公開日:2023年01月24日
素朴な疑問
餅は消化に良い?悪い?食べ過ぎるとどうなる?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
お餅大好きなワタシは、お正月休みの間毎日アレンジして食べています。今日もこたつに入ってお餅2つ入りのお汁粉を食べちゃいました!
でも、お餅を食べ過ぎた時ってなんだかお腹の調子が良くない気がします……。気のせいかもしれないけれど、念のため調べてみることにしました!
餅は消化されにくい食べ物

お餅は100gで、ご飯お茶碗1膳分程度のカロリーがあります。小さな見た目に反して随分カロリーが高いと感じますが、お餅はご飯よりも腹持ちがいい炭水化物なのです。
お餅の原料は、もち米です。もち米の7割は「アミロペクチン」というデンプン質でできており、一般的な白米(うるち米)よりも20%ほど多く含まれています。
このアミロペクチンは、消化酵素が浸透しにくく、溶解しにくいのが特徴。つまり、お餅は消化されにくく胃腸にとどまる時間も長いため、白米と比べて腹持ちがいいのです。
腸閉塞になることも!小さく切りよく噛むことが大切

時間がないときでも焼くだけで手軽に食べられるお餅。
きなこやあんこをまぶしたり、醤油をつけて磯辺焼きにして食べる他、ケチャップとチーズを乗せてもちピザにしたり、最近ではワッフルメーカーで焼いた「モッフル」なんておしゃれな食べ方もあります。
でも、お餅を食べる際は喉や腸に詰まらせないよう要注意!
「お餅が喉に詰まって救急車で運ばれた」なんて話を聞いたことがあるかもしれませんが、お餅をよく噛まずに飲み込んだり丸飲みしてしまったりすると、腸壁にくっついて腸閉塞になることも……。
食べてすぐは何の症状もありませんが、お餅が小腸にまで達した頃、腸閉塞を発症することが多いのです。
これには、もち米に含まれるアミロペクチンが溶解しにくく、冷えてくると固くなり粘着性が増すことが関係しています。お餅を食べているときは温かく柔らかいので口の中を通過しやすいですが、お腹の中で温度が下がってくると、腸に詰まりやすくなるのです。
お餅の消化を早めるには、大根おろしにお餅を絡ませた「からみ餅」がおすすめ! 大根のアミラーゼがお餅の消化を助けてくれます。
また、お餅はよく噛んで食べることも大切です。
ついよく噛まずに飲み込んでしまったなんてこともあるかもしれませんが、最初に小さく切っておくと丸飲みしてしまうのを防げますよ!
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参照:小郡三井医師会
イラスト:飛田冬子




