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- 武田真一アナが向き合う「伝えるということ」
2023年にNHKを退局し、フリーアナウンサーとして情報番組などで活躍中の武田真一さん。フリーになってから毎日にどんな変化が生まれたのか、仕事との向き合い方についてお聞きしました。
武田真一さんプロフィール
たけた・しんいち 1967年生まれ。熊本県出身。1990年、NHK入局。元NHKエグゼクティブアナウンサー。NHK時代は、「ニュース7」「クローズアップ現代+」や「紅白歌合戦」の総合司会を担当。フリーに転身後は情報番組「DayDay.」(日本テレビ)に司会として出演するなど活躍中。
踊って、料理して、フェスの司会にも新たに挑戦
長年NHKのアナウンサーとしておなじみだった武田真一さんは、2023年2月にNHKを退局してフリーに。同年4月からは、日本テレビ系列の情報番組「DayDay.」の司会に抜擢。月曜から金曜までの毎朝、一緒に司会を担当する南海キャンディーズの山里亮太さんと息の合ったやりとりを見せています。特に番組冒頭の掛け合いはネットニュースで記事になることもしばしばです。
取り上げる情報は芸能・トレンドから報道まで多岐にわたります。ゲストのお笑い芸人やミュージシャンとの掛け合いもあれば、時にはエプロンを着けて料理をすることも。真剣で居合斬りに挑戦したり、TikTokでダンスを踊ったり、ギターを弾いてみせたり。若者に人気のアーティストが出演する番組主催のフェスの司会も務めています。報道がメインのイメージだったNHK時代には見られなかった姿に「え、これが武田さん?」と、驚いた人も多いのではないでしょうか。
この1年での変化は、早起きになったことくらい
でも武田さん本人は「そんなにこれまでと変わりはないと思うんだけどな(笑)。NHK時代だって実はダンスを踊ったことあるんですよ」と至って平静。「この1年で変わったことは……、早起きになったことくらいですね(笑)。番組が朝9時から始まるので、毎朝5時に起きて、その日の話題をチェックし、コーヒーを豆から丁寧にひいて飲んでから家を出ます。番組の打ち合わせは、7時少し前から。朝早い分、夜も早く寝るのですが、そんなに飲みに行くこともないから、まさに判で押したような生活ですよ」と武田さん。
NHKと民放では勝手が違うものか?といろいろな人に聞かれるそうですが、武田さん自身は「そうでもない」のだそう。
「フリーになっても、バラエティ番組を担当しても、本質は何も変わっていないんです。僕の仕事は“伝える”こと。視聴者のみなさんが、今起こっている出来事をどう理解すればいいのかを導くように伝えていく。それだけです」(武田さん)
ニュースや話題をいかにわかりやすく正しく伝えるか
「伝える」とはどういうことか――。キャリア30年以上の武田さんですが、今も「伝えること」を追求し続けています。
「アナウンサーとして大事なことは、その日放送するニュースや話題についてきちんと下調べをして理解すること。そして、スタッフが取材をもとに書いた台本の内容が、バランスのとれたものであるか、表現に間違いがないかをチェックします」と武田さん。
「テレビ番組はたくさんのスタッフが力を合わせて作るもので、互いの感動や熱意を共有していけば、作り手の思いは視聴者の皆さんに伝わるはずです。そんなスタッフの思いをくみ取りながら、自分の思いを込めて伝えるのが私の仕事。それはNHKでも民放でも変わらないんですよ」
最近は物事の変化が早く、どんどん複雑化していく時代。単純に語れない、単純な解決策が見つからなくても、そこをなんとか言葉の力で紡ぎ、「ここまでは言えるけれど、これ以上は言えない」と判断していくのがキャスターや司会の仕事だと、武田さんは考えています。
「情報バラエティ番組に携わったおかげで、それまで食べたことのないものを食べたり、見知らぬ土地に行ったりして、世界が大きく広がりました。それがホント面白いんですよ。50代になって、こんな素晴らしいチャンスをいただいたのですから、フリーならではのフットワークの軽さを生かして、できるだけ自由な発想で動きたい。人との出会いを大事にして、まだ見ぬ世界を求め続けたいですね」(武田さん)
>>【2】「心を落ち着かせるメンタル習慣とは?」に続く
取材・文=柴本淑子 写真=西嶋祐二 編集=小林美香(ハルメク365編集部)
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