年賀状はいつまでに返せばいいの?
2024.01.092020年01月02日
素朴な疑問
初夢といえば「一富士 二鷹 三茄子」。その続きは?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
みなさん初夢は見ましたか? 初夢で縁起がいいと言われているのが「一富士二鷹三茄子」! でも富士山と鷹はなんとなく縁起がいいのはわかるんだけど、3番目が茄子っていうのはどういうことなのかしら(笑)。
しかも、4番目以降もあるっていうから驚き! 知らないまま大人になってしまったので、調べてみることにしました!
「一富士 二鷹 三茄子」には続きがあった!
4つ目は「扇」でした! これは、扇を広げたときの形が末広がりで縁起がいいからという理由から。
5つ目は「たばこ」で、たばこの煙がふわりと上がっていく様子を「運気が上がる」ことになぞらえたためといわれています。
6つ目は「座頭(ざとう)」で、これは頭髪をそった琵琶法師を意味しています。頭髪をそった=毛がないことから「怪我ない」に通じるので縁起がいいとされているのだとか。なるほど。ダジャレっぽい意味が込められているのが面白いですね!
「富士山」「鷹」「茄子」の意味
それはそうと、「一富士 二鷹 三茄子」は、初夢で見ると縁起がいいといわれている江戸時代からのことわざですが、3つ目になぜ茄子が来るのか不思議に思ったことはありませんか? 富士山と鷹は、何となく意味が想像できるけれど、なぜ茄子なのって。この茄子の解釈には諸説あるようです。
そのうちの一つが「高きをなす」、または、成し遂げるという意味の「成す」を意味するという説。もう一つは、茄子は実がよくなることから子孫繁栄の意味で縁起がいいとする説です。
ちなみに富士山には日本一高い山、そして、末広がりという意味の他、「無事」を意味しているという説もあるのだとか。大空を飛ぶ鷹には、茄子と同様「高きをなす」の意味が込められているようです。
また、「一富士 二鷹 三茄子」の3つが、徳川家康の好物だったという説。富士山、愛鷹(足高)山、初物の茄子の3つが、徳川家康ゆかりの駿河の国(静岡県中部)で ”高いもの” の代表だったからという説もあるようです。
「一富士 二鷹 三茄子」の続きが「扇」だったのは意外でした。いずれにしても、江戸時代の人たちは、ことわざの中に無病息災や心願成就の願いを込めていたのですね。その気持ちは今のワタシたちと同じなのだなと思いました。
続きがわかったので、お正月はこの話題を出してみることにします。「一富士 二鷹 三茄子の続きはな~んだ?」。きっとうちの家族は誰も答えられないはずよ!
※この記事は2020年1月の記事を再編集して掲載しています。
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参照:じぶん銀行
イラスト:飛田冬子