横山タカ子さんの簡単レシピ

横山タカ子さんの山椒の実のしょうゆ漬けを作ってみた

公開日:2021.05.22

創刊当初から雑誌編集に携わってきたハルメク編集部・岡島。さわやかな5月、庭で10年来育ててきた山椒の木を眺めて岡島が動いた!雑誌「ハルメク」をヒントに、おいしいものが出来たみたいですよ。

我が家の庭の山椒の木、とっても元気に育ちました

庭に山椒の木があります。10年前からあるのですが、下は6年前の写真です。そんなに大きくもなかったのですが、なんだか場所の相性がよかったらしく、ぐんぐん育ちました。

私は植物を育てるのが本当にへたくそで、なんでも2年も持たず枯らしてしまうのですが、この山椒だけは特に何もしてないのに、えらく元気なのです。

6年前の5月、山椒の新芽を娘たちが摘んでくれてます。
ザルをバンダナでくるんだものをひもで背負ってるんです
今年5月の山椒の木です。こうして比べてみるとすごい成長ぶりです

そんな山椒の木を有効活用できているかと言いますと……そうでもないです。新芽の頃には、新芽を塩でもんで、白ご飯に混ぜ込んだ山椒ご飯を作りますが、その後はしじみのお味噌汁とかおすましに入れるくらいでした。山椒の実もよく生(な)るのですが、どうも使い道がわからず……。毎年これではいかんなーと思いつつ、パーンとはぜるまで放置してました。

それが! ハルメク2021年6月号4~5ページを見て「これだ!」と飛びつきました。横山タカ子さんの「信州・四季の手遊び」の山椒のしょうゆ漬け。なになに? 山椒の実を洗って、しょうゆに漬けるだけ? めっちゃ簡単じゃないですかーー! さっそくゴールデンウィーク中に収穫してみました。

横山タカ子さんのレシピに、いざ挑戦!

きれいな黄緑色でした。一粒つまんでかじってみると「!」しばらく舌と唇がしびれてました

いっぱい生っていると思っていたのですが、実際に収穫してみるとこのくらい。さてさて、レシピはどうだったかしら――なになに?「山椒の実250gにしょうゆ300mLを注ぐ」。

山椒の実、250gですと? うーむ。横山先生のお宅の山椒はいったいどれほど大きいのかしら。何本もあるのかしら。

私の場合、量ってみますと約30g。8分の1弱ですね。ということは、しょうゆはだいたい40mL。ちょっぴりだなぁ。でもテストで作るにはちょうどいいや。

横山先生のレシピよりちょっと多めにしょうゆ(50ミリリットルくらい?)を入れてしまいました

山椒の実を洗って、へたの部分を取って、熱湯消毒したジャムの空き瓶に入れてみました。あとは冷蔵庫に入れて1週間待つだけです。こんなに簡単なら、もっと前からやっておけばよかったー。

実は5年ほど前に一度、あんまりもったいない気がして、収穫した山椒の実を熱湯で湯がいてあくを取って冷凍保存したことがあるのですが、結局、3年冷凍庫に寝かせ続けた挙句、処分したということがありました。

ちりめん山椒にしたりすればいいんですよね。わかってはいるのですが……。たぶん、ちりめん山椒はそんなに好きではないのだと思います。

今度の山椒のしょうゆ漬けは、何度も言うようですが、とにかく洗って、ヘタを取ってしょうゆに漬けるだけ! 校正ゲラで見たときからなんだかワクワクしていて、そういうときは我ながら現金だなあと思うほど、フットワークが軽くて。しょうゆ漬けにして1週間後には、うきうきしながらお豆腐を買ってきました。冷ややっこにかけてみたら……。

お豆腐、少し奮発しておいしそうなものを選びました

すっごくおいしかったです! 娘たちは、山椒の実そのものはピリリと辛すぎて残してましたが、大人は実も含めて堪能しました。採ってそのまま口に入れた時ほどのシビレ感はなく、ほどよくピリリと辛く、サラダにかけてもおいしく、先日は「きっとお肉にも合うだろう!」と豚のかたまり肉を買ってきてゆで豚にして食べました。これもさっぱりとおいしかったです! 

食べたいものに対しては多少の労はいとわないんだなあ、と、自分の性格を再確認しました。

■もっと知りたい■

■雑誌「ハルメク」2021年6月号はこちら!

岡島文乃

いきいき・ハルメク歴22年、2人の小学生姉妹あり。夫もハルメク関係者。両親も長らくのハルメク読者。思えば私の人生は、いきいきとハルメクでできています。

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