老けて見える原因「たるみ」を今すぐ対策すべき理由
2024.07.212023年08月15日
たるみ、もたつきで顔が大きく!?すっきり小顔運動!
フェイスライン引き締め筋トレ&エクササイズ5選!
たるみや二重アゴがあると顔がすっきりしない印象に。フェイスライン引き締め筋トレ&エクササイズで顔をすっきり引き締めて、シャープできれいな輪郭に整えましょう!フェイスラインが崩れる原因、セルフチェック、5つのおすすめエクササイズを紹介します。
フェイスラインとは
フェイスラインは、顔の印象を左右するパーツです。まずは、フェイスラインの定義についてチェックしてみましょう。
フェイスラインとはどこのこと?定義は?
フェイスラインとは、顔の輪郭のことです。顔の形と大きさを左右する部分で、おでこの生え際、こめかみ、頬、耳の下、アゴ先にかけて顔まわりを一周した線が、フェイスラインです。
正面から見たときの輪郭だけでなく、横から見たときの横顔もフェイスラインといいます。
フェイスラインは加齢の他にも脂肪やむくみなど、さまざまな原因で崩れてしまいます。フェイスラインの崩れやもたつきはメイクでカバーしにくいため、気になる場合はケアを始めましょう。
フェイスラインが崩れる原因
フェイスラインが崩れてしまう原因は、加齢や筋力低下、皮下脂肪の増減、むくみ、悪い姿勢、骨密度の減少や悪いかみ合わせなど、多くの要因が考えられます。
ここでは、フェイスラインが崩れる原因の中でも代表的なものをご紹介します。
たるみ(筋力低下や骨密度の減少)
たるみは、フェイスラインの崩れを招く原因の一つです。
骨密度の減少や筋力低下、脂肪組織の減少、コラーゲンやエラスチン不足によるハリの低下などによってたるみが起こると、輪郭がもたついたり、二重アゴになったりします。
加齢の影響で骨密度が低下すると、骨が縮みます。顔は骨・筋肉・皮下脂肪・真皮・表皮のように層になっていますが、土台である骨が萎縮すると、その上に重なる筋肉や脂肪をしっかりと支えられなくなり、たるみが起こるのです。
また、皮下脂肪や皮膚を支える表情筋の衰えも、たるみによるフェイスラインの崩れを引き起こす原因になります。
骨や筋肉の衰えがなくても、皮下脂肪の量が減ったり、垂れ下がってきたりしてもたるみにつながります。
肥満
肥満も、フェイスラインに崩れが起きる原因の一つです。顔まわりに皮下脂肪がついてふっくらすると、輪郭がぼんやりしたり、膨らんで見えたり、フェイスラインの崩れにつながります。
むくみ
お酒を飲み過ぎたり、塩気の多いものを食べ過ぎたりした次の日に、顔がむくんでパンパンになってしまったことがある人も多いのではないでしょうか。
「むくみ」も、フェイスラインがぼやけたり、崩れたりしてしまう原因です。女性の場合、生理前にむくみやすくなる人もいます。
ただし、むくみはなんらかの病気が原因となっている可能性もあります。思い当たる理由がないのに、顔や体のむくみが続いているという場合は、一度病院を受診して詳しい検査を受けてみましょう。
骨格の歪み(悪い姿勢や悪い噛み合わせ)
悪い姿勢は、頭蓋骨を支える筋肉やアゴの運動に影響を与えます。姿勢が悪いことでアゴや首の位置が悪くなると、嚙み合わせや歯並びが悪くなってしまうことに。悪い嚙み合わせは、フェイスラインの歪みを引き起こします。
また、バッグを片側だけに掛ける、寝るときにいつも左右のどちらか決まった方を向いている、片側だけで食べ物を噛むといった癖も、長年続けると骨格の歪みを引き起こすため注意が必要です。
舌の位置
あまり意識したことがないかもしれませんが、舌の位置は美容に大きく関係しています。
舌には正しい位置があり、間違った位置にあると、舌に関連する筋力が衰えてしまい、二重アゴ、顔のたるみ、顔の歪み、ほうれい線などの原因になります。
間違った舌の位置は「舌癖(ぜつへき)」「低位舌(ていいぜつ)」と呼ばれ、美容面以外にもさまざまなデメリットがあります。
- 二重アゴや顔のたるみ、歪みにつながる
- 口呼吸になりやすくなり口臭・虫歯ができやすくなる
- いびきをかきやすくなる
- 歯並びが悪くなる など
「舌全体が上顎に沿ってぴったりくっついている」「舌先は前歯にぎりぎりくっつかない」というのが正しい舌の位置です。
フェイスラインがすっきりしないデメリットは?
