
税公金をスマホで払うと…
税公金の支払いはスマホからが圧倒的にラク&お得!「ゆうちょ銀行」では抽選で毎月1万名様に1,000円が当たるキャンペーン実施中!
更新日:2024年07月12日 公開日:2022年12月15日
医師が解説!尿トラブル撃退の新常識#1
尿トラブルを抱える方は、加齢とともに増加。「くしゃみをした拍子にもれてしまう」「よくトイレに行きたくなり、外出中も心配」と多くの女性が悩んでいます。頻尿や尿漏れなどの原因や症状について、医師の武田さんに教えてもらいました。
尿漏れや頻尿などの尿トラブルを抱える方は、加齢とともに増えていきます。「特に女性は大きなリスクを抱えがち」と話すのは、尿トラブルに詳しい整形外科医の武田淳也さん。
「女性は男性に比べて尿道が短く、また閉経後にエストロゲンの分泌が減少するなど、ホルモンバランスの変化によっても尿トラブルが起こりやすくなります。また排泄の調整に特に重要な役割を担うのが骨盤底筋。
尿トラブルの多くが、骨盤底筋の衰えによって起こります。原因は加齢や運動不足などさまざまですが、女性の場合、出産によって骨盤底筋を収縮させる神経が深刻なダメージを受けることも大きな要因です」と武田さん。
厚生労働省の調査によれば、「過活動膀胱」などによる頻尿を除けば、尿トラブルに悩む人は女性が男性の2倍に上るそう。
また日本排尿機能学会の発表では、尿漏れの症例で最も多い「腹圧性尿失禁」は、60代以上の女性の約75%が経験しているといいます。
「尿トラブルを予防・改善するためには、やはり骨盤底筋の強化が必須」と武田さんは言います。そのための方法として、肛門や膣を締める・緩めるを繰り返す「骨盤底筋体操(ケーゲル体操)」が知られていますが、武田さんいわく「実は正しく行うのが難しい体操」なのだそうです。
「骨盤底筋は骨盤の一番底という体の奥深くにあるため、意識しても十分動かせない方が多く、骨盤底筋が弱っている方ほどそれが顕著です。そんな方でも簡単に、効率的に骨盤底筋を強化できるのが、『骨盤バウンド体操(正式名称・ピフィラティス)』です」
骨盤底筋は骨盤の一番底にある筋肉で、膀胱や尿道の筋肉とともに排尿を調整する働きを担っている他、膣や子宮、直腸などの臓器を下から支える役割もあります。
そのため骨盤底筋を弱らせてしまうと、尿トラブルだけでなく、内臓の働きの低下や、“ポッコリお腹”を招きます。
次回は、1日5分でできて、過活動膀胱患者の改善率80%超えという骨盤バウンド体操について詳しく教えてもらいます。
整形外科 スポーツ・栄養クリニック理事長。日本整形外科学会認定専門医。福岡大学医学部卒業。スポーツドクターとしてオリンピック、ワールドカップ等に携わる。ピフィラティス(骨盤バウンド体操)を日本へ初導入し、自らもマスタートレーナーの資格を持つ。近著に『頻尿・尿もれ 米国式最新自力克服法 骨盤バウンド体操』(わかさ出版刊)などがある。
取材・文=新井理紗(ハルメク編集部) イラストレーション=イオクサツキ
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年3月号を再編集し、掲載しています。
■もっと知りたい■
■医師が解説!尿トラブル撃退の新常識■
驚きの軽さ&使いやすさ!
1本で7つの効果ハルメクが厳選した選りすぐりの商品