品の話をしても、聞き流されるだけ。もしくは嫌がられるだけかもしれません。はっきり言って意味がないですよね。
だけど、意外とそのことがわかっていない人が多いのです。
相手に興味があるかどうかは、態度や目つきなどでもわかります。話をしたときに質問がなく、「ふぅ~ん」と軽く流されて終わったときも、多くの場合は「脈なし」です。
そのあたりの空気を読めずに、延々と話を続けている人がいますが、それではただの押し売りです。嫌われるだけなのでやめたほうがいいでしょう。
5.つながる力を大事にする
うまくいっている人は、人との絆や、つながる力を大事にしていることが多いです。
ハーバード大学の医学部教授であり、社会学の教授でもあるニコラス・A・クリスタキス氏は「つながりが増える一方の世界では、多くの絆を持つ人がさらにつながりを増やし、絆を持たない人はさらに大きな後れを取ることになりかねない」と言っています(『つながり 社会的ネットワークの驚くべき力』ジェイムズ・H・ファウラー共著より)。
ネットワークの格差が機会の格差を生み、それが拡大してしまう。つまり、つながる力が強い人にはどんどんチャンスが生まれていくし、つながる力が弱い人はどんどんチャンスを逃してしまうというわけです。
それは心理学的にもいわれています。ハートフォードシャー大学のワイズマン博士は、運のいい人は「運のネットワーク」を築き、それを広げていると言います(『運のいい人の法則』より)。
運のいい人は、日常生活でたくさんの人と出会うことによって、偶然のチャンスに出会う確率を高めているといいます。「たくさんの人に会えば、それだけ自分の人生にプラスを与えてくれる人に出会う機会も増える」というわけです。
もし、「人とかかわるのがちょっと苦手で……」という人は、ぜひ「ネットの力」を使いましょう。リアルが苦手なら、バーチャルでつながりを広げていくことも一つの方法です。
今はさまざまな種類のSNSがあります。活用しない手はありませんよね。
うまくいく人の5つのキーワード

うまくいく人とそうでない人の違いは、普段のちょっとした行いです。
では、「いい偶然」がたくさん起こっている人は何が違うのか? 前述の心理学者、クランボルツ氏によれば、うまくいく人に共通する「5つのキーワード」があるといいます。
1.好奇心
好奇心を持つことで、いろいろな出来事に遭遇する機会を得られます。その結果、チャンスをつかむ可能性が高まります。
2.持続力
やり続けることで、新たなスキルが身に付きます。その結果、チャンスに出合える可能性が高まります。まさに、継続は力なりです。
3.楽観性
適度に肩の力が抜けている方が、うまくいきます。失敗しても必要以上に落ち込まないこと。「大丈夫、大丈夫!」「次はうまくいくはず」と前向きに考える方がいいのです。
4.チャレンジ
先ほど、「まずは話に乗ってみる」という話をしたように、目の前にチャンスが訪れたときは、思い切って飛び込んでみる冒険心が大切です。
5.柔軟性
もし、何かでうまくいかなかったら、その方法や考えを思い切って捨てて、別の方法を取り入れてみましょう。一つのことに固執しすぎず、やわらかい頭で取り組んでみることが大事です。
いろいろなことに興味を持ち、とりあえずやってみる!

もし取り組んでみてダメなら、そのとき考えればいいのです。
やる前からあまり重く考えず、いい意味で軽い気持ちでいろいろなことにチャレンジしていけば、そのうち「これだ!」と思うものに出合うかもしれません。自分にフィットするものを見つけたら、あとは続けていくのみです。
皆さんはたくさんのキャリアやスキルを蓄えています。そのことに気付き、活躍できる場をめざとく見つけることができる人が成功しています。成功できるかできないかの違いは、ただそれだけです。
世の中は常に変化し、求められるスキルも移り変わっていきます。その変化に対応し、自分を進化させ続けられるかどうか。
それが、これからの時代を生き抜くカギになると、私は考えています。そして、皆さんにはそれができる! と信じています。
資格取得は、そのための第一歩でもあります。ぜひ、あなたも自分への「投資」を始めてみてください。
その先には、きっと新しい世界が広がっているはずです。
※本記事は『50代 ひとりでも一生お金に困らない「手に職」選び』(WAVE出版刊)より、一部を抜粋して構成しています。
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