木村友泉のリンパのミカタ

「への字口」に気を付けて!口角を上げてご機嫌な顔になりましょう

「への字口」に気を付けて!口角を上げてご機嫌な顔になりましょう

公開日:2025年04月21日

ふと窓や鏡に映し出された自分の顔が老けていたり、なんだか不機嫌そうに見えたり。忙しさのせいと言い訳したくもなりますが、リンパケアトレーナーの木村友泉さんおすすめの簡単ケアで、自然とニッコリ、表情も気分も上げていきましょう。

木村友泉(きむら・ゆうみ)さんプロフィール

富山大学薬剤部卒業。薬局勤務時にひどい頭痛に悩む患者の対処法を探すうちにリンパケアに出合い、インストラクターに。薬剤師とインストラクターの両面から健康と美をサポートし、講演会なども精力的に行う。ハルメクアップの記事と動画「木村友泉 大人のリンパ・からだケアLesson」も大人気!

口まわりの筋肉をほぐせば自然と口角が上がります

口まわりの筋肉をほぐせば自然と口角が上がります


こんにちは! リンパケアトレーナーの木村友泉です。外を歩いていると忙しさのせいか険しい表情をしている方を多く見かけます。眉間にしわが寄っていたり、口元がへの字に下がっていたり。

“への字口”の原因となるのが、下あごのあたりにある「口角下制筋(こうかくかせいきん)」。下唇の両側から下あごにかけて扇形に広がり、上唇と口角を下に引っ張る役割を持つ筋肉です。そしてもう一つが唇を取り囲んでいる「口輪筋」です。この二つの筋肉が固くなると口角が下がり、口がへの字になってしまうんですね。

そこで今回は、そんな不機嫌な表情をご機嫌にするケアを紹介します。

攻略すべきは「口角下制筋」と「口輪筋」

1.口まわりの骨と筋肉をゆるめる

1.口まわりの骨と筋肉をゆるめる

下あごのあたりにある口角下制筋とほうれい線に小指を当てて、手のひらで頬を包み込むようにして、骨と筋肉をゆるめるように、手をやさしく細かく振動させます。

2.口角下制筋をもみほぐす

2.口角下制筋をもみほぐす

口角下制筋をもみほぐします。押して痛いと感じるところをほぐしていきましょう。ゆるめた後なので、ほぐして痛いと感じても問題ありません。2から5のケアは、ほぐれたと感じるまで続けます。
【約5~10秒】(人によって異なります)

3.あごをもみほぐす

3.あごをもみほぐす

あごの真ん中あたりをもみほぐします。

4.口輪筋をもみほぐす

4.口輪筋をもみほぐす

鼻の下にある口輪筋をもみほぐします。

5.ほうれい線に沿ってほぐす

5.ほうれい線に沿ってほぐす

中指、薬指を鼻の脇に当てて、ほうれい線に沿って下ろしながら、ほぐします。

最初に微振動でゆるめた後は痛いと感じるほどもみほぐしても大丈夫。肌をいたわることも大事ですが、こうして強めにもみほぐすことで自然と口角が上がるようになります。家ではもちろん、外出時にも口角を上げてご機嫌でいきましょう。 

撮影=中西裕人、ヘアメイク=木村三喜、構成=三橋桃子(ハルメク編集部)
※この記事は雑誌ハルメク2024年9月号を再編集しています。


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