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素朴な疑問「テンパる」「リーチ」は麻雀由来の言葉って本当?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近、パソコンに向かっている時間が増えているダンナさん。聞いてみると、ネット対戦できる麻雀にハマっているんですって。会社の若い人に教えてもらったらしいけど、お金をかけずに頭を使う趣味としてはいいのかもしれませんね。
ワタシも一緒にやってみようと思ってルールを見ていたんだけど、「テンパる」とか「リーチ」とかよく聞く用語がたくさん。麻雀由来の言葉って意外と多いのかもね。他にもいろいろありそうなので、調べてみました!
麻雀の由来と日本での普及
麻雀は中国で生まれたテーブルゲームです。4人で一つの卓を囲み、牌(パイ)の取捨を繰り返して役(ルールで決められている完成形)をそろえて得点を競います。1900年代初頭、アメリカ経由で世界中に広まった麻雀は、日本でも広く普及しました。
麻雀をテーマにした漫画やネット対戦により、老若男女問わず楽しめる頭脳派ゲームとして今も根強い人気を集めています。その結果、麻雀由来の言葉は日常生活にも浸透してきたということのようです。麻雀を語源とする言葉の中からなじみ深いものを集めてみました。
麻雀用語が由来となっている言葉
テンパる
麻雀では、あと一個で上がれる状態のことを「聴牌(テンパイ)」といいます。もうすぐ上がれるというソワソワした状態になぞらえて、浮足立つ、興奮して注意力が欠けている、パニックになるといった意味合いで使われるようになりました。1990年代後半から若者言葉として使われたのがきっかけだそうです。
リーチ
カタカナで書かれるので英語だと思われがちな「リーチ」という単語も実は麻雀用語です。麻雀にはあと一個で上がれる「聴牌(テンパイ)」のときに「立直(リーチ)」と宣言すると、上がったときの点数が高くなるというルールがあります。このことから「あと一歩で完成する状態」を「リーチ」と呼ぶようになりました。
チョンボ
麻雀をしているときに積まれている牌を倒してしまったり、牌の個数が合わなくなってしまったりするミスを「チョンボ」といいます。これが一般にも広まって、失敗やミスのことを「チョンボ」というようになりました。
メンツ
「メンツ」は漢字で「面子」と書き、3個でひとそろいになる牌の組み合わせや、麻雀のメンバーのことを表す言葉です。そこから派生して、会合や飲み会などのメンバーを指す言葉としても使われるようになりました。
トイメン
「トイメン」は漢字で「対面」と書き、卓を囲んだ際に自分の正面に座る人を指しており、そのままの意味で一般でも使われるようになりました。
レンチャン
「レンチャン」は漢字で「連荘」と書き、麻雀のゲーム中に順番に回ってくる「親」の状態が連続していることを指しています。そこから「物事が連続している状態」をレンチャンと呼ぶようになったのです。
アンパイ
「アンパイ」は捨てても相手に上がられる心配のない「安全牌(アンゼンパイ)」を指す麻雀用語です。ここから転じて害をなす心配がない人や、安全な選択肢を意味する言葉として使われるようになりました。
当たり前のように使っている言葉にも、麻雀由来のものがこんなにたくさんあるとは驚きでした。それだけ多くの人に麻雀が愛されてきたということなのかもしれませんね。
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参照:全国麻雀業組合総連合会
イラスト:飛田冬子
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