マスクの中のフェイスライン、気になりませんか?

顔のむくみ解消に!「丸ごとレモン」レシピ

公開日:2022.12.07

「マスクを外して友人と会いたい」「久しぶりにきちんとメイクして出掛けたい」という声を聞く一方、「人前でマスクは取りたくない」という人も。その理由は、フェイスラインの崩れが気になるから……。そんな悩みを解消する「丸ごとレモン」レシピを紹介!

教えてくれたのは、医師・山崎まいこ(やまさき・まいこ)さん

教えてくれたのは、医師・山崎まいこ(やまざき・まいこ)さん

ホリスティック スキン クリニック 院長。皮膚科医。勤務医として形成外科医、皮膚科医、美容皮膚科医として務め、2017年東京・代官山にクリニックを開業。
ホリスティックな視点から、外側の治療だけでなく、体の内側、腸内の健康、心のあり方までサポートし、真の健康と美しさを追求している。
オーダーメイドで患者に寄り添う医療には定評があり、各界著名人やビューティー関係者からの信頼も厚い。さまざまなアイテムの揃うECサイト「まいこホリスティックオンライン」の監修も務める。

表情筋の衰えが招く、フェイスラインの崩れ

「マスクをするのが当たり前になってから、顔がむくんでいる、以前よりたるみが気になる、という女性が増えています」と話すのは、美容皮膚科医の山崎まいこさん。

表情筋の衰えが招く、フェイスラインの崩れ

「自宅にいる時間が増え、運動量が落ちて全身の筋肉が衰えたことを自覚している人は多いと思います。以前より疲れやすい、歩くのが遅くなった、肩や首が凝る、といった症状が出ていませんか? それは筋力の低下が一因かもしれません。

顔の表情筋も同じです。長時間マスクをしていることや人と話す機会が減ったことなどで、表情筋を使っていないと顔の筋肉が衰えてしまいます」(山崎さん)

さらに、「筋肉は、リンパや毛細血管の流れを促すポンプの役割を果たしていますが、動かさないでいるとポンプの役割が弱くなって体のすみずみまで血液が行き渡らなくなります。

表情筋も同様で、動かさないことで体液循環の働きが低下して、細胞と細胞の間にある細胞間脂質に水分が溜まり、顔のむくみや下ぶくれを起こしやすくなります」と続けます。

顔のむくみ対策に最適の成分がたっぷり!レモンの皮に注目

顔のむくみ対策に最適の成分がたっぷり!レモンの皮に注目

「寒い時期は体が冷えて血流が滞り、毛細血管の血流も低下します。むくみは毛細血管に水分が吸収されない状態なので、むくまないためには毛細血管の血流を促すことが大切です」(山崎さん)

そこで注目したいのが「レモンヘスペリジン」です。「レモンへスぺリジン」とは、レモンに含まれるポリフェノールで、ふだんは捨ててしまいがちな皮や、実を包んでいる薄皮などに多く含まれています。最近、この「レモンへスぺリジン」が「顔のむくみを改善する」という研究結果が発表されました。

レモンの皮には栄養がたっぷり


「レモンは丸ごと使って積極的にレモンヘスペリジンを取りましょう。これからお酒を飲む機会が増えて、翌日の顔のむくみが気になるという場合にもレモン丸ごとレシピはぴったりですね」(山崎さん)

お酒のつまみは塩分過多なものが多く、それもむくみの原因になりますが、レモンの酸味があれば、たくさん塩分を使わなくても味が整うので、減塩にもつながります。

そこで、顔のむくみや肌荒れ予防効果も期待できる、丸ごとレモンレシピ3種を紹介します。

丸ごとレモンレシピ1:はちみつレモン&はちみつレモントースト

はちみつレモン

レモンに含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成にも働きかけるので、むくみだけでなく肌荒れ対策にもなります。

