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- 50代でも変化が!腸もみでむくみ・便秘のない体に
お腹を触ってみてください。カチカチの部分はありませんか?「腸の動きが鈍いと水や便、ガスがたまって体がむくみがちに。これが、ぽっこりお腹の原因です」と、“養腸”を提唱・実践している真野わかさん。「腸もみ」で、むくみ・便秘を改善しましょう!
教えてくれた人
真野わか(まの・わか)さん 養腸家、セラピスト、日本養腸セラピー協会会長。腸マッサージや腸の健康を保つ講演や施術、セルフ法など「養腸」の普及に努めています。著書に『1日1分腸もみ』など多数。都内でプライベートサロン&スクール「マーノリブレ」を主宰。この記事では、モデルも担当しています。
腸もお腹回りもすっきり!「腸もみ」とは?
お腹全体が腸! 触って全体を知りましょう
![真野わかさん](https://halmek.co.jp/media/uploads/867974a272f0ac6510d031b25e522a3e1586322530.3438.jpg)
「私のお腹を触ってみてください!」と開口一番に言った、真野わかさん。真野さんのお腹を触ると、ふっわふわでお餅のように柔らかい。
真野さんは腸の動きの大切さに気付き、「腸もみ」を実践し、ぽっこりお腹を解消してきたセラピストです。
もし、自分のお腹を触ったときに、固かったり痛かったりしたら、それがぽっこりお腹の原因になっている可能性も。
「腸が動かないと食べたカスなどをため込み、循環が悪くなり、冷えの原因にもなります。しかも、冷えるとさらに動きが鈍くなる悪循環に陥ります。これを解決するためには、『腸もみ』をしましょう」と真野さん。
「腸もみ」とは、腸をお腹の上からもんで刺激することで腸の働きをよくするマッサージ。
ただ強く押して刺激するのではなく、腸にとって心地よい強さとリズムでもむことで腸をリラックスさせ、いい働きを促します。これによって体にとって必要なものの吸収や、不要物の排泄を助けることができるようになるといった効果が見込めます。
![もう二度とたまらないお腹になる仕組み。腸は動かさないと余計なものがたまり、固くなります](https://halmek.co.jp/media/uploads/6f1a252067bf99860fc44b13c463e9371586322558.9139.jpg)
かちかち便秘? 腸の状態は? まずはセルフチェック!
心地いい、イタ気持ちいい程度に押しましょう。
まずは指で押してお腹の状態をチェックしましょう。利き手を下にして、人さし指、中指、薬指を重ね合わせた手の形を作ります。
指を立ててはいけません。
リラックスして、上の図の10か所を押してみましょう。固い、痛いなど違和感はないですか。その部分は腸の動きが鈍いかも。
これは腸の状態を確認する方法ですが、これだけでも腸は動き出します。立つと自然に腹筋が働いてしまうので、座った状態や寝ている姿勢がベストです。
行うタイミングは、寝起きでも、日中でも、お風呂の中でも。場所は、どこでもOKです。
写真の手の形をつくり、指を重ねた〇の部分で優しく、イタ気持ちいい程度に押します。がんばりすぎる必要はありません。指を立てて押し込むのはNG。お腹の状態を知りましょう。
毎日触っていることで自然と変化が表れます。今日はここが固いなとか、自分の状態を覚えておいて、とにかく毎日触ることを習慣に。気が付けば、ふわふわお腹に改善されているはです。
チェックポイント
- 固いところはどこか
- 痛いところはどこか
- 違和感のあるところはどこか
いいお腹の状態って?
- つきたてのお餅のように柔らかい
- 温かい
小腸もみのやり方
小腸の役目は胃で消化された食べ物の栄養素を吸収すること。小腸の動きが鈍いと食べ物が長時間滞留し、老廃物がたまり、ぽっこりお腹の原因に。手を重ねてグルリと押し回して小腸の動きを整える「小腸もみ」の方法をご紹介します。
写真のように手を重ねてへその上におき、手の形は変えずに動かします。親指側、左手首側、小指側、右手首側と、グルグルと押し回しを繰り返します。
1周5秒くらいのスピードでゆっくり楕円を描くように
手の位置は動かさず、力を加える場所を移動させていく。
大腸もみのやり方
大腸の役割は、小腸で栄養素を吸収した残りかすを便にし、排出すること。
大腸の動きが悪いと、便の流れが滞り、便秘になったり、悪臭ガスが発生。余計なものをため込んでぽっこりお腹の原因になります。ここでは、大腸の滞りやすい場所である5か所を押すことで動きをよくする「大腸もみ」の方法をご紹介します。
大腸が向きを変えているところが、滞りやすい場所です。大腸の流れに沿って、重ねた手で、フーッと息を吐きながら、M字型にゆっくり押します。最後の⑤は円を描くようしっかり押しもみます。
体が以下の状態のときは、腸もみをやらないようにしましょう
- 食後1時間以内
- 体調が悪いとき
腸もみは、やりたいとき、いつ行ってもいいものですが、左に挙げたようなときは注意して、体調に合わせて行ってください。
「腸もみ」実践者が実感!便秘解消、10kgの減量も!?
真野わかさんの母、井上信江さん(75歳)が、腸もみを始める前と現在、別人のようではありませんか!?
「10代の頃からずっと極度の便秘体質で、たまに出てもカチカチのウサギのようなの……。それで娘から、損は絶対ないから『腸もみ』をやってみて、と言われて半信半疑で始めてみたんです」。するとすぐに効果が。
「1週間くらいで便意を感じてウソみたいにスッと。すっきりするし、うれしくてうれしくて」
その後、体重がどんどん落ちて10年でマイナス10kg。その他にもいい効果が現れたとか。「ひざや足首の痛みに悩んでいたのに今はまったくありません。病院も、健康診断と結果を聞く時の年に2回行くだけ」
何歳からでも体は変えられます。「腸もみ」を始めましょう。
![腸もみのおかげで10㎏減量したから、軽々とジャンプもできます!](https://halmek.co.jp/media/uploads/dc7102ccefff4275d331eba05681c68b1586323033.2533.jpg)
![普段行っている腸もみ。今では、ブリッジの姿勢でも腸もみができます](https://halmek.co.jp/media/uploads/5885d127c4ff6ce1bb67fe05d738bfdb1586323050.5078.jpg)
取材・文=原田浩二(ハルメク編集部)、撮影=鈴木真弓、イラストレーション=金子なぎさ
※この記事は2019年7月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。
■もっと知りたい■
![](https://halmek.co.jp/media/account/d8e381e5cb0b9ed8eca7d614d86af39f.jpg)
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