生活習慣で痩せる

【50代のお腹太り】原因は1つじゃない!タイプ別の“健康的に凹ませる”方法

【50代のお腹太り】原因は1つじゃない!タイプ別の“健康的に凹ませる”方法

更新日:2026年01月25日

公開日:2021年06月30日

お腹だけ痩せたい!太り方タイプ別の日常ケアとは?

「お腹がぽっこりしている」「お腹だけ痩せたい」と、悩んでいませんか。太り方のタイプは人それぞれ違いますが、どのタイプでも日頃のケアで解消していくことは可能です。ここではタイプ別に日常生活でのお腹痩せポイントをご紹介します。

安宅鈴香
監修者
安宅鈴香
監修者 安宅鈴香 メッドセルクリニック大阪 院長

年齢を重ねると脂肪がつきやすくなる?

年齢を重ねると脂肪がつきやすくなる?

「今年こそ痩せる!」と決意した人も、健康診断で減量をすすめられた人も、なんとなく「まずは5kg落としたい」と考えていませんか?

-5kgは分かりやすい目標ですが、50代以上の大人女性は“体重だけ”を落とせばOKというわけではありません。

ストイックな方法で一時的に痩せても、続かなければ意味がなく、ストレスでリバウンドしてしまうことも。さらに代謝や筋肉が落ちて不健康になっては逆効果です。

そこで今回は、お腹太りのタイプ別に、健康的にお腹痩せを目指す方法をご紹介します。
同じ-5kgでも「1年くらいかけてゆっくり落とす」くらいのペースが理想。まずは、お腹に脂肪がつきやすくなる原因から確認していきましょう。

なぜ女性のお腹は脂肪がつきやすい?

女性は更年期を迎えると、ホルモンバランスの変化の影響を受けやすくなります。女性ホルモンには「プロゲステロン」と「エストロゲン」があり、脂肪の蓄積を防ぐ働きがあるとされるエストロゲンは、更年期に減少していくため、脂肪がつきやすい状態になりやすいのです。

また、内臓を支える筋力が低下すると胃腸が下がり、下腹がぽっこり見える原因に。
さらに、摂取カロリーに対して消費カロリーが低下することも、脂肪がつきやすくなる理由のひとつです。

皮下脂肪と内臓脂肪で変わる、脂肪のつき方

皮下脂肪と内臓脂肪で変わる脂肪のつき方

お腹や腰など胴体部分から脂肪がつきやすいのは、生命維持に必要な内臓を守るためともいわれます。特に女性は子宮があるため、お腹に脂肪がつきやすいのも自然なことです。

脂肪には大きく分けて「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があります。

  • 皮下脂肪:皮膚と筋肉の間につく脂肪。外側からつまめる
  • 内臓脂肪:内臓のまわりにつく脂肪。外側からは見えにくい

目安として、女性の場合、体脂肪率が30%以上で腹囲が90cm未満だと「皮下脂肪型肥満」に、体脂肪率が30%以上で腹囲が90cm以上あると「内臓脂肪肥満型」に該当し、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の範囲に入る可能性があります。

女性はホルモンの関係で皮下脂肪がつきやすいといわれますが、更年期を迎える50代になると、皮下脂肪だけでなく内臓脂肪もつきやすくなりがちです。

お腹太りは「どこに・どんな脂肪がついているか」で対策が変わります。まずは、自分のタイプを知ることが近道です。

50代以降で目指したい体重とBMI

体型が痩せ型なのか肥満型なのかを表す体格指数を「BMI(Body Mass Index)」と呼びます。一般的に、最も病気になりにくい状態とされるBMIは22。18.5未満が「痩せ」、30以上が「肥満」とされます。

【BMI計算式】
体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

(例)体重74kg・身長157cmの場合
74 ÷(1.57×1.57)=30:肥満体型

さらにBMIは年齢によって適正範囲の目安が異なり、
「50~69歳:20.0~24.9」「70歳以上:21.5~24.9」が目安とされています。

範囲内であれば過度な減量は不要ですが、大人女性は腹囲や体脂肪率、更年期症状なども含めて食習慣を見直していきましょう。

ちなみに、身長に合った理想体重の目安は次の計算式で求められます。

【理想体重の計算式】
身長(m)×身長(m)×22

(例)身長157cmの場合
1.57×1.57×22=54.2kg

あなたはどれ?お腹太りタイプを3つに分類

あなたはどれ?お腹太りタイプ別3つに分類

お腹が太って見える原因は人によって違いますが、大きく分けると次の3タイプに分けられます。

  1. 下半身に脂肪がついている【下半身太りタイプ】
  2. お腹まわり全体に脂肪がついている【お腹まわり太りタイプ】
  3. 下腹だけがぽっこり出ている【下腹ぽっこり隠れ肥満タイプ】