■レモンはちみつ漬け
【材料】(作りやすい分量)
レモン(国産)……2個
はちみつ……300g

■はちみつレモントースト

はちみつレモントースト

【材料】(2人分)
食パン(6枚切り)……2枚
レモンはちみつ漬け…….6枚

<A>
レモンはちみつ漬けの汁……大さじ1
クリームチーズ……60g
シナモンパウダー……適量

【作り方・レシピ】

  1. レモンのはちみつ漬けを作る。レモンは皮をよく洗い水気を拭き、5mm幅くらいにスライスする。
  2. 熱湯消毒をした清潔な保存容器に1のレモンを半分入れ、はちみつの半量を入れる。残りのレモンとはちみつを入れたら蓋をして、冷蔵庫で一晩おく。
  3. はちみつトーストを作る。まずAをよく混ぜてなめらかにする。
  4. 3を食パン全体に塗り、レモンはちみつ漬けをそれぞれ3枚ずつのせ、トースター1200Wで5分焼き、シナモンをかける。

丸ごとレモンレシピ2:レモンカレー

レモンカレー

ご飯に刻んだレモンを混ぜて、爽やかさも2乗。トマトとはまた違ったレモン酸味のカレーはクセになりそうな味。

【材料】(作りやすい分量)
鶏もも肉(唐揚げ用)…….250g
玉ねぎ……1個
レモンの輪切り……4枚
塩、こしょう……少々
炊きたてご飯……ご飯茶碗2杯分
レモンの輪切りを刻んだもの……1枚分
サラダ油…….大さじ1

<A> 肉の漬け込み液
すりおろし生姜……小さじ1
すりおろしにんにく……小さじ1
プレーンヨーグルト……150g
カレー粉……大さじ1/2

<B> 調味料
コンソメ顆粒……小さじ1
生クリーム……50mL

【作り方・レシピ】

  1. 鶏もも肉とAを保存袋に入れてよく揉み込み、30分冷蔵庫に入れて漬け込む。
  2. 玉ねぎはみじん切りにする。
  3. 鍋にサラダ油を熱し、玉ねぎを弱火でじっくり炒め、玉ねぎがきつね色になったら1を入れて、肉の表裏を軽く焦げ目がつくくらい焼く。
  4. 3にBを加え弱火で5分煮込み、レモンの輪切りを加えてひと煮立ちさせ、塩、こしょうで味を整える。
  5. 炊きたてのご飯に刻んだレモンを混ぜて器に盛り、4をかける。

丸ごとレモンレシピ3:肉タワーもやしレモン鍋

肉タワーもやしレモン鍋

スープに、具材に、つけだれにもレモン。ビタミンCたっぷりで顔のむくみだけでなく年末の疲れた体にも効きそうな一品です。

️【材料】(2人分)
■スープ
味噌……大さじ2
豆板醤……小さじ1
砂糖……小さじ1
にんにく(すりおろし)……小さじ1/2
鶏ガラスープ……800mL
レモン汁……大さじ2

■鍋の具材
豚ロース肉……200g
子大豆もやし……2袋 ※豆もやしでも可
豆苗……1/2袋
にら……4本
しめじ……1/2袋
レモンの輪切り……数枚

■レモンごまだれ(作りやすい分量)
白ねりごま……大さじ1
白すりごま……大さじ1
砂糖……大さじ1
醤油……大さじ1
レモン汁……大さじ1

【作り方・レシピ】

  1. レモンごまだれを作る。材料を上から順にボウルなどに入れて混ぜ合わせる。
  2. 豆苗は、トッピング用に少量残して、あとはざく切りにして子大豆もやしと混ぜ合わせる。しめじは石づきを取り、手でほぐす。にらはざく切りにする。
  3. 鍋にスープの材料を上から順に入れて混ぜ合わせる。鍋の中央に子大豆もやしと豆苗、にら、しめじを山盛りにして周りに豚ロース肉を巻きつける。その周りをレモンの輪切りで埋めていく。
  4. 3を火にかけ、中火で野菜を崩しながら具材全体に火を通す。レモンごまだれをつけながらいただく。

この冬、レモンの良さを見直せば、むくみ解消と同時に新しい味の発見も楽しめそうですね。

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ハルメク365編集部

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