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2022年04月15日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
家の中ではしばらく見ていなかったのに、暖かくなってきたからなのか、見てしまったんです……黒くてすばしっこい、あの虫──ゴキブリを!!
しかも不運なことに、その日そのとき、自宅にいたのはワタシ一人だけ……! だけど、逃して怯えて過ごすことになるのは嫌なので、勇気を奮い立たせ、その辺にあった新聞紙を丸めて振り回し、なんとか事なきを得ました。
そういえば昔「北海道にはゴキブリがいない」と聞いて、羨ましいわ〜なんて思ったことがあります。でも本当かしら? 気になったので、調べてみることにしました!
ウェザーニュースが2019年に北海道・東北地方限定で行った「あなたがお住まいの道県でゴキブリを見たことがありますか?」というアンケートによれば、北海道でも約22%の人がゴキブリを見たことがあるそうです。
「北海道にはゴキブリがいない」という都市伝説が有名ですが、北海道にもゴキブリがいた……!
種類としては本州と同じように、チャバネゴキブリやクロゴキブリが見られるそう。また、暖かい場所を好むワモンゴキブリも見られるようになってきているんだとか。
でも、本州に比べて少ないとはいえ、北海道にゴキブリがいるならばなぜ「北海道にはゴキブリがいない」という噂が広まったんでしょうか? さらに調べてみると「昔は本当に北海道にゴキブリがいなかったから」と考えられていることがわかりました。
ゴキブリの生息分布の北限は、1980年頃までは青森だったそう。しかし、1991年頃には北海道でゴキブリの定住が進んでいたといわれています。
物流のコンテナやトラック、引っ越しの荷物、青函トンネルなど、流通手段が発展した影響で、ゴキブリも一緒に北海道にやってきたと考えられています。
また、ゴキブリは寒さに弱く20℃以下の土地では繁殖がしにくいことが弱点ですが、家電の普及や暖房施設の整ったビルの増設、温暖化などによって分布を広げています。
津軽海峡を越え、はるばる北の大地へ進出したゴキブリ。苦手を克服するそのたくましさは尊敬してしまいますが、それでもやっぱり「もう二度と遭遇したくない!」と思ってしまうワタシなのでした……。
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参照:ウェザーニュース
イラスト:飛田冬子