- ハルメク365トップ
- 素朴な疑問
- シナモンはアンチエイジングにいいって本当?
素朴な疑問シナモンはアンチエイジングにいいって本当?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
甘くておいしいシナモンティー。体が温まるようにと思って、最近よく飲んでいます。
というのも、この間、ラジオで「シナモンはアンチエイジング効果がある」って話をしていたんですよね。シナモンに体を温める効能があることはなんとなく知っていたけれど、シナモンのアンチエイジング効果って、どんなものかしら? 早速調べてみました!
シナモンの効果
シナモンは、クスノキ科の常緑樹、日桂(にっけい)の樹皮から得られる香辛料で、ニッキ(肉桂)、漢方では桂皮(けいひ)と呼ばれています。実は、シナモンは栄養が豊富で、主にビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、カリウム、マグネシウム、鉄、カルシウム、亜鉛などを含んでいます。ビタミンB1、B2は代謝を助け、皮膚や粘膜を丈夫にしてくれます。また、カリウムは体内の余分な水分を排泄する働きをしてくれます。
シナモンを取ると、体がポカポカしてきますよね? あれは、シナモンには血管を拡張させ、血流をよくする働きがあるからだそうです。血流がよくなると、肌のくすみや髪のトラブルが改善されることがあります。さらに、シナモンに含まれるカリウムの働きで、むくみの解消につながります。
また、シナモンには代謝を助ける働きがあるので、お肌のターンオーバーが整いやすくなります。さらに、老化の原因となる活性酸素を抑えてくれる働きまであるそう。これはアンチエイジングによさそうです!
さらに、シナモンの香りにはリラックス効果があるそうです。疲れたときにシナモン入りのお茶を飲んだり、シナモン入りのスイーツを取ったりして休憩すれば、日々の忙しさからくるイライラも緩和されるかもしれませんね♪
シナモンを取るときの注意点
シナモンは適量を取っている分には問題ありませんが、過剰摂取とすると、シナモンに含まれる「クマリン」という成分の影響で肝障害につながる恐れがあるんですって。また、シナモンに含まれる「シンナムアルデヒド」という香気成分が胎児へ悪影響を及ぼす可能性があるそうで、妊娠中に取るのは控えたほうがよさそうです。
シナモンには、大きく分けて、「セイロンシナモン」と「カシア」の2種類があります。ある研究所が出した「クマリン耐容一日摂取量」から各シナモンの一日の許容量は次のようになります。「セイロンシナモン」なら1日約365g、「カシア」なら一日約1.5gまで取っても大丈夫だそうです。同じシナモンとはいっても、含まれている「クマリン」の量が全然違うのですね!
ちなみに、シナモンパウダーの瓶で一振りのシナモンは0.1g、小さじ1で1.8g。「セイロンシナモン」であれば、許容量を超えることはまずないでしょう。「カシア」は一日約1.5gまでなので、オーバーしてしまうかもしれないので、気を付けましょう。
セイロンシナモンとカシアの見分け方ですが、一つは原産地。セイロンシナモンはスリランカ産で、カシアは中国産、ベトナム産、インドネシア産、マレーシア産です。また、見た目を見ると、セイロンシナモンは薄巻きのスティック状ですが、カシアはゴツゴツとしたスティック状。香りも違います。セイロンシナモンは柔らかい優しい香りですが、カシアはワイルドな癖がある甘い香りです。
栄養豊富でリラックス効果もあるシナモン。スーパーなどで手軽に買えるので、これからはティータイム、朝食、おやつなどに取り入れていこうと思います。
■人気記事はこちら!
- バナナの正しい保存方法!冷蔵庫で保存しちゃダメ?
- 栗(クリ)の栄養は美容にいいって本当?
- かつお節(鰹節)を「おかか」というのはなぜ?
- 海の中で昆布のだしが出ないのはなぜ?
- ヒジキは食べ過ぎると体に良くないの?
- 知ってるようで実は知らない?素朴な疑問ランキング ベスト100
参照:女性の美学
イラスト:飛田冬子
- いいね 19
- びっくり 0
- 役に立つ 0
- 泣ける 0
\ この記事をみんなに伝えよう /
-
巻き爪を予防する靴選び
健康的な足を守るために「靴選び」はとても重要。巻き爪や足トラブルを防ぐ靴の選び方と履き方をシューフィッターに聞きました。 -
「朝の尿モレ」これで解決
どっと押し寄せる朝の尿意。そんなやっかいな「朝の尿モレ」に特化した吸水パッドをハルトモさんがお試し!はたして効果は? -
視力ケア専用の卵が登場?
毎日食べる「卵」。実は目の健康を守る「ルテイン」が豊富な卵があるんです。最近視力が……と思っている方は要チェック! -
薬局の待ち時間を解消
薬局でのキツい待ち時間。仕方ないとあきらめていませんか?アイン薬局のアプリを使えば、実は待ち時間問題は解消できるんです! -
突然の出費はこれで解決!
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。 -
老化を早める「体の酸化」
体の酸化度(サビ度)をチェック!「老けやすい生活」を送っていませんか?