- ハルメク365トップ
- 美と健康
- 健康
- 冬の感染症を予防する!見直したい毎日の基本対策3
冬の感染症対策について専門医に聞く企画の2回目です。感染症を予防するには毎日の対策が第一!“気にし過ぎ”が逆効果になることもあるそう。そこで今回は、どの感染症にも共通する基本の対策を聞きました。
教えてくれた人:矢野邦夫(やの・くにお)さん
1955(昭和30)年、愛知県生まれ。医学博士。感染症専門医。浜松市感染症対策調整監、浜松医療センター感染症管理特別顧問。81年名古屋大学医学部卒業。名古屋大学病院や、米国フレッドハッチンソンがん研究所での勤務を経て、浜松医科大学臨床教授、三重県立看護大学客員教授を歴任。近著は『ねころんで読めるウィズコロナ時代の感染対策』(メディカ出版刊)。
対策1:正しい手洗い・消毒で接触感染を防ぐ!
ウイルス性感染症の主な感染経路として、接触感染があります。ウイルスに触れたり、ウイルスがついた手で目や鼻の粘膜を触ることで感染します。「予防には“手をしっかり洗うこと”が基本にして最大の対策です」と話すのは、感染症専門医で、感染対策のスペシャリストでもある矢野邦夫さん。
ドアノブやつり革など、多くの人が触る場所に触れた後は、必ず手を洗うこと。厚生労働省によれば、石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐだけで、ウイルスの数が1万分の1まで減らせるといいます。
「粘膜にわずかなウイルスが付着しただけでは、粘液に阻まれてほぼ感染には至りません。手が洗えない状況ならアルコール手指消毒液を使ってこまめにウイルスを除去しましょう」(矢野さん)
手洗いは“最大の砦”!洗い残しなく念入りに
![手洗いは“最大の砦”!洗い残しなく念入りに](https://halmek.co.jp/media/uploads/5569d6a77276c38e4e5891bd92577c631701840734.0918.jpg)
手洗いは接触感染を防ぐ“最大の砦(とりで)”ですが、何気なく洗うだけでは洗い残しが出ます。上のイラストを参考に、特に赤い部分を意識して念入りに洗いましょう。前提として、爪は短く切り、指輪などは外すようにしましょう。
濡れた手は“ウイルスホイホイ”状態! 清潔な布などで必ず拭く
手をきれいに洗っても、濡れたまま放置するとかえってウイルスを吸着してしまいます。外出先ならペーパータオルを使うか、清潔なハンカチなどでしっかり水気を拭き取りましょう。
消毒は、よく触れるところを1日1回でOK
手さえきちんと洗えていれば、環境の消毒はさほど神経質にならなくてOK。自宅なら、リモコンや電気のスイッチなど家族がよく触れるところを、1日1回を目安にアルコール消毒を。
対策2:ウイルスを追い出す&防いで飛沫感染を予防
新型コロナの主な感染経路でもある飛沫感染は、感染者のくしゃみや...
![](https://halmek.co.jp/media/account/d8e381e5cb0b9ed8eca7d614d86af39f.jpg)
雑誌「ハルメク」
女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値ある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど幅広い情報が満載。人気連載の「きくち体操」「きものリフォーム」も。年間定期購読誌で、自宅に直接配送します。雑誌ハルメクサイトはこちら
-
いきなり来る強い尿意…
尿モレを心配し過ぎて水分摂取を控えるのは絶対NG!生活習慣を変えれば、尿モレ対策は出来ます! -
圧倒的においしい「水」
国際味覚審査機構(ITI)主催のiTQi優秀味覚賞で、最高ランク「三ツ星」受賞!モンドセレクション金賞!「真においしい水」の条件とは一体? -
クーポン進呈!尿モレ対策
ハルメク読者の約8割が「不安」な尿モレ。その対策に、注目の「夜~朝専用」吸水パッドをご紹介。特別クーポンも進呈! -
突然の出費はこれで解決!
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。 -
「疲れ」感じにくい体に!
気温も湿度も高い夏は疲れやすい季節。夏バテになる4つの原因と猛暑を乗り切る「体づくり」の方法を解説! -
何歳からでも若返り!
老けた印象に見える「顔たるみ」は簡単なケアの継続で解消できます!年齢のせいと諦めず、2週間チャレンジしてみましょう!