素朴な疑問

スケソウダラを食べるだけで筋肉量が増えるって本当?

 

スケソウダラを食べるだけで筋肉量が増えるって本当?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

筋トレ好きの友人と話していたら、「スケソウダラを食べると、筋肉が増えるんだって! 今晩から、ちくわをたっぷり食べなくちゃ!」と言われました。

 

そんなに都合のいいことってあるの? そもそも、スケソウダラって何だっけ? と気になったので、農水省管轄の産官学連携の研究組織で、水産物由来成分を活用したロコモ機能改善について研究しているAPP研究会所属、愛媛大学大学院教授の岸田太郎さんに聞いてみました。

 

スケソウダラとは、ちくわ、魚肉ソーセージ、かまぼこ、カニカマ、さつま揚げといった練り物の材料で、卵巣はたらことして食べられている、とっても身近な白身魚。でも、傷みやすく、生で流通することはほとんどないので、その姿を思い出せる人はあまりいない縁の下の力持ちのような存在です。

 

スケソウダラ

 

このスケソウダラに含まれる速筋タンパク質を1日1回4.5g(スケソウダラのミンチ30g)、それを3か月間毎日食べ続けただけで、65歳以上の女性の下半身の筋肉量が1.5%増加した研究結果が出たんですって! (日本アミノ酸学会 第11回学術大会 日本水産株式会社)

 

さらに、同量程度のスケソウダラの速筋タンパク質を6週間食べ続けて筋肉トレーニングをしたところ、65歳以上の男女ともに、牛乳に含まれるカゼインタンパク質を食べた群と比較して、スケソウダラの速筋タンパク質を食べた方が、より短期間で筋力がアップした研究結果も出ました。

 

スケソウダラパワーの驚くべきところは、それだけではありません。瞬発的にエネルギーを使う「速筋」に、効果的ということがわかってきたのだそう。「速筋」とは、年齢とともに萎縮して減っていきやすい筋肉。速筋が減ると、つまづいたときにとっさに足が出なくて転びやすくなったり、熱を生み出しづらい体になり冷え性になったりします。年を取ると動きがのんびりしてしまうのも、速筋が減っていくから。

 

そんな貴重な「速筋」に効果的! という研究結果が出たスケソウダラは、高齢者のフレイルを予防する食材として期待が高まっています。とはいえ、詳細なメカニズムはまだ解明できておらず研究は続いているんですって。

 

でもスケソウダラ自体は、体内のタンパク質合成に効率よく利用されやすい、良質なタンパク質というのは確実な情報。皮膚や筋肉、内臓、骨、歯の材料となるタンパク質をしっかり1日3食取りたい年代としてはうれしいですね! 

 

そこで、公認スポーツ栄養士のこばたてるみさんに、カニカマを使った簡単レシピ「かにかまミルク雑炊」を教えてもらいました。タンパク質とカルシウム、ビタミンB2が取れるメニュー。1人分なら、電子レンジ調理も可能です。

 

かにかまミルク雑炊

 

かにかまミルク雑炊
【材料】2人分
かにかま(棒タイプ) 10本
ご飯 360g
牛乳 200mL
長ネギ 少々

 


溶き卵 2個分
長ネギ(みじん切り)1/2本
顆粒和風だし 小さじ1
塩 少々

 

<作り方>
(1)ボウルにAとほぐした「かにかま」を入れ、混ぜ合わせる
(2)鍋に水で洗ったご飯と牛乳を入れ、火にかけ沸騰直前で弱火にし、約5分加熱する
(3)ご飯が軟らかくなったら中火にして(1)を回し入れ、卵が半熟状になったら火を止め、器に盛り、輪切りの長ネギをトッピングする。

 

出来上がり! 消化にもよくて、朝ごはんにピッタリ。

 

お財布にもやさしいし、献立の材料に積極的に使っていくのはアリですね♪

 

監修:愛媛大学大学院教授 岸田太郎さん

 

 

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