もたつきやたるみでフェイスラインがすっきりしないと「顔が大きく見える」「老け見えする」「太って見える」「顔がぼんやりして見える」「顔が間延びしてアンバランスになる」などのデメリットがあります。
フェイスラインのもたつきやたるみは、メイクではカバーが難しい部分。日々のケアが大切です。
フェイスラインのセルフチェック!
「もしかしたらフェイスラインが崩れているかも?」と気になったら、以下のリストでセルフチェックをしてみましょう。
- 太っていないのに二重アゴになっている
- 顔全体がむくんでいる
- 顔を正面から見たときに、顎関節の辺りが凹んでいる
- 顔を斜めから見たときに、フェイスラインがもたついていた
- ほうれい線がひどくなった気がする
上記が一つでも当てはまる場合は、フェイスラインの崩れやもたつきが進行している可能性があります。
フェイスラインにたるみがある場合、顔や頭皮、体にもたるみが起こっていると考えられるため、これ以上悪化させないためにも、早めにフェイスラインを引き締め・引き上げるためのケアを行うのがおすすめです。
フェイスライン引き締め筋トレ&エクササイズ5選
「フェイスラインの崩れが気になる」「もたついたフェイスラインをくっきりさせたい、整えたい」というときは、トレーニングやエクササイズによって引き締めるのがおすすめです。
ここからは、フェイスライン引き締めトレーニングやエクササイズをご紹介します。
リフトアップ「頬のVトレ」
頬のたるみが気になる場合は、頬をきゅっと持ち上げてリフトアップする「頬のVトレ」がおすすめ。大頬骨筋を毎日動かすことで顔がきゅっと引き締まっていきます。
- 目をぱっちり開き、上の歯を見せてにっこり笑って頬を持ち上げる
- 手でサポートして、頬の筋肉を上にあげていく
- そして手を外してそのままキープする
- 手で4回羽ばたきながら床を押すイメージでエアプッシュして頬を引き上げていく
- これを2回繰り返す
ニコニコ体操(表情筋トレーニング)
フェイスラインのもたつきやアゴ下のたぷたぷが気になるなど、顔のたるみの悩みには、表情筋トレーニングである『ニコニコ体操』がおすすめです。
フェイスラインが崩れる原因は加齢や脂肪の増加などさまざまですが、猫背などの悪い姿勢も原因の一つ。姿勢が悪いと表情筋の使い方にばらつきが生じ、顔のバランスが崩れてたるみやむくみが起こり、これがフェイスラインのもたつきにつながります。
ニコニコ体操では、大頬骨筋と頬筋肉という頬の筋肉を鍛えることができます。
- 骨盤をしっかり立て、頭・顔・体に1本の軸が通るようにイメージして椅子に座る
- 目をしっかり開き、口角を上げて頬をぎゅっと持ち上げる
- 歯と口角に隙間ができるくらい、しっかりと上の歯を8本見せるように「ニー」と笑った状態でキープ
- 口まわりの筋肉を使い「コー」と口をすぼめる
- 「ニー」と笑って頬を持ち上げる動作と、「コー」と口をすぼめる動作を交互に行うのを「ニーコーニーコニーニー」と歌に合わせて5回行う
- これを5分間、1日1回行う
上記のニコニコ体操を1週間続けてみましょう。始める前に笑顔を作った顔の写真をスマートフォンなどで撮影しておくと、1週間のビフォーアフターが自分でチェックできるのでおすすめです。
ブルドッグ顔解消「ウートレーニング」
ブルドッグ顔とは、頬の脂肪や皮膚が垂れ下がり、口角横にブルドッグのようなたるみが起こった状態の顔のこと。たるみが悪化すると、フェイスラインの崩れにつながります。
加齢や過度なダイエットなどが原因で皮膚のたるみが起こったり、バッカルファット(遺伝的なもので、自力では落とせない顔の深部の脂肪)が下に落ちたりしてくると、ブルドッグ顔の原因になります。
