今すぐ見直したい、50代からの正しいスキンケア

公開日:2024年05月15日

50代からやるべき洗顔・保湿・紫外線ケア#1

今すぐ見直したい、50代からの正しいスキンケア

今すぐ見直したい、50代からの正しいスキンケア

あなたのスキンケアは自分の肌質に合っていますか?「実は、間違ったケアをしている人が多いのです」と皮膚科専門医の赤須玲子さんは言います。そこで、今すぐ見直して取り入れたい正しいスキンケアについて伺いました。まずは自分の肌質をセルフチェック

教えてくれた人:赤須玲子(あかす・れいこ)さん

教えてくれた人:赤須玲子(あかす・れいこ)さん

医学博士、日本皮膚科学会専門医、アメリカ皮膚病理認定医。山梨大学医学部皮膚科学教室、トロント大学病理学教室を経て、1998年東京・六本木に赤須医院を開設。確かな臨床経験に基づいたきめ細かな診療が定評。専門はニキビ、シミ、ホクロ、スキンケア全般。

自分の肌質を知ることが、正しいケアの第一歩

スキンケアは積み重ねのケアで、50代からは若い頃に適切な手入れをしてきたかどうかの差が肌に表れる時期です。

「でも、ケアを始めるタイミングに手遅れということはありません。肌は新陳代謝によって常に生まれ変わっています。ただし、代謝の速度は加齢とともに遅くなるので、毎日の洗顔や保湿を正しく行い、肌が生まれ変わる力をサポートすることが大切です」と皮膚科専門医の赤須玲子さんは言います。

正しくケアするには、自分の肌質を正確に知ることが第一歩。まずはセルフチェックで確認しましょう。

自分の肌質をセルフチェック!

自分の肌質を知ることが、正しいケアの第一歩

肌質によって必要な保湿アイテムも異なります

肌質は水分量と皮脂量のバランスにより4タイプに分類できます。

下図の通り、必要な保湿ケアは肌質によって異なり、水分が少ない混合肌と乾燥肌は化粧水を、皮脂量の少ない乾燥肌と普通肌は乳液やクリームで油分を補うことが必須です。

「重要なのは、保湿は過不足なく行うこと。肌質にそぐわないケアは、肌のバリア機能を低下させ、さまざまなトラブルを招く他、肌老化の速度を速める原因にもなります」(赤須さん)

また、代謝の速度が遅くなる50代以降は、肌に負担をかけない正しい洗顔で古い角質をしっかり落とし、血行をよくする習慣と紫外線対策が不可欠です。

肌質タイプ別・必要なケアアイテムはコレ!

保湿は肌質に合わせて過不足なく行うことが大事。保湿のし過ぎは肌本来の力を弱めます。

肌質によって必要な保湿アイテムも異なります

【脂性肌】何もつけないでOK
水分、皮脂ともに多い「脂性肌」。皮脂によって水分蒸発が防げるので、洗顔後は化粧水やクリームはつけなくてOK。一方、皮脂により肌表面がざらつきやすいため、洗顔は丁寧に行いましょう。

【普通肌】化粧水不要。クリームを
水分量が多く、皮脂量が少ない「普通肌」のケアは、水分より油分を補うケアを重視。洗顔後は化粧水ではなく、乳液やクリームなどを塗って、肌の持つ水分の蒸発を防ぎましょう。

【混合肌】化粧水が必須
水分量が少なく、皮脂量が多い「混合肌」は、化粧水での水分補給を行うケアだけで十分です。乳液やクリームなどを使うと、皮脂量が増え過ぎてしまい、肌にとって逆効果のケアに。

【乾燥肌】化粧水&クリームを
水分、皮脂ともに少ない「乾燥肌」は、化粧水とクリームで水分と油分をしっかり補いましょう。オールインワン化粧品を使う際は、突っ張るなら化粧水、かさつくならクリームを付け足して。

次回は、今日から取り入れたい正しい洗顔、保湿、血行促進、紫外線ケアを紹介します。


取材・文=大門恵子(ハルメク編集部)、撮影=中西裕人、イラストレーション=ちちち

※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年10月号を再編集しています

雑誌「ハルメク」
雑誌「ハルメク」

女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値ある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど幅広い情報が満載。人気連載の「きくち体操」「きものリフォーム」も。年間定期購読誌で、自宅に直接配送します。雑誌ハルメクサイトはこちら

みんなの コメント
ハルメクが厳選した選りすぐりの商品

驚きの軽さ&使いやすさ!

