- ハルメク365トップ
- 美と健康
- 健康
- まぶたのたるみは「眼瞼下垂」?症状セルフチェック
目は、私たちの第一印象を決める重要なパーツです。まぶたがたるんでいると老けて見えてしまいます。同時に、「まぶたがたるむと視野が狭くなり危険が伴います」と医師の大慈弥裕之さんは言います。目の変化と、引き起こされる症状をチェックしましょう。
教えてくれる人:大慈弥裕之(おおじみ・ひろゆき)さん
医学博士。福岡大学形成外科学主任教授等を経て、自由が丘クリニックで眼瞼下垂外来主任に就任。日本美容外科学会前理事長。美容外科や抗加齢医学の分野で活躍している。
まぶたのたるみ、眼瞼下垂セルフチェック!
まずはセルフチェック。1つでも当てはまれば、まぶたのたるみが起きているかも? 自宅でできるセルフケアを行ったり、専門医による診断を受けてみましょう。
- まぶたの形が変わってきた
目のまわりがくぼんだり、二重の目が三重になったりしていたら、まぶたの筋肉や皮膚が衰えているのかも。どちらもたるみの原因です。
- 目と眉の間隔が広くなった
まぶたがたるむと、目を開こうと眉を大きく上げてしまうもの。それが“形状記憶”されると、目と眉の間隔が広くなってしまいます。
- 眠そうな 目つき
眠そうな目に見えたり、目つきが悪くなったと感じる人は鏡をよく見て。まぶたが重く垂れて、黒目が隠れたりしていませんか?
こんな症状も危険信号!
- まぶたが重くなった
- 視野が狭くなった
- おでこにしわが寄る
- 頻繁に肩こりになる
- 頻繁に頭痛がする
- あごを上げてものを見るようになった
- 心の不調を感じる
まぶたのたるみは心身の不調の原因にもなる
「筋肉量が減り、肌のハリが失われ……という老化で起きる体の変化は、目にも当てはまることです」と話す、医師の大慈弥さん。20代以降、徐々にまぶたの皮膚はゆるみ、まぶたを開閉する筋肉は衰えます。その結果、まぶたはたるみ、下がってしまうのです。
「45歳頃には、20代と比べ、目は1mm程度小さくなります。目の印象は強いので、1mm違うだけでまったく違う表情に見えます」
先ほどのセルフチェックで当てはまる項目はありましたか?
「『まぶたのたるみ』で視野が狭まると、目を大きく開くために、衰えたまぶたの代わりに頭の筋肉を使います。その結果、眉と目の間が広がり、おでこにしわが寄り、さらには頭痛や肩こりなども引き起こします。美容上の問題だけでなく、健康を脅かす、実は侮れない問題なのです」と大慈弥さん。
まぶたのたるみの原因は、筋肉と皮膚の老化です
「まぶたのたるみは、筋肉の衰えが進行すると『眼瞼下垂(がんけんかすい)』、皮膚がよりゆるむと『眼瞼皮膚弛緩症(がんけんひふしかんしょう)』と診断され、併発する人も多いです。治すには診断に沿った手術を行うことになります」
まぶたを開く筋肉「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」「挙筋腱膜(きょきんけんまく)」がたるんで起きる眼瞼下垂と、皮膚がたるんで起きる眼瞼皮膚弛緩症があります。
だからその前に、食い止めることが重要。次回お伝えするマッサージや生活習慣で今すぐ対策を!
「スッキリしたまぶたは、美容的にも健康的にもよく、世界が明るく見え前向きになれます。まぶたをスッキリさせて、暮らしの充実度を上げていきましょう」
取材・文=井口桂介(編集部)、撮影=日高奈々子、イラストレーション=omiso
※この記事は雑誌「ハルメク」2023年10月号を再編集しています
■もっと知りたい■
雑誌「ハルメク」
女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値ある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど幅広い情報が満載。人気連載の「きくち体操」「きものリフォーム」も。年間定期購読誌で、自宅に直接配送します。雑誌ハルメクサイトはこちら
-
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
もう尿モレで失敗しない!
人に相談しづらい、尿モレの悩み。失敗しない「尿モレケア用品」の選び方を徹底解説!気軽に商品を試せるキャンペーンも実施中♪ -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
コレできない人、危ない
筋力は鍛えないと みるみる内に減っていきます…そこで3秒でできる「筋力チェック」!できない人は5年・10年後●●になるかも… -
年金生活…まさかの大出費
年金に頼った生活は、突然の出費によって耐えられなくなる恐れが。退職後も、老後資金を確保する3つの方法とは? -
「脳の栄養」足りてる?
ストレス・落ち込む…こころの不調には「脳の栄養」が大きく関わることを知っていますか?不足しがちな栄養素とは…? -
女性に人気のカップ麺
「今日のゴハンはラクしたい」カロリー低め・食べ応えしっかり・本格的な味わい!ハルトモさんも絶賛する“推し麺”って? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
英語学習ありがちな失敗
初心者が英会話を学ぶときに陥りがちな失敗とは?「アプリ、オンライン、スクール」あなたに合った学習法は -
あなたも認知症予備軍?
オーラルフレイル(口の機能低下)のチェックリストであなたの認知症危険度を確認しよう! -
人に話したくなる雑学!
「訪花の一定性」という言葉を知っていますか?「へぇ~」となる事間違いなし!明日誰かに言いたくなる雑学