知らないと損!美容の豆知識#17

冬のひび割れ肌、どうケア?50代全身スキンケア事情

公開日:2024.12.10

乾燥による粉ふき肌、唇や手の甲、かかとなどの全身のひび割れ肌…大人はどう対処したらいいの?と思っている方へ。シンプルステップで叶える大人の全身スキンケア方法をご紹介します。

あなたのお肌、そろそろ乾燥してきてない?

あなたのお肌、そろそろ乾燥してきてない?
shimi / PIXTA

冬の肌トラブルとして最も多いのが「乾燥」。洗顔後に肌がつっぱる、メイクノリが悪い、肌のツヤが足りない。これぐらいであれば、日々の保湿ケアを丁寧にすれば肌の調子も戻ってくることが多いです。

ですが、乾燥ダメージが悪化すると粉をふくほど乾燥したり、ひび割れを起こしてヒリヒリしたりすることがあります。

特に50代からは肌のバリア機能が弱まり、自ら潤う力が減少します。そのため、お顔だけでなく手の甲から足先まで全身「ひび割れ肌」に悩まされる方が多いのです。

乾燥状態が悪化し、「どんなお手入れをすればいいのか、わからない!」「普段のお手入れでは追いつかない」そんなふうに悩んでいませんか?

大人のひび割れ肌対策のポイントとしては、

  1. シンプルステップでスキンケアを終わらせる
  2. 年齢は「手」に出やすい!念入りなハンドケアを
  3. 唇のひび割れは、夜のお手入れが肝心

乾燥ダメージがひどい場合、なんとかしなきゃ!と、普段より多めに化粧水や美容液をなじませたり、普段使わない化粧品を取り入れてみたり、何かと力を入れてしまいがちですが、それではかえって肌に負担がかかりさらにダメージがを与えてしまいます。

お顔のスキンケアに関しては、むしろシンプルステップで肌に負担を与えないことが重要です。

あなたのお肌、そろそろ乾燥してきてない?

また、乾燥によるひび割れを起こしやすい場所は「手の甲」「唇」「かかと」など、全身に及びます。特に筆者も冬は乾燥や家事により手の甲や足がカサカサして痒みが出てしまったり、ひび割れを起こして水に触れると痛く感じたり……。

冬はフェイスケアだけにとどまらず、全身しっかりお手入れすることで美しさを保つことができます。

では、具体的にどんなお手入れを心掛ければいいのか?ここからは、ひび割れ肌から脱出するためのセルフケア方法をご紹介します!

シンプルケアで脱・ひび割れ肌!お手入れポイント解説

1.ひび割れ・粉ふき肌には純度の高いワセリンを

シンプルケアで脱・ひび割れ肌!お手入れポイント解説

粉をふくほど乾燥している肌やひび割れを起こした肌には、いつも使っているボディクリームやハンドクリーム、スキンケアアイテムすらも合わなく感じることが多いです。

そんなときは美容成分や保湿成分、香料が配合されたものはいったん使用をやめ、「ワセリン」を取り入れてみましょう。実はワセリンには純度の高さごとの種類がいくつかあるのです。

筆者のおすすめは「サンホワイト」。4種類ほどあるワセリンの中で最も純度が高いと言われており、0歳の赤ちゃんにも使用できるほど。筆者も、何を使っても肌に合わない!というときにはこのサンホワイトのみ肌に塗布しています。

お顔にはもちろんボディの乾燥やひび割れが気になる箇所、かかとや肘など角質が厚くなりやすい箇所、そして唇にも使用できます。皮膚表面にしっかり保護膜を張ってくれるので、ひび割れがひどくなるのを防ぐことができます。

ワセリンは表面に保護膜を張る役目はありますが、水分を与える効果はないので、必要に応じて敏感肌用の化粧水をプラスするのもいいでしょう。

ひび割れや粉ふき肌が気になるときは、プラスの美容効果や香りによる癒やしを求めるのではなく、まずは肌を清潔に美しく保つことを第一に、シンプルステップでお手入れを完了させましょう。

2.ハンドケアにはハンドクリーム+ケアアイテムを

シンプルケアで脱・ひび割れ肌!お手入れポイント解説

ひび割れに最も悩まされるパーツが「手」。特に冬の乾燥しやすい季節は水仕事で手のあかぎれを起こし、家事が億劫になってしまうことも。そうならないためにも、ハンドケアは毎日の習慣にしましょう。

ハンドクリームは_使用タイミングに合わせ2種類ほど用意しておくのがおすすめです。

まず1つは、日中作業をするとき用にベタつきが少なく肌がサラっとするものを選びましょう。「ハンドクリーム」ではなく、「ハンドミルク」や「ハンドセラム」と呼ばれるものもおすすめです。

そしてもう一つは、夜、寝るとき用。寝ている間も乾燥します。多少ベタつきがあっても保湿力に特化したハンドクリームを用意しておきましょう。高いハンドクリームでなくても、まずは毎日使いしやすいコスパのいいものを選ぶのがコツです。

さらに、ひび割れやあかぎれを起こしているときは集中ケアとして「ナイト用手袋」を活用するのもおすすめです。シルクやコットンなど肌当たりがよく薄手の手袋がとても人気です。

ナイト用手袋のメリットは、寝ている間のあらゆる摩擦から手を守る、ハンドクリームの潤いをしっかり閉じ込める、そして手袋自体に保湿や保温効果のあるものもあり、集中ケアにはピッタリです。

乾燥しやすい冬の間だけでもプラスのアイテムで集中的にケアしてあげることで、ひび割れ肌から脱出できるはずです。

ちなみに筆者は、「インフィニティ ビューティハンドセラム リンクル&ブライト」を愛用しています。

3.唇のひび割れは、リップクリーム+リップパックで解決

シンプルケアで脱・ひび割れ肌!お手入れポイント解説

唇もひび割れを起こすと痛いですし、メイクにも影響してきます。できるだけ早いうちに対処したいので、リップケア方法もハンドケアと同じく、プラスのケアを取り入れるのがおすすめです。

ひび割れを起こしているとき、どうしてもメイクをしなければならない場合は「リップ下地」として、口紅やリキッドルージュを重ねる前に「リップクリーム」を塗っておきましょう。薬用タイプであればさらにケア効果も高く、唇表面をなめらかに整えることができるので口紅ののりも良くなります。

また、夜のケアでは「リップパック」をおすすめします。ナイト用手袋同様、潤いをしっかり閉じ込め、リップクリームやリップセラムの効果をさらにアップさせることができます。唇専用のパックもありますが、手持ちのリップクリームを塗った後、ラップを唇よりやや大きめにカットし、そのまま10分ほど貼ってきます。

リップクリームは先ほどご紹介したワセリンでも良いですし、液体タイプもしくは固形タイプの濃厚で厚みのある膜感のリップクリームを選ぶと良いでしょう。


シンプルケア、集中ケアを心掛けることで冬の乾燥にも負けない肌を目指すことができます。いつでも手軽にできるケア方法もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!


写真・文:SAKI(メイク講師・美容ライター)

ハルメク365編集部

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