老いや病を受け入れて楽しく生きる術

【俳優・加賀まりこX 医師・和田秀樹】70歳、80歳の壁の乗り越え方

【俳優・加賀まりこX 医師・和田秀樹】70歳、80歳の壁の乗り越え方

公開日:2025年12月25日

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【俳優・加賀まりこX 医師・和田秀樹】70歳、80歳の壁の乗り越え方

80代を迎え、いろいろな不調を感じ始めたという加賀まりこさん。書籍『女80歳の壁』が話題の和田秀樹さんと、老いや病を受け入れて楽しく生きる術を語り合います。先輩たちの、人生後半の生き方ヒントとは?

加賀まりこさんのプロフィール

かが・まりこ。1943(昭和18)年東京都生まれ。62年に女優デビューし、映画、テレビ、舞台などで幅広く活躍。81年「泥の河」「陽炎座」でキネマ旬報助演女優賞受賞。近年の出演作にドラマ「やすらぎの郷」、主演映画「梅切らぬバカ」など。

和田秀樹さんのプロフィール

わだ・ひでき。1960(昭和35)年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。高齢者専門の精神科医として35年以上にわたって高齢者医療の現場に携わる。現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。『80歳の壁』『70歳の正解』(ともに幻冬舎新書)など著書多数。

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加賀まりこ(以下、加賀)最近、朝、体が強張るのね。こんなの生まれて初めて。首が痛いわ、腰は痛いわ、目が痛いわ。聞こえにくいから、耳に補聴器つけてる。80歳の壁は手ごわい。
和田秀樹(以下、和田)感覚器の老化は昔と今と変わっていないんですよ。

加賀 今、外見は若いのにね。

和田 老眼は40代から始まる人が多く、耳が遠くなるのは50代から。老眼鏡は嫌だ、補聴器は年寄りくさいとか抵抗している人が多いんですよ。

加賀 聞こえたふりして過ごすよりも、ちゃんと聞こえた方がいいし、私、補聴器がみ
っともないと全然思わない。

和田 80歳の人でも85歳のことはわかりません。みんな歳を取るって初体験です。

加賀 そう。私は何かが起きるたびに、「おおー、これがきたか。よし、負けないよ」って。未知との遭遇を面白がればいいと思ってる。

和田 それは素晴らしい!

加賀 先生の本でお母さんのことを書いた話を読んだけど、世間体なんか気にしないところは私の母に似ています。

和田 私はたまたま勉強ができたけど、子どもの頃、性格が悪かったから、どこへ行ってもいじめられっ子だった。それで母親に「どうせ嫌われるんやから免状でも取れ」と言われて医者になりました。

加賀 面白い! 私も母が世間の目を気にしない、固定観念を持たない考えだったから自由に生きてきました。昔も今も全然ストレスはない。だから病気にならないと思う。

和田 そうです。ストレスがないと免疫力が上がります。

加賀 精神も肉体も免疫力ですよね、絶対。

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HALMEK up編集部
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