どのタイプかによって、効果的なアプローチが変わります。自分の太り方を知り、合った方法で整えていきましょう。

【下半身太りタイプ】洋ナシ型(皮下脂肪)

「洋ナシ型」は、お尻・下腹・太ももなど下半身に皮下脂肪がつきやすい体型。皮下脂肪は落ちにくく、変化が出るまでに時間がかかるのが特徴です。

【アプローチ法】
摂取カロリーを適正に整えつつ、脂肪燃焼を意識した食事+筋トレ+有酸素運動の組み合わせが効果的。糖質・脂質の量や内容も見直しましょう。

いきなり筋トレがつらい場合は、まずは散歩を兼ねたウォーキングや軽いストレッチから始めるのがおすすめです。

【下半身太りタイプ】水太り(むくみ)

水太りは、脂肪ではなく余分な水分が下半身にたまってむくみやすい状態。50代以降は代謝が下がり、不要な水分が排出されにくくなるため、むくみが起こりやすくなります。

水分の停滞は「冷え」につながり、代謝がさらに下がったり、胃腸の働きを鈍らせたり…と悪循環になることも。日常生活でこまめにケアしていきましょう。

【アプローチ法】

  • ウォーキングや体操など、軽い運動を習慣にして汗をかく
  • 良質な水をこまめに飲み、体内の水分を入れ替える
  • 骨盤まわりのマッサージやストレッチで巡りを良くする

ウォーキングや筋トレが難しくても、スキマ時間のストレッチ、つま先立ち・屈伸などを「できるだけ毎日」するだけでも変わります。

水分摂取量の目安は、1日平均1.5L~2L。食事からも水分は取れているため、運動前後・入浴前後・就寝前・起床後などに小分けして、トータル量を意識してみてください。

【お腹まわり太りタイプ】りんご型(内臓脂肪)

「りんご型」は、お腹・背中など上半身に脂肪がつきやすいタイプ。内臓脂肪が多い人に見られやすく、更年期以降は女性も内臓脂肪が増えやすくなるといわれます。

【アプローチ法】
内臓脂肪には、有酸素運動が効果的。ウォーキング・アクアエクササイズ・軽いジョギングなど、続けやすいものから始めましょう。

食後の散歩、階段を使う、1駅歩くなど、日常に“自然に入れる”のが続けるコツです。

また、内臓脂肪の燃焼を意識するなら、卵・大豆などのたんぱく質、酢、玄米・雑穀などの食物繊維、ブラックコーヒー(ポリフェノール)などもおすすめとされています。

【下腹ぽっこり隠れ肥満タイプ】内臓下垂

50代以降は、骨盤が開きやすく内臓を支える骨盤底筋が弱くなりやすいため、内臓が下垂して下腹がぽっこり出る人が多い傾向があります。

原因としては、骨盤底筋や腰まわりの筋力低下に加え、姿勢のクセ(猫背・反り腰・内股・がに股など)も影響します。楽な姿勢が続くほど、お腹が前に出やすくなるので注意が必要です。

【アプローチ法】
まずは日常で多い「立つ」「歩く」「座る」の姿勢を整えることから。

  • 重心は前ではなく後ろ(かかと)を意識して立つ
  • 上から吊られているイメージで背すじを伸ばす
  • お腹を軽く引き込み、膣・肛門を締める意識で歩く/座る

脚を組む習慣は骨盤をゆがめやすいので、意識して控えるのもポイントです。

骨盤の位置を自力で整えるのは難しいため、骨盤まわりの筋肉をほぐすマッサージやストレッチ、猫背を整える上半身ストレッチを習慣に。骨盤底筋は「日常的に締める意識」でも鍛えられます。

