鎌田實の腸・血管・脳を若くする生活習慣【運動編】
2023.10.102023年12月12日
読めそうで読めない! 難読漢字で脳トレ
【難読漢字】「抑」「熟」1文字漢字でどう読む?
「抑」「熟」「嘸」「殆」……何と読むかわかりますか? 難読漢字で脳トレにトライ!今回は、漢字1字で意外な読み方をする漢字をご紹介。 いずれも、漢字1字で4文字の言葉になりますよ。
【抑】「抑のはじまりは~」
日常的によく使用している漢字でも読み方が難しい漢字は多いもの。最初にご紹介するのはこちら。
「抑」
「抑える」(おさえる)、「抑制」(よくせい)など、圧力を加える、おしつけるといった意味を持つ漢字ですが、一文字での読みは意外に難しいのではないでしょうか。
使用例がヒントになりそうなので、いくつか例を挙げてみます。
「抑のはじまりは~」
「抑、人間というのは~」
ちなみに『広辞苑』をみてみると
物事を説き起こすときなどに文の冒頭に用いる語。いったい。
元来。
はじまり。最初。おこり。
という意味になります。
正解は……
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「そもそも」
「抑々」と書いても「そもそも」と読みます。会話文でも、なにかとよく使いますね。
【熟】「熟、いやになってしまった……」
続いてはこちら。
「熟」
「熟す」(じゅくす)という読み方が一般的な漢字ですが、一字で読むとどうなるでしょう?
『広辞苑』では
念を入れて、見たり考えたりするさま。つらつら。よくよく。
物思いに沈むさま。物さびしく。つくねんと。
深く感ずるさま。
という意味になっています。
正解は…
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「つくづく」
送り仮名が変わると読み方もさまざまに変わるこちらの漢字。
「熟れる」は「うれる」
そして、もうひとつ意外なのが、
「熟す」と書いて「こなす」と読むこと。
「複雑な機械をうまく使い熟す」といった使い方になります。「熟れる」は「こなれる」と読みます。
【嘸】「嘸、ご心配なことでしょう」
次にご紹介するのはこちら。
「嘸」
見慣れない漢字かもしれませんが、『広辞苑』での意味をみてみましょう。
そのように。さように。
さだめし。さぞかし。
最後の意味が大ヒント!わかりましたか?正解は……
↓
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「さぞ」
「嘸お寂しいことでしょう」
といった使い方をしますね。
【殆】「殆あきれた……」
最後にご紹介するのはこちら。
「殆」
「殆ど」の読みならわかるという人もいるかもしれませんね。そう、「ほとんど」と読みます。では一文字では?
『広辞苑』をみてみると複数の意味があるようですが、もっとも馴染みがあるのは
非常に。本当に。
ではないでしょうか。
「殆こまった……」「殆あきれた……」といった使い方をします。
正解は……
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↓
「ほとほと」
ちなみに「殆うい」とかくと「あやうい」と読み、あぶない、危険がせまっているという意味になりますよ。
今回は、1文字だと読みづらい漢字をご紹介しました。日常生活でよく使う言葉ながら、意外な漢字を書くことが分かり、発見になったのではないでしょうか。
文=古田綾子 編集=鳥居 史(ハルメクWEB)
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