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2021年01月02日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
お正月は、おせち料理があるので主婦のワタシはのんびりしています(幸せ~)。そういえば、実家の母いわく、三が日は掃除も洗濯もしない方がよいのだそう。どうしてかしら? 早速調べてみました。
三が日とは、元日の1月1日から3日までのことをいいます。一般的には、初詣や書き初め、お年玉を贈るなどの正月行事が行われます。
松の内は、家に年神(としがみ)様が滞在する期間です。1月7日までという地域が多いですが、8日、10日、15日までという地域もあるそう。松の内が終わると、門松やしめ飾りなどの正月飾りを片付けます。
お正月は、年神様が、福を持って家を訪ねてきてくれるため、福を払いのけないよう、掃除は控えるべきだとされています。
キッチン、バス、トイレの掃除、洗濯などの水仕事も、年神様を水で洗い流すことになるため、控えた方がよいそうです。
お正月に刃物を使うこともタブーとされていますが、これにはいくつかの説があります。「三が日に刃物を使わなければ、一年間を無事に健康で過ごせる」「包丁で切ることが、縁を切ることにつながる」「三が日は包丁を休ませてあげる」などです。
また、昔の大きなお店では、各地から奉公する「丁稚(でっち)」が集められていましたが、お正月くらいは彼らがしっかり休めるようにと配慮された慣習だともいわれています。
かまどには、荒神(こうじん)様と呼ばれる火の神様がいると考えられています。三が日は荒神様に休んでいただくため、火を使う煮炊きは控えるべきだとされています。
また、煮炊きをする際に出てくる灰汁(あく)が、悪(あく)につながるので縁起が悪いという説もあります。
おせち料理は、もともと年神様へお供えするものでした。仏教の殺生禁止という教えから、675年に天武天皇が僧侶への肉食禁止令を出して以来、神仏へのお供え物からは、豚や牛、馬など四つ足の肉が除かれるようになったのだそう。
四足とは、豚や牛、馬など、4本の足で歩く動物のことです。お雑煮には鶏肉が入っていますが、鶏は2本足なので例外なんですって(なるほど!)。
お正月にお金を使い過ぎると、その一年間はお金が貯まらないという言い伝えです。初詣のおさい銭は大丈夫だそうです。
お正月の三が日にやってはいけないことって、たくさんあるんですね。現代ではそこまで厳密に守られることはありませんが、心に留めておこうと思いました。
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参照:All About
イラスト:飛田冬子