50代は“冬のひと手間”が老け見えを防ぐ

乾燥対策をサボると肌悪化リスクが約3倍に。12月の肌ケア新常識

乾燥対策をサボると肌悪化リスクが約3倍に。12月の肌ケア新常識

公開日:2025年12月28日

乾燥対策をサボると肌悪化リスクが約3倍に。12月の肌ケア新常識

12月は肌ケアの「手抜き派」と「強化派」で肌状態に約3倍の差が出るそうです。乾燥やくすみが加速しやすい50代こそ、年末の“ケア格差”にご用心。何を注意すればいいか解説します。

12月は「しっかりケア派」と「手抜き派」に分かれる

12月は気温の低下とともに乾燥が本格化し、肌へのダメージも進みがちな季節。

しっかり保湿対策を行いたいところです。一方で、忘年会や仕事の締め、家の用事などが重なり、「今日は最低限でいいか」とスキンケアを簡単に済ませてしまう人が増えるのも、この時期ならではの特徴です。

12月の肌ケアについての調査(※)では、「乾燥対策として普段より強化する」と答えた人が47%、「忙しくて普段より手抜きになる」と答えた人が41%と、ほぼ拮抗する結果に。

手をかけるか、後回しにするか。12月の過ごし方は、年明けの肌の印象を左右する分かれ道とも言えそうです。

手抜き派は肌悪化リスク約3倍。50代の冬肌に何が起きる?

手抜き派は肌悪化リスク約3倍。50代の冬肌に何が起きる?
shimi / PIXTA

調査(※)では、この“ケア格差”がそのまま肌状態の差として表れることも明らかになりました。

12月にスキンケアを手抜きした人の約68%が「肌状態が悪化した」と感じた一方、ケアを強化した人では約23%にとどまり、その差は約3倍。

わずか1か月のケアの違いが、ここまで大きな差を生む点は見逃せません。

今回の調査結果について、美容皮膚科・形成外科医の高桑医師はこう話します。

「冬は気温と湿度が下がり、肌のバリア機能が最も揺らぎやすい季節です。乾燥・寝不足・生活の乱れが重なることで、肌は想像以上にダメージを受けます」

特に50代は、皮脂量が減り、水分を抱える力も低下しがち。ケア不足が続くと、気付かないうちにくすみやハリ低下として表れやすくなります。

50代が12月に感じやすい肌不調TOP3

50代が12月に感じやすい肌不調TOP3
Fast&Slow / PIXTA

調査では、12月に増える肌悩みとして、次の3つが上位に挙がりました。

どれも冬になると実感しやすく、50代の読者にとっても「心当たりがある」不調ばかりです。

1位 乾燥・かさつき(78%)
湿度低下により水分が蒸発しやすく、刺激を受けやすい状態に。粉ふきやかゆみも、ここから進行します。

2位 くすみ・透明感の低下(57%)
血行不良や睡眠不足、冷えが重なり、顔全体がどんよりとした“疲れ顔”に。

3位 毛穴の目立ち(43%)
乾燥で皮脂バランスが乱れる“冬の逆転現象”。ファンデーションが浮きやすいと感じる人も少なくありません。

こうした冬の乾燥対策について、現場の専門家からはこんな声も。

大人女性のスキンケアにも詳しいヘアメイクアーティスト・只友謙也さんは、「50代のスキンケアは夜しっかりやっているから大丈夫、と思っている人も多いけれど、大間違い。保湿は朝こそが肝心なんです」と話します。

只友さんの美容番組はこちら!>>

12月は“美容医療でキレイになりたい”人が6割も

12月は“美容医療でキレイになりたい”人が6割も
pearlinheart / PIXTA

50代になると、「シミが前より目立つ」「隠しても隠しきれない」と感じる場面も増えてきます。

調査では、「年内に美容医療を受けてキレイになりたい」と答えた人が58.7%と約6割に。
その理由として最も多かったのが、「年末年始の休暇中にダウンタイムを過ごせる」(67.2%)でした。

実は、紫外線量が少ない冬は、美容医療に適した季節。日焼けリスクが低く、施術後の肌を落ち着かせやすいことから、「やるなら冬」と考える人も少なくありません。

すぐに受けるかどうかは別としても、「冬は選択肢として考えやすい時期」だと知っておくだけで、50代の肌ケアの守備範囲は広がります。

忙しさの合間でも自分の肌と向き合うきっかけが増える12月。年内にできるケアを意識することが、翌年の肌への自信につながっていきます。

※「12月における肌ケアの実態と"ケア格差"」調査期間:2025年11月15日〜11月25日/調査方法:インターネット調査/調査対象:全国の20〜50代の男女300名(医療法人社団鉄結会)

HALMEK up編集部
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