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素朴な疑問永代供養とは?普通のお墓と何が違うの?
公開日:2021/01/19
更新日:2021/04/10
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
子どもがいない親戚が、「永代供養」の手続きをしていると言っていました。永代供養って、最近よく聞くけれど、普通のお墓と何が違うのかしら? 早速調べてみました。
永代供養とは
普通のお墓は、故人の身内が管理と供養を継承するのに対して、寺院や霊園が永代にわたり、遺骨を管理・供養してくれるのが永代供養です。お墓は、「永代供養墓」と呼ばれます。
普通のお墓は、墓石と霊園内に区画を用意する必要がありますが、永代供養墓は、一つの区画内に建立した大きなお墓を、それぞれの家が利用します。大きなお墓とは、屋内ならばロッカーのような納骨壇が設置された納骨堂、屋外ならば専用の建築物や塔の地下、などを指します。
遺骨の扱いはさまざまで、骨壺から取り出して他の方と一緒に埋葬する「合祀(ごうし)」、骨壺は別々の状態で他の方と同じスペースに埋葬する「合葬」、一定期間は合葬で期間が過ぎたら合祀するプランなど、寺院や霊園によって違います。
ちなみに、一定期間は「安置期間」ともいわれますが、一般的には、33回忌までを期限とするところが多いようです。
永代という言葉は、「長い年月」を意味する言葉なのだそう。「永久」という意味ではないのですね。
永代供養を選ぶ人はどんな人
- お墓の後継者がいない人
親族や子どもなど、死後にお墓の管理をする候補者がいない場合です。
- 子孫に面倒をかけたくない人
自分の子どもや孫であっても、お墓の管理や手間などで面倒をかけたくない人が増えているそうです。
- 一人あるいは夫婦のみでお墓に入りたい人
何らかの事情で、自分一人、夫婦のみといった限られた人でお墓に入りたい場合です。
- 費用を抑えたい人
永代供養は、墓地にする土地と墓石の費用がかかりません。その分のお金を生前に使う、子どもに残すといった選択もあるでしょう。
- 先祖代々のお墓が遠い場所にある人
残された人が高齢になると、遠い場所へのお墓参りは大変です。また、交通費が負担になる場合も。
- 墓じまいしたい人
何らかの事情で、先祖代々のお墓を手放さなければならない場合、放置すると無縁仏になってしまいますが、永代供養墓に遺骨を移すことができます。
永代供養のメリット
- 生前に申し込みができる
お墓のタイプや埋葬プラン、費用などをじっくり検討した上で、生前に申し込みが可能です。実際に見学もできます。
- 宗教・宗旨・宗派は不問
一般的に、永代供養は宗教や宗派は不問とされているため、誰でも入れます。
- 費用が抑えられる
永代供養墓には、単独墓、集合墓、合祀墓などの種類がありますが、一般的なお墓よりも費用が抑えられます。
単独墓……永代供養料30万~100万円ほど
墓石料50万~150万円ほど
集合墓……永代供養料10万~30万円ほど
合祀墓……永代供養料3~10万円ほど
- プロが管理するので安心
お墓の管理をしてくれるのは寺院や霊園といった、いわばプロなので、安心感が得られるでしょう。
そろそろお墓について、ダンナさんとゆっくり話してみようと思います。
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参照:いいお墓
イラスト:飛田冬子
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