本当に正しい体の休ませ方・整え方#3

生命力がアップする!冬の体の休ませ方

生命力がアップする!冬の体の休ませ方

更新日:2023年12月09日

公開日:2023年07月19日

寒い冬、どう過ごしていますか?「冬は特に意識的に体を休ませることが大事」と、季節の養生法に詳しい鍼灸師の鈴木さんは言います。「カイロはお腹と腰どちらに貼るべき?」など、すぐできる“休ませ方・整え方”をお聞きしました。

冬は体を休ませる季節!生命力をアップさせよう

「冬は特に意識的に体を休ませることが大事」と話すのは、仁愛中国鍼灸院院長で季節の養生法に詳しい、鍼灸師の鈴木知世さん。

「冬は植物の成長が停滞するように、私たちの体の新陳代謝もぐっと落ちます。一方で、寒さで血流が滞って老廃物が排出されにくくなり、睡眠の質も下がるので、疲労がたまりやすいのです」

冬にしっかり体を休ませれば、生命力がアップ!

しっかり体を休ませるためにすべきことは何でしょう。

 

「まず効果的に体を温めること。これは深い睡眠をとる上でも大事です。また、極力汗をかかないよう注意しましょう。汗をかくと毛穴も開きやすくなり、そこから冷気が入って全身が冷えてしまいます。

また冬は、東洋医学で言う五臓の一つ『腎』の働きが低下しがちです。腎は、血液をろ過して老廃物を尿として出す腎臓としての機能を持つ他、生命エネルギーの源泉となる臓腑。ここをしっかり温めつつ、食養生で“補腎〟に努めることが肝心です」(鈴木さん)

そこで、すぐできる“休ませ方・整え方”を紹介します。

寒い冬は厚着して寝た方がいい?

×:汗をかいて余計に冷えと疲れを招くことも!

寒いからとむやみに重ね着したり、靴下をはいて寝たりすると、熱がこもって寝汗をかき、かえって体が冷えて睡眠の質も下がります。冬は血流が滞り、心臓から遠い下半身が冷えやすいため、下腹やふくらはぎなどを部分的に湯たんぽなどで温めたり、以下にあげた寝る前の簡単な動きで寒さ対策を。

寝る前に指先を刺激して睡眠の質アップ!

寝る前に指先を刺激して睡眠の質アップ!
左:手の指を水かき部分まで強く組んだ後、腕を前に伸ばす(指を組み替えてもう一度行う)。
右:爪のはえぎわの横をつまんでひねる。

手の指は動脈と静脈が切り変わる場所で、血流の要所。寝る前に刺激することで、効率的に血流をよくし、全身ポカポカで眠れます。ポイントは水かき部分の「八邪(はちじゃ)」と、爪のはえぎわの「井穴(せいけつ)」というツボ。自律神経のバランスも整います。

日中カイロを使うなら手やお腹がベスト?

カイロは腰に!ストレスを軽減し、全身がリラックス

カイロは腰に!ストレスを軽減し、全身がリラックス

腰のくびれの高さの、背骨の横にあるツボ「腎兪(じんゆ)」をカイロで温めると、副腎の機能も活性化し、疲労の回復力がアップします。またカイロを自律神経の中枢がある仙骨付近に貼れば、ストレスが軽くなり体がリラックスモードに。

※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。

次回は、冬の間におすすめの体の巡りをよくする運動と、冬の体をもっと元気にする習慣を紹介します。

教えてくれたのは、鈴木知世さん(すずき・ちせ)さん

教えてくれたのは、鈴木知世さん(すずき・ちせ)さん

1969(昭和44)年、東京都生まれ。仁愛中国鍼灸院院長。鍼灸師・東洋医学研究家。季節に合わせた養生法を幅広く提案。著書は『いつも調子がいい人の 体を動かす習慣 休める習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)、『東洋医学式 カラダとココロの整え方 新装版』『あなたのカラダとココロに寄り添う更年期とのつき合い方』(河出書房新社刊)等。

取材・文=新井理沙(編集部) イラストレーション=いなばゆみ

※この記事は雑誌「ハルメク」2023年2月号を再編集、掲載しています。

■もっと知りたい■

■本当に正しい体の休ませ方・整え方■
【第1回】調子のいい体を作る、動かす習慣・休める習慣
【第2回】これが正解!季節ごとの体の休ませ方・整え方
【第3回】生命力がアップする!冬の体の休ませ方
【第4回】体の巡りをよくする冬の休ませ運動&習慣

雑誌「ハルメク」
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