実践!きれいになるちょっとのコツ

50代からの似合う服は、3色ファッションが決め手!

児玉 志穂

雑誌「ハルメク」編集部の児玉が、撮影の合間に見つけたちょっと素敵で役に立つ情報をピックアップ! 今回のテーマは「似合う服と色の関係」。自分の「色」を知ると、50代からの体形や肌の色の変化に合ったおしゃれが楽しめる、そんなお話。

実践!きれいになるちょっとのコツ
【目次】
  1. 50代は似合う服が変わる。そのとき何を着ますか?
  2. 加齢した肌と体形を素敵に見せるには?
  3. 「なんだか似合わない」の根っこにある問題

50代は似合う服が変わる。そのとき何を着ますか?

「おしゃれは好きですか?」そう聞かれたとき何と答えますか?

「好きだけど、何を着ていいかわからない」「自分のセンスに自信がない」。

50代からの女性たちに取材を重ねる中で主に聞くのはこうした「好きだけど……」という声です。

おしゃれは難しいものです。論理的な正解があるわけではなく主観と感覚で判断されがち。さらにその感覚もトレンドによって一気に風向きが変わることもしょっちゅうです。

正解は1つではないし、年齢や体形、肌の色や髪型によって似合う服は変化するので「これを着ればすべて解決」とは言いにくいもの。だからこそトライ&エラーを繰り返し、「自分に似合う」を見つけることが必要です。

加齢した肌と体形を素敵に見せるには?

これまでさまざまな雑誌で取材をしてきて(あくまで自分の中で)たどり着いた答えは、センスがいい人は「揺るぎない自分の軸」を持っているということ。

逆を言えば、おしゃれに対して苦手意識を持つ人は、「自分の軸」「自分の型」をまだ見つけられていないゆえに、判断する基準がなく装うことに迷いがち。

そこでまずは「おしゃれの自分の型」を持つことで、おしゃれの悩みの第一関門はクリアできます。「自分の型」の一つの策として、今回は“色”をテーマに展開したいと思います。

くすみやシワなど肌の変化を感じる大人世代は、洋服の色使いを見直すことがおしゃれへの近道。色を使ったおしゃれに定評があるパーソナルスタイリストの杉山律子さんにお話を伺いました。

パーソナルスタイリスト  杉山律子さん
パーソナルスタイリスト  杉山律子さん
一般社団法人スタイリストマスター認定協会代表理事。
自分らしいおしゃれが学べるパーソナルスタイリング講座を定期開催しています。
杉山律子さんのオフィシャルブログはこちら


「色はおしゃれの核になる要素です。だからこそ色の使い過ぎや組み合わせ方がイマイチだと、それだけであか抜けない印象になります。でも、自分に似合う3色を決めておけば、その3色を自由に組み合わせればいいだけなので、毎日の服装に悩むこともなくなります」

そこで杉山さんに「何だかイマイチ」を「素敵」に変えてくれる3つのポイントを教えてもらいました。

白のパンツは上に引き締め色を着ればスッキリ!
白のパンツは上に引き締め色を着ればスッキリ!

こちらは基本の3色で組んだスタイリング。白のパンツは「膨張色だから下半身を太く見せそう」と、敬遠している人にこそ1回チャレンジしてもらいたい優秀品。上に引き締め色を着れば全身がスッキリ見え、さらにくるぶしが見える短め丈にすればヌケ感が出て軽さも演出できます。


(1)色の効力を最大限に使って欠点を隠す
杉山さんはこう解説します。「“自分に似合う3色”とは気になる部分を隠し、おしゃれ度を上げてくれる黄金の3色ともいえます。まずは白で肌の悩みをカモフラージュ、ニュアンスカラーでこなれ感をUP、最後に引き締め色でメリハリをつけるだけ。3色の個性を知った上で、コーディネートに取り入れるだけで『何だか素敵!』は叶います」

基本の3色を使った上手なコーディネート例
基本の3色を使った上手なコーディネート例

例えば上の写真を見てください。トップスにボトムという極めてシンプルな服装なのにあか抜けて見えるのは“白のマジック”が最大限に生きているから。右のコーディネートは、白はトップスとパンツで、ニュアンスカラーはシャツで取り入れ、引き締め色は靴で取り入れています。

