尿漏れ・頻尿の悩み解決Q&A 1

医師に聞く!尿漏れパッドの使い方と膣のかゆみ対処法

公開日:2020/03/18

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年齢を重ねると悩んでいる人が多いのが「尿漏れ・頻尿」トラブル。特に出産を経験した女性は、骨盤底筋群のゆるみが起きやすく注意が必要です。今回は、尿漏れパッドの使い方やデリケートゾーンのかぶれに関する疑問を、泌尿器科の鶴信雄医師に聞きました。

尿漏れ・頻尿の悩み解決

Q 尿漏れの場合、専用パッドではなく生理用ナプキンやおりものシートで代用してもいい?

 生理用ナプキン

A 生理用ナプキンでの代用はNGです

どんな物を選んでいいかわからないからと、尿漏れパッドでなく生理用ナプキンやおりものシートで代用をしているという話を聞くことがありますが、それはオススメできません。

そもそも、経血と尿では粘度や成分が異なります。生理用ナプキンと尿漏れパッドでは使用されているポリマーや消臭成分が違い、それぞれにとってベストなものが使われているので、用途に合った物を使用することが大切です。

Q 尿漏れショーツと尿漏れパッド、どちらがオススメ? 尿漏れパッドは大きめの物を使ったり、重ね付けをしてもいい?

尿漏れパッド

A 自分の症状にあった適切なサイズ・吸収量の尿漏れパッドを使用しましょう

デリケートゾーンのかぶれを防ぐためにも、自分の症状に合った適切なサイズ・吸収量のある尿漏れパッド・水分パッドを、正しく使用するように心掛けてください。

また、かぶれにくくするためには、通気性のよい刺激の少ない素材の物を選ぶこと、尿漏れをした場合はパッドをこまめに交換することが大切です。

尿漏れショーツの場合は、履き換えるのが少し大変なので、交換は尿漏れパッドの方が手軽かもしれません。

また、蒸れを軽減するという観点からも、尿漏れパッドを重ねて使用したり大容量の物を長時間使い続けるよりも、適切な容量のパッドを使い、こまめに交換することをオススメします。

どんな製品を選べばよいかわからないという場合は、各製品のホームページを確認するといいでしょう。各社詳しい選び方が紹介されているので、参考にしてみてください。

Q デリケートゾーンのかゆみやかぶれを起こしにくくする対策はありますか?

尿漏れ

A 尿漏れをしたら、こまめなパッド交換を心掛けて

先の回答と重なりますが、尿漏れパッドは通気性がよく、自分の症状に合った適切なサイズ・吸収量の物を選び、正しく使用するように心掛けてください。

尿漏れ後に放置したままでいると、肌にとっては刺激となり、かぶれの原因となりかねませんので、できるだけこまめに尿漏れパッドを取り換えるようにしましょう。

また、尿漏れ後の膣まわりの不快感が気になるという人は、シャワー付きトイレのビデ機能や、デリケートゾーン専用のウェットティッシュなどを使用するのもよいでしょう。

ただし、あまり神経質になって洗浄しすぎると、膣にある良い常在菌まで除去してしまう危険性もあります。

毎回使用するのではなく、気になる場合のみ使うなど、ほどほどの使用を心掛けてください。

Q デリケートゾーンのかゆみがつらい場合、何科の病院に行くべき?

病院

A 婦人科か女性泌尿器科がオススメです

病院の候補としては婦人科か泌尿器科か皮膚科などが考えられますが、診察設備の観点からも、婦人科か女性泌尿器科がオススメです。

Q デリケートゾーンにかゆみを感じたら、市販薬を使ってもいいの?

薬剤師と相談

A 通院できない場合に、薬剤師と相談の上で使用を

どうしても通院の時間が取れない場合など、薬局の薬剤師の方と相談の上、市販薬を使用してもいいでしょう。

ただし、自分では尿漏れによるかぶれだと思っていても、実際には膣炎や性感染症である場合もあるので、デリケートゾーンのかゆみが続く場合は、医師による診察を受けてください。

また市販薬は処方薬に比べて成分がマイルドなので、早く治したい場合も通院することをおすすめします。

 
いかがでしたか? 尿漏れやデリケートゾーンのかゆみの悩みを軽減し、毎日の生活を快適にアクティブに過ごしてくださいね。


■教えてくれたのは?

鶴泌尿器科クリニック院長 鶴 信雄

鶴泌尿器科クリニック院長 鶴 信雄
静岡県内の総合病院で排尿障害、泌尿器科がん治療、腎移植などに取り組み、約600例を超える腹腔鏡手術、約400例の前立腺レーザー手術を行い、前立腺がんと前立腺肥大症の治療に携わる。2017年に静岡県浜松市南区に、鶴泌尿器科クリニック設立。日帰りでの前立腺肥大症のレーザー手術を実施している

取材・文=鳥居史(ハルメクWEB)

 

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