【骨盤底筋を鍛えるエクササイズ】

● 仰向けになりお尻を持ち上げ、数秒キープ。ゆっくり背骨→腰→お尻の順に床へ戻します。

家事の合間などに手軽にできる骨盤底筋強化トレーニング

50代のお腹痩せに効く!日常生活でできることとは

50代のお腹痩せに効く!日常生活でできることとは

「とにかくお腹を引っ込めたい。でもジムやダイエットは続かない」――そう感じる人は多いはず。できれば、生活の中で無理なく続けられる方法がいいですよね。

ここでは、どのタイプにも共通する“日常でできるお腹痩せ習慣”をご紹介します。

食べ方の工夫

まずは食事から。カロリーだけでなく、内容とバランスを整えることが大切です。

現代人は炭水化物が多くなりがち。
「カロリーを減らす」より「栄養を整える」意識で、野菜・穀類・肉・魚をバランスよく。ゆっくりよく噛んで食べ、腸内環境を整える発酵食品も取り入れましょう。

偏った食事制限は低栄養につながり、健康面で危険です。無理なく続く工夫で、満足感を保ちながら整えていきましょう。

  • 夕食は早めに:遅くとも22時までに終える
  • 食べる順番を意識:食物繊維→たんぱく質→主食の順を意識
  • よく噛む:30分以上かけてゆっくり食べる
  • 発酵食品を取り入れる:味噌・納豆・漬物などを日常に

【発酵食品で簡単メニュー例】

  • オートミールにブラン+オーツミルクをかけた簡単朝食
  • 発酵発芽酵素玄米に雑穀やスーパーシードを混ぜたご飯

正しい姿勢の習慣化

骨盤が後ろに傾くと猫背になり、下腹が出やすくなります。浅く腰掛けて背もたれにもたれる姿勢は要注意。

椅子に座るときは、肩と骨盤が一直線になるイメージで。ずっと完璧にする必要はないので、気づいたときに「背すじまっすぐ」と意識するだけでもOKです。

猫背対策には背中の柔軟性や筋力も大切。日常は“押す”動きが多く“引く”動きが少ないため、背中側を意識して動かすこともおすすめです。

ながらストレッチ

忙しい女性におすすめなのは「ながらストレッチ」。道具も準備もいらず、習慣にしやすいのが魅力です。

料理中・歯みがき中
姿勢を整え、お腹をへこませる「ドローイン」がおすすめ。息をゆっくり吐きながらお腹をへこませ、10~30秒キープしましょう。

椅子に座りながら
片手を上に伸ばし、反対側へ上体を倒して脇を伸ばします。腹斜筋がゆるみ、姿勢改善や骨盤ストレッチにもつながります。

ロングブレス

ロングブレスは、息を細く長く吐く呼吸法。お腹の筋肉が規則的に使われるため、お腹痩せが期待できます。

酸素がしっかり体内に入ることで内臓の働きも活発になり、代謝アップを目指せます。

規則正しい起床・就寝時間

毎朝同じ時間に起き、良質な睡眠をとることは、健康だけでなくダイエットにも大切です。

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、脂肪の分解や筋肉の修復を助ける働きがあるとされています。さらに、睡眠中は食欲を抑えるホルモン「レプチン」が分泌されるため、睡眠が整うとストレス食いの抑制にもつながります。

生活習慣を整えるだけでも、お腹痩せにつながる行動は意外と多いもの。お腹太りはタイプに合わせて対策することで、より効果的な変化が期待できます。

50代以上の女性はお腹の脂肪が落ちにくい傾向があるため、短期間で-5kgを目指すのはおすすめできません。

自分が健康的に動ける“ベスト体重”を知り、1年スパンなど長期で考えながら、スタミナを落とさず整えていきましょう。

監修者プロフィール:メッドセルクリニック大阪 院長 安宅鈴香さん

メッドセルクリニック大阪 院長 安宅鈴香さん

1973年生まれ、男児2人を子育て中。1997年3月琉球大学医学部卒業。
卒後は20年ほど主に大阪市立大学病院で精神科、内科、神経内科の臨床と研究に従事。一般病院でも女性更年期外来や認知症外来、老人医療などを行う。
2019年12月より大阪梅田のハービスプラザ4階のメッドセルクリニック大阪院長就任。
クリニックでは、美しく健やかに実り多いエイジング(productive aging)をサポートするために、統合医療(西洋医学と東洋医学の融合)、幹細胞による再生医療、美容医療を中心に、患者様のニーズに合わせたパーソナルオーダーメイド医療をご提案しています。

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HALMEK up編集部
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