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2019年01月22日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
友人から宅配便が届きました。何やら重たい箱の中身は何かしら?とドキドキしながら開けてみると……なんと中身はトマトジュースのセットでした! 添えられたお手紙には「リコピンは体にいいので、たっぷり摂取してこれからも元気でいてください」とのメッセージ。
「リコピン」という成分について、聞いたことはあるけれど詳しくは知りませんでした。体にいいというけれど、実際にどんな効果があるんでしょうか? 早速調べてみました。
リコピンとは、植物などに含まれる赤色やオレンジ色の色素成分「カロテノイド」の一つで、そのカロテノイドの中でも抗酸化作用がとても高く、同じく抗酸化作用を持つ「ビタミンE」の100倍以上といわれています。
抗酸化作用は、生活習慣病の予防やメラニン生成の抑制などの美容によいといわれています。「お肌にもいいなら、張り切ってリコピンを摂取するしかない!」と思いながらさらに調べてみると、他にもリコピンのうれしい効果があることがわかりました。
リコピンは、ぜんそくやアトピー、花粉症などのアレルギー、リウマチや骨粗鬆症(こつそしょうしょう)にも有効性が見られたという研究結果があります。さらに、妊婦さんがトマトジュースを飲むと、母乳のリコピン濃度が上昇し、赤ちゃんにもいい影響があるという研究結果も。
リコピンを取るなら生で食べるのが一番!と思っていたのですが、実は違うそうです。リコピンは生で食べるトマトより加工用のトマトの方に多く含まれているそうです(ということは、ジュースなどでとるといいのね)。さらに、リコピンは油溶性(油に溶けやすい性質)なので、油と一緒に加熱して食べることで、体内への吸収率がアップします。
リコピン摂取の点から考えると、理にかなっているのがイタリア料理。トマトソースやスープ、パスタなど、イタリア料理には、トマトとオリーブオイルを組み合わせた料理がたくさんありますよね。おいしく食べて、リコピンを効率よく取って、アンチエイジングになるなんて、トマトって素晴らしい野菜ですね。
リコピンについて、トマトの効能ばかり紹介してしまいましたが、スイカ、柿、ニンジン、アンズ、パパイア、マンゴーなどにも含まれているそうです。トマトが苦手な方は、スイカや柿からリコピンを取るといいかもしれませんね。
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イラスト:飛田冬子