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2019年05月29日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
5月29日は「こんにゃくの日」です。こんにゃくの種芋が5月に植え付けをすることと、「こ(5)んに(2)ゃく(9)」の語呂合わせからきたものだそう。本格的な夏を迎える前に、こんにゃくを食べて健康になってもらおうと、1989(平成元)年に一般財団法人日本こんにゃく協会と全国こんにゃく協同組合連合会によって制定されました。
料理の脇役というイメージが強いこんにゃくですが、実は中国・唐の時代から食べられていた伝統食というのはご存じでしたか? 日本には縄文時代にサトイモとともに伝わったとか、飛鳥時代に仏教とともに伝わったなど諸説ありますが、いずれにしても1000年以上という長い歴史があるんですって。
こんにゃくはグルコマンナンと呼ばれる食物繊維が豊富で、腸内で水分を含んで膨張し、腸内にたまった老廃物を体の外に排出してくれる働きがあります。江戸時代には「おなかの砂下ろし」「腸の掃除屋」「胃のほうき」などと呼ばれていたというから、その頃には日本人はこんにゃくでデトックスできると認識していたんですね!
カロリーがほとんどない上に食べ応えがあり、カルシウムもしっかり取れるこんにゃくはダイエットの強い味方。それだけでなく、腸の動きを活発にして新陳代謝をアップさせ、肌荒れを防いでくれるなど美容効果も期待できます。
さらに、最近はこんにゃくが持つ保湿成分にも注目が集まっているんですって! こんにゃくの中でも生芋こんにゃくに含まれる「こんにゃくセラミド」を摂取することで、全身のお肌の保湿力が高まり、バリア機能を強化する効果があると実証されています。こんにゃくの商品パッケージの成分表を見たときに、「こんにゃく粉」と書いてあるものではなく、「芋」から作られている生芋こんにゃくを選ぶのがポイントです。
こんにゃくの魅力は海を越え、最近では外国でも人気を呼んでいるそうです。特にイタリアでは乾燥しらたきが「ゼンパスタ」と呼ばれて大ブーム中。パスタに似ているけど低カロリーなしらたきは、ヘルシー志向の人にとっては願ってもない食品だったよう。美食の国で日本生まれのしらたきが人気なんて、なんだかうれしいですね。
決して主張はしないけれど、ワタシたちの暮らしを陰で支えてくれるこんにゃく。そのパワーに敬意を表し、今日はこんにゃくが主役のメニューを考えてみようかしら!
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イラスト:飛田冬子