1本で7つの効果
薬用美肌ヴェール
1本で7つの効果
薬用美肌ヴェール

夏に暑い・冬に寒い部屋は 断熱窓リフォーム!

ハルメク読者がショールームで体験!

環境省「先進的窓リノベ2025事業」で、窓やドアのリフォームに最大200万円の補助金が!お得にリフォームできる断熱窓の重要性が分かるショールームを、読者が体験しました。さらに、実際にリフォームしたご自宅にも潜入します!

2025.07.10
あれっおまたが擦れる……?40代からのおしもの悩みチェックリスト

あれっおまたが擦れる……?

40代、最近デリケートゾーンが気になったり、尿モレが気になったりということはありませんか。実はそれ、単に年齢のせいではなく、更年期に向かい始めている1つのサインかもしれません。今回は早めに知っておきたい閉経前後の症状「GSM」を解説します。

2025.07.10
今、レンズを薄いカラーにするのがおしゃれ♪

今、レンズを薄いカラーにするのがおしゃれ

50代女性の紫外線対策は、メガネのレンズを「カラーレンズ」にするのがおすすめ!おしゃれ&機能的に、カラーレンズを選ぶコツを紹介します。

2025.06.24
【PR】自分の尿モレタイプはどれ? 簡易診断でチェック!

自分の尿モレタイプはどれ?

たまに尿モレがあっても、だましだまし過ごされている方も多いのでは? けれど一口に尿モレと言っても症状によってタイプはさまざま。そこで自身の尿モレのタイプがわかる簡易診断チャートをご紹介!

2025.06.10
【PR】巻き爪や外反母趾などの足悩み解消を目指せる「正しい歩き方」

巻き爪解消を目指せる「正しい歩き方」

間違った歩き方は足トラブルを招き、健康寿命に影響があることを知ってましたか?正しい歩き方と足トラブル対策を専門家が解説!

2025.05.12
皮脂・メイク汚れに要注意!夏こそ眼鏡をメンテナンスしよう

眼鏡の皮脂汚れ気になる…

夏は汗や皮脂、メイク崩れなどで、いつもより眼鏡が汚れやすい季節。レンズやフレームの汚れを放っておくと、眼鏡の寿命が縮むことにもつながります!

2025.07.01
眼鏡愛好家の紫外線対策に!度付きサングラス・調光レンズを活用しよう

紫外線の量でレンズの色が変わる眼鏡!?

紫外線に反応して色の濃さが変わる調光レンズはこの季節にぴったり。屋外などではレンズカラーが濃くなり、紫外線が弱い屋内などではクリアに近くなります。

2025.07.01
更年期は気象病になりやすい?つらい症状を遠ざけるおすすめ対策3つ

更年期は気象病になりやすい?

雨が降ると頭痛やめまい、だるさなどの不調が起こる「気象病」。天気の変化によって起こる気象病は、実は更年期とも関わりがあると言われます。気象病のメカニズムや更年期との関係、つらい症状を和らげる対策について、医師の石原新菜さんに伺います。

2025.06.22
「ほったらかしの投資」~手軽に投資を始める・続ける方法

「投資は難しそう…」と思っている人は必見

興味があるけど自信がない人におすすめな、長期的に資金を積み立てていく「ほったらかしの投資」。家計をラクにする資産運用の方法が知りたい人はぜひチェック!

2025.06.02
【PR】始めるなら相談できる「対面証券」がおすすめ

お金のこと、なんでも無料相談

資産運用、相続、ローンまで!お金の「よくわからない」をプロに気軽に相談できる♪

2024.12.17
【PR】タイプで分かる!ライフスタイル別レンズ診断

タイプ別!ぴったりの眼鏡

「近くのものが見えづらくなった」と感じる人は眼鏡の変え時かも!ライフスタイル別におすすめの眼鏡レンズを無料で診断♪

2025.03.10
50代のための「お金の相談ガイド」〜まず何をすればいい?

50代のための「お金の相談ガイド」

50代に入ると現実味を帯びてくる老後への不安。家族や健康、仕事の悩みに加えてお金の問題についても漠然と不安を感じているものの、何から始めたらよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。お金の悩みを解決したい人はぜひチェック!

2025.06.13