2019/01/03 1

お年玉の由来って何?

 

お正月を迎えるに当たって、ちょっぴり楽しくも切ない作業がお年玉の準備。可愛いポチ袋を選んだり、「あの子はもう〇歳になったのねえ」なんて考えたりするのは楽しいけれど、お正月に子供に会えば会うほど出費がかさむのは正直厳しいものがありますよね。出費があまりにも多すぎると「誰よ! お年玉なんて考えた人は!」とついつい内心で思ってしまったりして……。

 

でも本当に、お年玉を思いついた人って誰なんでしょう? 不思議に思い、お年玉の由来を調べてみると、なんと昔のお年玉はお餅だったことが発覚しました! 

 

昔は、お正月に「歳神様(としがみさま)」を迎えるお祭りがありました。「歳神様」のお祭りでは門松を立て鏡餅をお供えしていたんです。それってほとんど今のお正月と変わらないんじゃ……? と思いますが、今のお正月に「歳神様」という言葉はほとんど聞きませんね。そして、供え終わった鏡餅を家族が「おさがり」にして食べていたのが、お年玉の始まりなんだとか。「歳神様」にお供えすることで「御魂(みたま)」がやどったお餅を、家長が家族に分け与えることを「御魂分け」と呼んだんですって。そしてこのお餅のことを、昔は「御歳魂(おとしだま)」と呼んだのだそう。この「御歳魂」を食べることで、神様の力に触れ、ご加護を頂き、1年を無事に過ごせるようにと祈ったんです。昔は、お年玉は周囲の大人ではなく神様から頂くものだったんですね。

 

ここでポイントなのが、昔は鏡餅を家長が家族に分け与えていたという点。昔は、家族の中でも家長や一族の長老が「歳神様」の代理人だったんです。このことが、お正月に年長者からお年玉をもらう風習のきっかけになったんですって!

 

ちなみに歳神様の「トシ」とは、本来は稲の実りを意味する言葉だったそう。稲は1年に1度しか実りませんから、「トシ」は自然と1年を表す言葉に変わっていったんですね。つまり、「歳神様」は「歳」を回す神様である以前に、稲の神様であり、稲の実りをもたらす神様でもあるのです。

 

この「おとしだま」をもらうことで、昔の人はみんな等しくお正月に歳をひとつ重ねていたのは有名な話ですから、知っている方も多いかもしれませんね。昔の人は、魂=命ができた瞬間から「1歳」と数えていたので、お母さんのおなかの中にいる時点で既に1歳。だから、生まれた次のお正月を迎えて「おとしだま」をもらうと、2歳になるのです。これが「数え年」といわれる年齢の数えかたですね。確かに、小学校に入ったばかりの子供は「0年生」ではなく「1年生」であると考えると、生まれてきた子供が「1歳」なのもなんだか納得がいくような気がします。

 

お年玉はほしいけど、歳はとりたくないものです

 

イラスト:飛田冬子

 


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