また、頬や口元の筋肉をあまり使っていないと、これらの筋肉に衰えが起こって脂肪の重みを支え切れず、ブルドッグ顔につながることも。
表情筋トレーニング「ウートレーニング」は、口輪筋と頬筋を鍛えて、口元のたるみを解消につなげるエクササイズです。口元のたるみによるフェイスラインのもたつきが気になる人は、ぜひトライしてみましょう。
- 骨盤をしっかり立て、頭・顔・体に1本の軸が通るようにイメージして椅子に座る
- 口をすぼめて「うー」という口の形を作る。このとき、できる限り前に突き出すようにする
- 口をすぼめたままの状態で右側に動かして、5秒キープ
- 同じように口をすぼめたまま右から左に動かして、5秒キープ
- スピードアップさせながら繰り返し、左右に10回動かす
- ここまでを「口元の筋肉を使った」と感じるまで行う
近年、新型コロナウイルス感染症の影響による長いマスク生活や対面コミュニケーションの減少で、シワやたるみが進行しているといわれています。ウートレーニングはマスクをしたままでも簡単にできるので、おすすめのエクササイズです。
マリオネットライン解消「広頸筋エクササイズ」
マリオネットラインとは、口の両脇から下に伸びる2本の線のことです。マリオネットラインがあると、老け見えにつながります。
広頸筋エクササイズは、マリオネットラインに関連する筋肉である広頚筋を鍛えられるエクササイズです。
- 正面を向いて、顎を上げる
- 喉の筋が引っ張られるのを感じながら5秒キープ
- 顔を右に回す、左へ回す、ゆっくりと戻すという動きを5回繰り返す
あいうべ体操
間違った舌の位置を正しく改善したい場合は、「あいうべ体操」がおすすめです。
あいうべ体操を行うと口呼吸から鼻呼吸に改善されるため、風邪やインフルエンザなどの呼吸器の病気やアレルギー性疾患等の症状の改善も期待できます。
- 「あー」と口を大きく開ける
- 「いー」と口を大きく横に広げる
- 「うー」と唇をしっかり前に突き出し
- 「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
- ここまでの「あーいーうーべー」を1セットとして、1日30セットを毎日行う
フェイスラインをきれいに保つためのポイント
フェイスラインをすっきりさせたい、きれいな状態をキープしたいという場合は、生活の中で以下のポイントを意識しましょう。
- 姿勢の改善
- よく噛んで食べる
- 紫外線対策
また、糸リフト(スレッドリフト)やフェイスリフト、HIFU、ラジオ波など、適切な病院・クリニックでの美容医療の施術でもフェイスラインの引き締めが可能です。美容医療の施術の場合、ダウンタイムや痛み、副作用やリスクもあるため、信頼できる医師と十分話し合った上で治療を受けるようにしましょう。
引き締めトレーニングでフェイスラインすっきり!
フェイスラインが崩れると、顔が大きく見えたり実際の年齢以上に老けて見えたりする原因に。
フェイスラインが気になる場合は、顔まわりの輪郭の引き締めや、二重アゴの解消につながるトレーニングやエクササイズを取り入れてケアをしてみてはいかがでしょうか。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
監修者プロフィール:逗子メディスタイルクリニック院長 徳永理恵さん
国立東京医科歯科大学医学部を卒業後、同大学形成外科所属。横須賀市立市民病院では美容レーザー外来の立ち上げを行う。都内美容皮膚科勤務を経て、『医療の力でQOLを上げる』をコンセプトに、2010年逗子メディスタイルクリニックを歯科医の夫と開院。3人男子の育児にも奮闘中。所属学会:日本形成外科学会、日本美容皮膚科学会
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