お金の疑問・不安を解消!
資産運用、相続、ローンまで!お金の「よくわからない」をプロに気軽に相談できる♪
2022年05月02日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
暖かくなってくると汗をかく機会が増えて、気になるのが汗の臭い。一人のときは気にならなくても、お買い物のレジで並んでいる最中などちょっとしたときに「ワタシ今、汗臭くないかしら?」と気になることがあります。
脇の臭いは自分では気付きにくいなんて話を聞いたことがあるのですが、本当でしょうか? 気になったので調べてみました!
人は、脇の臭いを含めて、自分自身の体臭を自覚するのが難しいそうです。なぜかというと、鼻が臭いに「順応」するため。
体臭だけでなく他の臭いでも同じで、強い臭いや不快な臭いも、しばらく嗅いでいるとその臭いに慣れ、自覚しなくなります。
確かに言われてみれば、美容院のパーマ液の臭いも、病院の消毒液の臭いも、いつの間にか気にならなくなっていることがほとんどです。
順応が起こるのは鼻ではなく、脳の問題。鼻が臭いを感じ取っても、脳がその情報の受け取りを拒否するので、臭いを感じなくなる(=鼻が臭いに慣れる)のです。
これは人間が野生だった頃の名残りで、同じ臭いばかりを嗅いでいると新しい外敵が来たときにわからないため、時間とともに同じ臭いは感じなくなり、新しい臭いを嗅げるようになっているそう!
臭いがわからなくなることを「鼻がバカになる」「鼻が麻痺する」なんて言うことがありますが、実は生き残るための機能だったなんて……!
脇の臭いが気になる症状というと「ワキガ」が思い浮かびますが、ワキガを判断する明確な基準はありません。ワキガは医学的には病気ではなく、「ワキから個性的なニオイがする状態」と捉えられています。
クリニックなど医療機関では、ワキガかどうかを以下のような方法で診断します。
欧米の場合、国民の70~100%がワキガ体質といわれるほど一般的で、日本でも約10人に1人はワキガ体質であると考えられているそうです。
実は、汗そのものは無臭です。それなのに気になる臭いがするのは「菌」が原因! 人間の皮膚に存在する常在菌が汗を分解することで、臭いが起こります。
菌は時間がたつほど増殖して臭いの原因になるため、こまめな臭いケア対策がおすすめです。
■人気記事はこちら!
参照:銀座長澤クリニック
イラスト:飛田冬子