3色の役割とは


  • 肌の欠点を隠してくれる色。白は誰にでも似合う年齢を問わない万能色です。同時に光を反射するので顔のくすみやシワをいい感じに飛ばし、年齢肌を若々しく見せてくれます。
     
  • ニュアンス(カーキやグレー、ベージュ、キャメル)
    中間色とも呼ばれるニュアンスカラーはくすみがかった色が特徴。1色足すだけで、こなれ感がグンとUP! おしゃれの奥行をプラスしてくれる縁の下の力持ち的な存在です。
     
  • 引き締め色(黒や紺、ブラウン)
    メリハリのある着こなしを作るために絶対に必要なカラー。考え方として濃い色=引き締め色です。それぞれトップスやパンツ、小物でも、どのアイテムに使ってもうまくまとまります。


(2)トップスに黒は避け、白を顔回りに!
「黒は一見便利な色に思えますが、実は大人にとっては一歩間違えると難しい色です。
というのも、マットな黒は加齢してツヤがなくなった肌からさらにツヤを奪ってしまうので、どうしても顔回りが暗くなります。

そこでおすすめは白! 清潔感があり、顔を明るく見せてくれる白をトップスに着るだけで、いきいきとした印象に」

(3)アクセントカラーは特別な調味料
杉山さんは、ピンクや赤、オレンジなど、おしゃれに彩を加えてくれる色を、総じてアクセントカラーと定義します。

「上記の3色だけで十分おしゃれになりますが、もう少し華やぎ感が欲しいときはアクセントカラーを取り入れましょう。アクセントカラーは“特別な調味料”。多色使いになればなるほどおしゃれからほど遠くなってしまうもの。

だからこそシンプルな食材(基本の3色)に調味料が多すぎると素材のおいしさ(良さ)をつぶしかねないので、1点使いに絞ることが大切です」

残念な例

こちらはアクセントカラーのちょっと残念な例。同じ緑色だから合うだろうと、明るい色みのスカーフとくすんだトップスを組み合わせたところ、トーンが異なるためにバラバラな印象になってしまいました。

※ハルメク2019年11月号「自分に似合う基本の3色とアクセントカラー」ではさらに詳しく紹介しています。

「なんだか似合わない」の根っこにある問題

これはあくまで私の仮説ですが……。「服が何だか似合わない」は「自分に自信がない」とイコール(同義語)なのではないでしょうか? 

自分のできることを知り今の自分に満足していないと、どんなに流行の洋服を買い、誰かのまねをしても、本当の意味で幸せにはなれません。まねをすることは勉強になるし“憧れ”はおしゃれ欲の引力。

でも自分が本当に欲しいものをわかっていないまま誰かの型をなぞっても、そもそもが自分とは異なるので、ズレが生じた結果「私は何を着てもしっくりこない」と、元々なかった自信がさらに低下してしまう。

だからこそ私が提唱したいのは、「自分の型」を見つけて自分に自信を持つこと。そのためには年齢を重ねても諦めず、経済的なことを含めできる範囲でおしゃれを楽しみ、「今の私が最高!」と自己肯定をしていくこと。

私自身、自分に自信がないのでこのコラムを通じて少しずつ学んでいきたい!という所信表明で、今日はお開きにします。


撮影=中田陽子(MAETTICO) スタイリング=杉山律子 ヘアメイク=甲斐美穂(ROI) モデル=伊藤ライム、原田孝子

杉山さんの著書はこちら

『クローゼットは3色でいい』著者/杉山律子(KADOKAWA刊)
『クローゼットは3色でいい』著者/杉山律子(KADOKAWA刊)

児玉 志穂

2019年、雑誌「ハルメク」に仲間入り 。ハルメクに入社する前は女性誌や男性誌の編集部に在籍。新しいもの、ラジオ、映画に目がないカルチャーミーハー! 我が子の寝顔を愛でながらのネットショッピングと、Netflixで海外ドラマを観る時間がなにより幸せ♡

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