猫背を治して脱・老け見え!すぐできる改善ストレッチ
2024.01.162024年01月15日
小さく揺らして、こりや痛みがすっきり!
読者44人を1週間で変えた背骨のコンディショニング
肩こりや腰痛などでお悩みのハルメク読者44人が挑戦したのは……。筋トレでもストレッチでもない「背骨のコンディショニング」! からだを小さく揺らして背骨を整えるという画期的なメソッドです。メソッドの全貌と44人驚きの変化は? 今すぐチェック!
教えてくれた人
有吉与志恵(ありよし・よしえ)さん
コンディショニングトレーナー。体調と体形を劇的に改善するコンディショニングメソッドを開発。高齢者からアスリートまで、幅広い人々にからだの使い方の指導を行う。著書に『コンディショニングスタートブック』(学研プラス刊)。有吉与志恵サイト、一般社団法人日本コンディショニング協会サイト
背骨のコンディショニングとは?
背骨を支える筋肉のこりやゆがみを改善する運動です。
背骨が正しい位置に戻るので、全身くまなく健康に。首からお尻まで続く背骨は、何種類もの筋肉で支えられています。しかしからだの使い方が偏ると、筋肉が硬くなって弾力を失い、背骨もアンバランスな状態に。こりや痛みが出て、内臓の働きも鈍ります。
有吉さんが開発した「コンディショニング」では、からだを小さく揺らすことで背骨を支える筋肉の弾力を取り戻します。背骨も正しい位置に戻り、不調がすっきり。
ハルメク読者44人のうち5人が東京のスタジオで挑戦
ハルメクの全国の読者44人には、「背骨のコンディショニング」夜と朝のプログラムを1週間実践してもらいました。
夜の「リセットコンディショニング」は、からだを小さく揺らしてこり固まった筋肉を整える動きが中心。自律神経の乱れも解消され、ぐっすり眠れます。
朝の「アクティブコンディショニング」では、深い呼吸と、頸椎や胸椎付近の筋肉を動かすことで、一日中、軽やかなからだに。
そして東京のスタジオでは、5人に、有吉さんが直々に動きをレクチャー。
肩こりや腰痛などでお悩みでしたが、どんな変化が見られたでしょうか?
驚きの改善結果は、「84%の人が改善。背骨のコンディショニング体験結果」をご覧ください!
レッツ・コンディショニング!
まずは自分のからだのゆがみ度を知りましょう
□立って確認
全身をブラブラ~と揺らして、リラックスさせた状態で真っすぐ立ちます。
□両手がからだから離れている
手がからだより前にある場合は、肩関節や肩甲骨に負荷がかかっており、猫背の可能性あり。逆に手が後ろにある場合は背中に力が入り過ぎです。
□足の位置が左右でずれている
左右対称でない場合は骨盤をはじめ、腰から下がゆがんでいます。
座って確認
真っすぐひざを伸ばして座ります。座ったままバンザイをし、耳の後ろまで手を回してみましょう。
□バンザイをするとつらい部分がある
肩がつらい人は背骨の上の方、「胸椎」のまわりが硬くなっています。腰がきつい人は肋骨から下の腰骨「腰椎」から骨盤のまわりが硬くなっています。
□ひざの下に隙間がある
ひざの下があいている人は骨盤が後ろに傾いています。放っておくと変形性膝関節症や股関節症の原因に。
寝て確認
力を抜いてあおむけになります。手はからだから10cmほど離しましょう。
□腰の下に隙間がある
腰が浮いている人は背骨が疲れています。毎日、朝起きたときに手を差し入れて確認しましょう。
□お尻の左右どちらかが偏って床についている
□肩甲骨の床のつき方が左右で違う
姿勢には動かし方の癖が現れます。該当する項目が多かった人は、より念入りにコンディショニングを。
【背骨のコンディショニング記事一覧】
1 体調の9割は、背骨が決め手!
2 読者44人を1週間で変えた背骨のコンディショニング
3〔実践編〕夜のリセットコンディショニング
4〔実践編〕朝のアクティブコンディショニング
5 84%の人が改善。背骨のコンディショニング体験結果
取材・文=田渕あゆみ、大矢詠美、竹上久恵(すべてハルメク編集部) 撮影=鈴木宏 スタイリング(モデル分)=椎野糸子 ヘアメイク=木村三喜 モデル=さくら
※この記事は、「ハルメク」2017年9月号に掲載した特集「しなやか背骨で不調知らずのカラダに!」内、「読者44人を1週間で変えた 背骨のコンディショニング」を再編集、掲載しています。