ならない!うつさない!冬の感染症対策#3

正しいのはどっち?間違えやすい感染症対策Q&A

公開日:2023.12.07

教えてくれた人:矢野邦夫(やの・くにお)さん

教えてくれた人:矢野邦夫(やの・くにお)さん

1955(昭和30)年、愛知県生まれ。医学博士。感染症専門医。浜松市感染症対策調整監、浜松医療センター感染症管理特別顧問。81年名古屋大学医学部卒業。名古屋大学病院や、米国フレッドハッチンソンがん研究所での勤務を経て、浜松医科大学臨床教授、三重県立看護大学客員教授を歴任。近著は『ねころんで読めるウィズコロナ時代の感染対策』(メディカ出版刊)。

Q.手を石けんで洗った後、手指の消毒は?

A.毎回した方がいい
B.しなくてもいい

正解はB:基本はどちらか片方で十分。消毒しすぎは手肌を傷めます

前回、基本の感染症対策で紹介したように、しっかり手洗いをすればほとんどのウイルスを除去することができます。その上さらにアルコール消毒をすると、手肌の油分や水分が奪われ過ぎて、手指のガサつきにもつながります。特に冬は乾燥しやすくダメージも顕著に。手洗いと消毒はどちらか一方でOKです。

Q.手を石けんで洗った後、手指の消毒は?

Q.手指を消毒するエタノールの濃度は?

A.高い方が殺菌効果も高い
B.高過ぎても低過ぎてもよくない

正解はB:殺菌効果が最も高まるのは濃度70~80%程度です

手指消毒用アルコールの主成分はエタノールです。エタノール濃度が70~80%のものが一番殺菌効果が高いといわれ、濃度が高過ぎても効果が低下します。一方、消毒液が不足している時期に出回った商品には濃度が低いものもあるので、成分表示やメーカーのHP等で確認を。

Q.重ね着けする「二重マスク」は、感染対策には?

A.かなり効果的
B.ほとんど効果はない

正解は...

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