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- 愛車の「フィアット・パンダ」のことを紹介します♪
ハルメクでもおなじみのモデル・青木沙織里さん(52歳)の連載です。今回は、青木さんの愛車「フィアット・パンダ」についてご紹介します。20代の頃から乗ってみたかった車種ですが、どうやら乗り慣れるまでコメディーのような出来事があったようで……。
20代から乗りたかった車「フィアット・パンダ」を買いました
私の愛車は、イタリアの大衆車「フィアット・パンダ」です。以前、茅ヶ崎の酒造を訪ねた「おしゃれで素敵なお店・熊澤酒造へドライブでお出掛け」の記事でもご紹介した車です。
フィアットといえば、世間ではルパン3世が乗っている「フィアット500」が有名ですが、なぜあえてパンダなのか。
それは、20代の頃フランスに住んでいた時のこと。南仏旅行でレンタカーしたのがパンダとの出合いでした。ミニカー(おもちゃ)みたいな角ばったライトとボディ。そして、ちょっと懐かしさを感じるヴィンテージカラー(ミントグリーン)がとってもおしゃれに見えて釘付けになったのです。
あれから約30年。コロナ禍で街乗り用のコンパクトカーを購入することになり、いつか乗ってみたいと思っていたパンダを探すことにしました。姿形は昔とは全く変わっていましたが、パンダ(動物)のようなぽてっとしたボディとほほ笑んでいるかのようなお顔。カプチーノ色もかわいい〜!
ドアにはパンダの手形が。
フィアット・パンダの乗り心地は……
そんなパンダに惚れ込んで購入を決めたのですが、あとでわかったのは、この車はデュアロジック車(セミオートマチック)という、クラッチペダルの無いマニュアル車。
シフトレバーをクイっと左に押すと、ギアがオートマからマニュアルモードに切り替わるっていう、ややこしいやつ。
まだ慣れていない最初の頃、運転していたら、あれれ、スピードが上がらない……故障したの? と焦って思わず停車。
どうやらいつの間にか、マニュアルモードに切り替わっていたよう。
シフトレバーには、P(パーキング)の表示もない……。この車、どーやって停めるのよ……。
坂道発進では、ブレーキを離すとズリズリっと後退するので、冷や汗をかいたことも。
サイドブレーキを使うか、左足でブレーキを踏みつつ、右足でゆっくりアクセルを踏むといいった、ちょっとしたコツが必要。
急な登り坂は、坂道に入る前に勢いよくアクセルを踏まないと、坂の途中でエンストしてしまうんじゃないかと思うくらいガタガタ音を立てて苦しそう。
そのたびに「がんばれれ!」だの、前の車に向かって「停まらないで早く行って〜」だの、傍から見るとやたら独り言が多いおばさん?
教習所では、優しい運転を心掛けるようにと教わりましたが、この子に限っては、メリハリをつけて踏んであげた方が調子が上がるみたいです。
などなど……オートマしか乗ったことない私には、わからないことだらけでした。
サイドミラーの開閉は手動。90%くらいの確率で開き忘れ、一回降りる羽目に。
室内はコンパクトで簡素。おもちゃのような遊び心あるデザイン。
ちっちゃくて見えにくいですが、よ〜く見るとPANDA PANDA PANDAと書かれています。
おしゃれだけれどちょっと不便…でもそこがいい
何個もあるドリンクホルダーですが、ペットボトルはどれも入らないサイズ。イタリアのペットボトルはどんだけ細いんだ?
車を買ってまもない頃、ホットコーヒーが入った水筒を無理矢理突っ込んだら、発進時に倒れてこぼしてしまいました。それ以来、車内で飲むのはほぼ水に。
後部座席の窓の開閉は、懐かしの回転タイプ。運転中暑くても寒くても雨が降り始めても、一度停車するしかありません。
初回の給油の際は、給油口のレバーがどこにも見当たらない?ガソリンスタンドの店員さんと必死になって探すも見つからず、ディーラーさんに電話。
「給油口は手で開けてください」
い、今どき?そこも手動なの?
説明書を読めば、いろんな問題は解決できたんでしょうが、嫌いなんです、説明書……。
助手席に乗った人がシートベルトを付けるのがちょっと遅いと、ビーーーッと怒ったようなけたたましい音を鳴らすのでビビりまくり。
「うるさい!わかってるよ~」とこちらも強い口調に。
最近では、パンダとの会話は当たり前。相棒のようになってきました。ちょっと面倒でおてんばのパンダちゃんのご機嫌を伺いながら、本日も軽快に走っています。
今日も寒いね……。
青木沙織里
あおき・さをり カフェ巡りとあんこが大好き。19歳よりモデルを始め「nonno」などの雑誌、CM等を中心に活動。30代から「いきいき(現・ハルメク)」のモデルに。バッグ製作も行う。趣味はキックボクシング、ピラティス、陶芸など。現在、ホットフラッシュ真っ最中&グレイヘア育成中。インスタグラムは@blue_record365
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