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2020年05月04日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
毎年、「こどもの日」が近づいてくると、柏餅を食べたくなるワタシ。近所の和菓子屋さんやスーパーなどの柏餅を買って来て、食べ比べをしています。
食べるたびに思うのですが、柏餅の葉っぱって子どもの手のひらみたいでかわいいですよね。今回は、この柏餅の葉っぱについて調べてみようと思います!
柏の葉は、昔から食べ物を蒸したり盛り付けたりするために使われていました。柏の木は、冬になって葉が枯れても、新芽を付けるまで落葉しないことから、「家系が途切れることなく続く」「子孫繁栄」などの象徴とされていたのだそうです。
他には、樹木を守護する神様である「葉守(はもり)」が宿るといわれたからとも。
柏の葉を使った柏餅が食べられるようになったのは、江戸時代の中頃から。柏餅をこどもの日(端午の節句)に食べることで、男の子が健康で活発に育つようにという願いを込めたのだそうです。
江戸時代に始まった柏餅を食べる習慣は、主に関東から東日本に広まりました。これは、柏の木が東日本に多かったことや、江戸に家督を継ぐことを大事とする武家が多かったことも関係しているのだとか。
柏餅といえば、甘い小豆あん(粒あん・こしあん)やみそあんがおなじみですが、江戸時代の柏餅に使われていたのは、塩あんだったそうです。どんな味だったのか興味があるわあ~。そして江戸時代の中期以降に、甘いあんやみそあんが使われるようになったそうです。
今は、粒あんは緑色の餅、こしあんは白色の餅、みそあんはピンク色の餅で、中身の違いがわかるようになっているものをよく見掛けますが、明確な基準はないそうです。
そうそう、柏餅の葉っぱを見るだけで中のあんがわかる場合もあるそうです。柏の葉の表側が外になっているものは、小豆あん(粒あん・こしあん)。ざらざらした葉の裏側が外になっているものは、みそあんだそう。これも、製造者によって違いがあるようです。
地方によっても違いがあります。関西ではこしあん、関東では粒あんを食べることが多く、みそあんを食べない地域もあります。
柏餅以外にも「こどもの日」に食べられているものがあります。笹の葉で巻いたちまきは、全国的に食べられていますよね。
他には、北海道の「べこ餅」。白砂糖と黒糖を使った2色の軟らかいお餅です。
南九州で食べられている「あく巻」は、灰汁(あく)に漬けたもち米を孟宗竹(モウソウチク)の皮で包んで蒸した和菓子。
徳島県の脇町に伝わる「麦だんご」は、大麦粉を混ぜだ団子を山帰来(サンキライ)の葉で包んだものです。
どれも素朴な感じでおいしそう! ちまきや他のお菓子も食べてみたいわ。とはいえ、やっぱり柏餅は食べておきたいわ。今年は、どこのお店で柏餅を買おうかな?
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参照:株式会社日京クリエイト
イラスト:飛田冬子