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2020年01月27日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近、たんぱく質がアツいですね。かつては「日本人が長寿なのは魚を食べているから」といわれていましたが、このところは90歳を過ぎても元気いっぱいに活躍している方々が「お肉大好き!」と口々に発言して話題を呼んでいます。健康のためにお肉を食べているという方もいますよね。
ワタシはお肉もお魚も、どっちも大好き♪ 両方バランスよく食べて、いつまでも健やかに暮らしていきたいわー、なんて話をしていたら情報通の友人B子から「ハルメク子は甘いわね。今はダブルたんぱくの時代なのよ!」と言われました。ダブルたんぱく? なにそれ気になる!
というわけで調べてみました。「ダブルたんぱく」というのは、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を同時に取る食べ方のこと。植物性と動物性のたんぱく質を同時に食べると、たんぱく質が効率的に体内に吸収され、筋肉の萎縮を抑制する働きがあることが明らかになったんだとか。
たんぱく質は肌や髪の毛、骨、筋肉など、ワタシたちの体の多くをつくっている栄養素です。たんぱく質無くして生きてはいけないというほど重要な存在にもかかわらず、日本人のたんぱく質摂取量は年々減っているそうです。特に深刻なのが、ワタシたち50代以上の女性。1日に必要なたんぱく質量を取れていない人が多く、健康被害が不安視されています。
たんぱく質が足りなくなると、骨や筋肉が弱くなって骨折のリスクが高まります。また、肌や髪の毛のハリやツヤが失われてしまったり、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が減って気分が不安定になりやすくなるという影響もあるそうです。特にワタシたちの世代は筋力が減って代謝も落ちているので、せっかくたんぱく質をたくさん取ってもうまく体内に吸収されないという問題が……(なんてこと!)。
そこで注目されるようになったのが、動物性と植物性のたんぱく質を同時に取ることで吸収率を高めるという方法。植物性たんぱく質は筋肉の減少を抑え、動物性たんぱく質は筋肉を増やす働きがあるなど、動物性と植物性それぞれに異なる働きがあり、2つを組み合わせることで筋力も健康効果もパワーアップするってことなのね!
こんな話を聞いたら、やらない手はないわね! ポイントは、肉、魚、卵、乳製品という動物性たんぱく質と、豆、大豆製品、ナッツ類などの植物性たんぱく質を組み合わせて同時に食べるということ。組み合わせを考えるのが面倒なときは、ひき肉と豆腐が入った麻婆豆腐や、豚肉と味噌、豆腐、油揚げなどがたっぷり入った豚汁など、ダブルたんぱくメニューを加えてもいいわね。
最近では豆腐入りの伝統食「とうふちくわ」など、ダブルたんぱく食品も注目されているようなので、今度見かけたら買ってみようっと。ダブルたんぱく様、どうかワタシにキレイで若々しい体を授けてちょうだい~!
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イラスト:飛田冬子